ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

除染時の障害防止へ指針案/放射線管理者を選任/厚労省

2011年12月13日 02時30分34秒 | 障害者の自立

 厚生労働省は9日、除染などの作業に当たる労働者の放射線障害防止ガイドライン案をまとめた。建設業など「汚染等事業者」の安全衛生管理体制などを初めて提示。事業者は放射線管理者を選任した上で、衛生管理者の管理のもと障害防止業務を行う。衛生管理者は50人以上の作業所ごとに置くことになっているが、小規模自治体の除染事業は「集落単位での発注が見込まれ、数人から数十人規模」(環境省)にとどまるとみられ、今後、衛生管理者の確保・育成、電離放射線知識の習得(教育)が課題になる。
 また、労働者の被ばく状況の管理は、下請けなど個別事業者ごとに管理するのではなく、元請事業者が「関係請負人(下請け)の労働者を含めたすべての除染業務従事者の一元的な線量管理を実施」と明記。「元請け一元管理責任に強く踏み込んだ」(厚労省)管理体制をとることにした。
 ガイドライン案は9日に開いた専門家検討会に、除染等業務特別教育テキスト案や作業者の障害防止簡易濃度測定法法案、放射能濃度判別マニュアル案とともに提示。検討会報告書に詳しく盛り込まれずガイドライン案で示した管理体制やスクリーニング検査場所の設置基準、作業場所から持ち出す物品や車両の汚染検査の扱いなどを議論した。
 スクリーニング検査場所は原則、事業者が作業場所とそれ以外の場所の境界に設置する。ただ、事業者が複数の作業場所で業務を実施するときは、一定の汚染拡大防止措置をとった場合に限り、集約検査場所の設置を可能とした。また、発注者による設置も認めるが、事業者が使う際は防止措置の実施が条件となる。
 ガイドラインは、22日公布予定の放射性物質汚染土壌除染業務の電離放射線障害防止規則(除染則)で事業者に義務を課す内容のほか、事業者が講じることが望ましい内容なども含めて提示。除染事業者に加え、一般の事業者や住民、ボランティアなども活用することを前提に、放射線障害防止対策を具体的に示す。厚労省は近く検討会を開いてガイドラインをまとめ、除染則と同時の公表を目指す。.

日刊建設通信新聞 [2011-12-12]

佐藤さん(矢巾)が大臣表彰 印刷業で自立35年

2011年12月13日 02時27分16秒 | 障害者の自立
 矢巾町東徳田で印刷業を営む佐藤賢(たかし)さん(61)は本年度の障害者自立更生等厚生労働大臣表彰を受けた。本年度の表彰は全国で21人、県内では佐藤さんが唯一。障害者の就職先がほとんどなかった35年前、自ら開業する道を選んだ。佐藤さんは苦労が多かった開業当時を振り返り「体が続く限り印刷業を続けたい」と喜びに浸る。


 佐藤さんはホテルの調理師として働いていたが、22歳ごろに脊髄の病気にかかった。手術を受けた後、まひが残って車椅子生活となった。

 自宅療養を経て、自立を目指し県身体障害者更生指導所に入所。孔版タイプを学んだ後、1976年に自宅で印刷業を始めた。

 79年に妻喜美子さんと結婚してからは二人三脚で営み、現在は「コピントハウス・サトー」の社名で、版下制作や名刺印刷を手掛ける。


【写真=厚生労働大臣表彰を受け、川村光朗町長からたたえられる佐藤賢さん(左)】

岩手日報 (2011/12/12)

インフォ・クリエイツ、ウェブアクセシビリティJIS X 8341-3:2010に対応したソリューションを提供

2011年12月13日 02時22分22秒 | 障害者の自立
Webサイト作成支援のインフォ・クリエイツ(IFC)は、2010年8月に改正した高齢者や障害者等に配慮したウェブアクセシビリティ規格「JIS X 8341-3:2010」の対応に必要な適合判定、修正、検査証作成などの業務を支援する「IFC JIS:2010ソリューション」の提供を12月1日に開始した、と同日発表した。同社がJIS X 8341-3:2010適合判定サービスを行う際に使用していた「JIS:2010判定ツール」などをクラウド環境に実装し、ウェブアクセシビリティに精通していなくても利用できる。

IFC JIS:2010ソリューションはウェブサイト制作会社、ウェブサイト管理者、アクセシビリティ判定技術者を育成する企業や団体向けに提供する。クラウド環境で提供するため、インターネットに接続したPCからIFCのクラウドに接続すればすべての機能が利用できる。実装したJIS:2010判定ツールは、プログラム診断実行後、適合判定個所を表示し、判定漏れを防止する。また、更新した部分だけを再診断することができるという。

