ゴエモンのつぶやき

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周囲の偏見こそが自立の障害 生活保護受給者の就労支援で5人が就職 横浜市

2011年12月24日 02時16分10秒 | 障害者の自立
 今秋、生活保護受給者の就労支援の取材で横浜市中区の寿町を訪れたことが忘れられない。つい最近、支援を受けたうち5人が就職を決めたと聞いたときは、自分のことのようにうれしさがこみ上げ、「よかった」と思わず手をたたいてしまった。同町には日雇いの労働者が集まる。横浜総局に赴任して2年がたつが、足を運んだことはほとんどなかった。最初はいくらかの緊張と不安を抱えながら取材に向かった。

 横浜市は生活保護受給者の数が全国ワースト3に入る多さ。区別トップの中区では寿町の受給者が大半を占める。生活保護費を削減しようと、市は専門職員を配置し対策に取り組んできた。10月からは新たな就労支援として、生活指導から技術習得までをトータルサポートする「寿地区街磨き・人研(みが)き講座」を始めた。

 同市の林文子市長の定例会見で取り組み開始の発表を聞いたときは、個人的に疑問を感じた。「ラジオ体操など日常の生活リズムを整え、履歴書の書き方から学ぶというのはやりすぎではないのか?」。それが、取材をしようと思ったきっかけだった。

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 10月の入所式から約1カ月がたった11月中旬、寿町の福祉施設では、県ビルメンテナンス協会による清掃活動の実技指導が行われていた。プロの清掃は妥協を許さない。受講生はほうきの持ち方から雑巾がけの方法、床を磨く電動の清掃機器「ポリッシャー」の使い方まで教わる。一つ一つが神経を使う作業だ。

 青森県出身の渡辺和夫さん(55)=仮名=はきちょうめんな性格のようだった。清掃作業では隅々まで点検を怠らない。かつてはとび職をしていたが、体調を崩して数年前に辞めてから、寿町の簡易宿泊所に住んでいる。

 「おれはさ、三重苦なんだよ」とおどけた。「まずジジイだろ、病気しただろ、それに寿(町)に住んでいる」。寿町在住というだけで、採用を断られるケースもあるという。そんな渡辺さんに「あんただって、この町やわれわれ住人に偏見があるだろう」と言われ、どきっとした。講座を最後まで続ける人は多くないのではと当初考えていたからだった。

 生活のリズムが乱れている人ほど講座の必要性は高いが、そうした人は途中で辞めてしまうのではないか。市の就労支援事業だとしても、本人が心から就職、自立を願い動かなければ意味がない。市職員らが声をかけたという受講生のうち、どれだけの人が、自らの意志で受講を希望したのかも不明だった。

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 予想はいい意味で裏切られていった。途中で辞めた人は1人。修了式の日、渡辺さんも明るい表情で修了証を受け取っていた。別の男性に話を聞くと「普段は1人だけど、ここに来て人前で話すことの練習にもなった」と笑顔を見せた。受講生は50代以上の男性。ほとんどが一人暮らしで講座に来ることが楽しみになったのだという。

 私は「偏見」という渡辺さんの言葉もあり、自分の持っていた印象を大いに恥ずかしく思った。渡辺さんの言う「三重苦」を作っているのはまさに、偏見なのだ。

 支援対策は就職をして、その後の自立につなげていくことが目標。講座を担当した社会福祉法人「神奈川県匡済会」の妹尾光治さんは「すぐには結果が出ないかもしれないが、見守ってほしい」と訴える。

 同講座は12月になり、第2期生約20人が受講を始めた。師走も半ばを過ぎ、第1期生の約15人のうち渡辺さんを含め5人が就職したと聞き、心からうれしく思う。そして、不景気の中でも1人でも多くの人が生き生きと前向きに暮らせる世の中になるようにと、年の瀬に願う。

 【用語解説】横浜市の生活保護 横浜市の生活保護費は19年連続で増え続け、平成22年度の決算額は約1139億円。大阪市、札幌市に続く額となった。今年度予算は過去最高の約1221億円。生活保護の受給者数は11月末現在で4万9211世帯の6万7686人、寿町地区のある中区が約2割を占め、8294世帯の9096人に上る。うち寿町地区は5729世帯の5762人となっている