インフォ・クリエイツ
http://www.infocreate.co.jp/

Web担当者Forum - 1 時間前

介助旅行を後押し ベンチャー 金沢に「観光案内所」

2011年12月13日 02時14分00秒 | 障害者の自立
手配から入浴介助など幅広く


 北陸を観光するお年寄りや障害者へ介助サービスを提供する拠点「石川バリアフリー観光案内所」が、金沢市のポルテ金沢に開設された。常駐するホームヘルパーの女性職員が、付き添いやバリアフリー施設の紹介をする。オーダーメードの旅も組み立て、旅行の後押しをする。


 運営するのは全国で六案内所をもつ介護ベンチャー「旅のお手伝い楽楽」(京都府)。石川案内所は北陸三県をカバーし、北陸へ来る人だけでなく、北陸から旅立つ人も利用できる。各手配から入浴介助、アルバム作成までサービスは幅広い。


 先祖ゆかりの土地を訪ねようと十一月に京都市から石川県へ来た九十六歳と六十八歳の母娘は、車いすを難なく扱える運転手のタクシーで移動。白山比●(め)神社や鶴来の町並みを訪問した。母は「ここまで来られるとは思わなかった」とうれしげな表情を浮かべた。


 母親の介護をしてきた娘は取材に「これまでは旅行に行ったのか何なのか分からないこともあった。でも、今回は安心して旅行を楽しめた」と話した。何より「また行けるわ」と母娘で旅行に自信を持てるようになったという。


 店舗マネジャーの長谷川幸子さん(49)によると、観光はおろか、介助の余裕がないために墓参や冠婚葬祭への出席をあきらめるお年寄りや家族は少なくないが、旅に出ることで、リハビリに励むなど前向きになることもあるという。「他人の手を借りて、旅行ができることを知ってほしい」と長谷川さんは強調する。


 付き添い介助は有料だが、バリアフリー施設の情報提供や旅の相談は無料。問い合わせは観光案内所=電076(261)6610=へ。 

(●は、くちへんに羊)


京都市から来た女性(右)に付き添う長谷川さん=金沢市の兼六園で

中日新聞 2011年12月11日

ポケットのなかから世界へ発信!! 覚えて楽しい“スマート点字”

2011年12月13日 01時46分40秒 | 障害者の自立
 テンキー入力に慣れてしまって、母音を上下左右に振り分けた“フリック入力”はまだちょっと……という方いませんか? 僕はそうです。どうせこれからフリック入力を覚えるなら、もっと楽しく学びたい。そんな人にオススメしたいのがAndroidアプリ“スマート点字”です。



 このスマート点字を取材するにあたり、お邪魔したのは『第32回出版UD研究会』。この日のテーマは『視覚障害者も使えるスマートフォン・読書端末をめざして』でした。発案者である長谷川貞夫さんとアプリ開発者である武藤繁夫さんにお話をうかがってきました。


長谷川貞夫さん.社会福祉法人桜雲会・体表点字研究プロジェクト代表、日本Androidの会福祉部。元・盲学校の教師。


武藤繁夫さん.“スマート点字”の開発者。セパン24時間耐久レースでも使われたGPSでラップタイムを刻む“Laproid”も開発。

 スマート点字は、スマホで点字を入力するアプリ。点字は横2点、縦3点の合計6点で1文字を構成しています。これを説明しやすくするために、2点ずつ、上段、中段、下段と3段に分けて考えます。たとえば“あ行”なら、

“あ”は上段左の1点、

●〇
〇〇
〇〇

“い”は上段左と中段左の2点、

●〇
●〇
〇〇

“う”は上段の2点、

●●
〇〇
〇〇

“え”は上段2点と中段左の1点、

●●
●〇
〇〇

“お”は上段右1点と中段左1点、

〇●
●〇
〇〇

と書きます。ここまで下段2点と中段の右1点はまったく使われてません。これはどういうことかというと、実は“か行”以降の子音で使うために空けているのです。では、か行はどうなっているか。

“か”は

●〇
〇〇
〇▲

“き”は

●〇
●〇
〇▲

“く”は

●●
〇〇
〇▲

“け”は

●●
●〇
〇▲


“こ”は

〇●
●〇
〇▲

という感じで、母音とは別に下段右の▲が“か行”であることを表わす子音部になっています。このような感じで“ら行”まで中段右1点と下段2点の組み合わせを変えて規則的に並んでいます。例外は“わ行”と“ん”。

“わ”なら下段左1点のみ。

〇〇
〇〇
●〇

“ゐ”なら中段の左と下段の左1点ずつ、

〇〇
●〇
●〇

“ゑ”なら中段2点と下段左1点、

〇〇
●●
●〇

“を”なら中段右1点と下段左1点、

〇〇
〇●
●〇

“ん”なら中段右1点と下段2点、

〇〇
〇●
●●

となります。ほかにも促音(小さい“っ”)や長音(音引き“ー”)や句読点などの例外もありますが、上・中・下段2点ずつの6点点字は、基本的には頭に母音と子音の形さえ浮かべば、誰でもすぐに入力できるような構造になっています。暗号みたいで男の子心をくすぐられませんか? ちなみに、“め”は、

●●
●●
●●

と、6点すべてを使います。これは漢字の“目”からきているとのことで、日本語用の点字をつくった人がこの6点を基準に50音を割り振っていったといわれています。洒落てますよね? と長谷川さんは語りました。こういうお話、グッときます。


 そもそも6点点字の起こりは1825年、フランスのルイ・ブライユさんという人が、軍人が使う12点式の夜間命令用暗号を改良して、アルファベット用の6点点字を開発したのが始まりです。あながち、暗号に似ているという解釈も間違いではないということですね。

 話を本題、スマート点字に戻しましょう。このスマート点字もやはり考え方は上・中・下段に分けて入力を行ないます。上段から順にフリックとタップで点のあるなしを入力してやるわけです。たとえば、“あ”を入力する場合は上段左1点のみなので、左にフリックして中段と下段はタップで流します。

●〇(左にフリック)
〇〇(タップで次の段へ)
〇〇(タップで次の文字へ)

 “い”なら上段と中段の左1点ずつなので、まずは上段で左にフリック、中段でも左にフリック、下段ではタップ。

●〇(左にフリック)
●〇(左にフリック)
〇〇(タップで次の文字へ)

 続いて“う”は上段2点。上段で下にフリックします。

●●(下にフリック)
〇〇(タップで次の段へ)
〇〇(タップで次の文字へ)

 ちなみに右の1点だけ入力したい場合は、右フリックをします。このように左フリック、右フリック、下フリック、タップだけで2点のあるなしを入力できる仕組みです。

 実用的でおもしろかったのは、3回タップすると点がどこにもない状態、マス空け(全角アキ)となり、縦に指をごしごしすると最後に入力した1文字を消す、バックスペースになるところ。

 上・中・下段で都合3回のフリック操作で1文字を入力するのは普通のフリック入力よりも操作回数が多いのですが、フリック入力画面は広く、テンキー表示のように指先をボタンに合わせる必要がないため、慣れればポケットのなかでも入力できるようになるのが良い点です。

 稚拙な想像で申し訳ないのですが、たとえば銀行強盗に襲われたとき、ポケットのなかで強盗に悟られずに中の様子をツイートやメールで外部に発信することができるってことですよ。たまらず長谷川さんにこんな使い方はどうですか? と聞いたら、「ああ~、いいですねぇ」と笑顔で感心してくださり、なんだか先生に褒められた学生さんのような気分になりました。(なにかほかの良い例がなかったのかオレ!)

 長谷川さんいわく、視覚障害者は常にタッチパネルと戦ってきたとのこと。大きなところでは鉄道券売機のタッチパネル化(のちにテンキーも採用)、金融機関のATM(テンキー付きハンドセットで対応)、そして今年のスマホブーム。

 しかし、このアプリがあればスマホのようにタッチパネル機が大半を占めても、点字さえ覚えれば入力が簡単にできるようになります。入力後は、合成音声による読み上げも行なってくれます。つまり、視覚障害をもっていても自由にスマホが選べるということです。

 長谷川さんは週刊アスキーの強烈なファンで、毎週欠かさず介助の方に端から端まで読み聞かせてもらってるとのこと。77歳で全盲と、ご高齢で視覚障害を持ちながら『Galaxy S II LTE』にしようか『GALAXY NEXUS』にどちらにしようか? などスマホマニア、ジャイアン鈴木ばりの悩み方をしてるのかなと考えたら胸が熱くなりました。

 長谷川さんと武藤さんの目指すゴールは、視覚障害者だけに便利なアプリではないといいます。

 発案者の武藤さんはいままではひとりでつくってきたが、さらなる改良と普及のためには時間もお金も人手も必要という思いを吐露。ゆえにスマート点字は視覚障害者のためだけではなく、もっと広い層にも使ってもらい、さまざまな人が利益や利便性を得られるようなサイクルにしなくてはいけないとおっしゃってました。

 研究会の後半、長谷川さんは武藤さんに、「この調子でぜひiOS版やWindows Phone版も」とおっしゃったところ、武藤さんが、「僕ひとりでは大変ですよ~」と苦笑いし、会場でどっと笑いが起きるという場面も。いや、実際ひとりでつくるのは想像できないぐらい大変なはず。

 しかし、来場者からは、普及のために各国版を出しみるのはどうですか? という提案が飛び出したところ、実はもう英語版はつくってしまったと披露。たとえば“f”と“r”と続くと“Friend”という意味になる“縮字”もきっちりプログラミングされており、武藤さんのものづくりへの情熱を垣間見えました。

 というわけで、スマート点字、興味がある方は無料なので、ぜひAndroidマーケットからダウンロードして試してみてください。

●関連サイト  

長谷川貞夫さんのブログ http://ubq-brl.at.webry.info/

スマート点字   https://market.android.com/details?id=jp.tmhouse.SmartBraille#?t=W251bGwsMSwxLDIxMiwianAudG1ob3VzZS5TbWFydEJyYWlsbGUiXQ..

ASCII.jp   2011年12月12日18時00分