MSN産経ニュース 2011.12.23 17:56

「私たちと一緒に働きませんか?」 障害者支援施設(通所)みやうち

2011年12月24日 02時09分36秒 | 障害者の自立
 「障がい者の純真な笑顔に癒される毎日です」。そう話すのは障害者支援施設みやうちで働く安藤さんと吉崎さん。支援員として利用者の生活介助などをしながら、毎日和やな職場で積極的に働いている。20〜40代までの若手が多く活躍する職場は、アットホームな雰囲気。休憩中には職員同士の笑い声が絶えず聞こえてくる。

 「本当に心から笑って働けるのが他の職場にない魅力ですね」と安藤さん。職員の思いに対し、素直な気持ちで受け答えしてくれる利用者も多いので笑顔が絶えない日々が多いという。

 福祉分野で働くことが初めての人でも先輩たちが丁寧に教えてくれるので未経験者でも問題なし。「知識や技術以上に大事なのは相手を思いやる心。介助の仕方などは入ってから学べるので安心して下さい」と吉崎さん。

 募集条件は実働7・5時間の週5勤務。土日祝日が休み。ブランクがある人でも気軽に働ける職場なので、興味がある人はまず気軽に相談してみては?


「笑顔が絶えない職場です」と話す、安藤章さん(左)と吉崎美智子さん(右)

2011年12月23日号 タウンニュース

買い物支援へ交流朝市

2011年12月24日 02時07分36秒 | 障害者の自立
 地域活性化や買い物が不自由な高齢者などの支援につなげようと、地域交流朝市が23日、大分市大津町であった。県社会福祉協議会の呼び掛けで、県内の企業や授産施設など11団体が出店した。売り上げの一部は東日本大震災の義援金になるという。

 会場では中津市の「知的障害者20+ 件授産施設もみじ園」の通所者や職員らが餅つきを実演、つきたての餅が約300人に無料で振る舞われた。きな粉や酢じょうゆに付け、買い物客らは舌鼓を打っていた。大根やみかんなどの野菜や花の苗なども販売され、会場は正月用に買い求める大勢の人でにぎわった。

 大分市西浜の自営業末永喜子さん(67)は「お正月用に植えるパンジーの苗を買いました」と笑顔だった。

=2011/12/24付 西日本新聞朝刊=

障害者施設利用者に靴下贈る

2011年12月24日 02時05分38秒 | 障害者の自立
 佐賀市の社会福祉法人「めぐみ厚生センター」が運営する知的障害者20+ 件施設「富士学園」(同市富士町)で23日、クリスマスパーティーがあり、同学園に隣接する生活介護事業所「ウィズ富士」の利用者を合わせて計140人にプレゼントの靴下が贈られた。

 大手スーパーのイオンが取り組む地域貢献の一環。イオン佐賀大和店の従業員3人がサンタクロース姿で訪れ、クリスマスソングが流れる施設内で一人一人にプレゼントを手渡した。
50代男性は「靴下は大切に使います」と笑顔で語った。

=2011/12/24付 西日本新聞朝刊=

要援護者受け入れで協定/坂出市、福祉3団体と

2011年12月24日 02時01分37秒 | 障害者の自立
 坂出市は22日、災害時に要援護者を受け入れてもらうため、市内で福祉施設を運営する法人など3団体と「福祉避難所に関する協定」を結んだ。東日本大震災を教訓にした災害対応策の一環で、大規模な地震や台風などの際、高齢者や障害者20+ 件らが安心して生活できる環境を整えるのが目的。

 協定を結んだのは、社会福祉法人「若竹会」(河崎春海理事長)と医療法人社団「五色会」(佐藤仁理事長)、市福祉老健施設連絡協議会(渡辺基彦会長)で、災害時に開放される施設は計17カ所。

 各施設は二次避難所として位置づけ。運用は、公民館や学校など一般の指定避難所に避難した住民のうち、特別な支援を要する人は介護スタッフや特殊な福祉設備が充実した施設に移ってもらう仕組み。

 この日、坂出市役所で行われた協定書調印式には、綾市長と各団体の代表者が出席。綾市長は「災害発生時に高齢者や障害者20+ 件が安心して生活を送るためにはプロの力が必要。協力をお願いしたい」とあいさつ。渡辺会長は「安心のまちづくりのため、少しでも力になりたい」と述べた。

 市は、年度内にも災害時要援護者避難支援計画を策定し、対象者の全体像を把握。必要なら他の福祉施設にも協力を要請する。

四国新聞 2011/12/23 10:00