ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

南北の共生目指す大阪・コリアンタウンに期待と不安

2011年12月21日 02時15分20秒 | 障害者の自立
 金正日総書記の死去が報じられた19日、大阪市生野区のコリアンタウンで共生を目指し、街の活性化に取り組む在日韓国・朝鮮人らの間には期待と不安が交錯した。

 「後継者の資質にもよるが、体制が変わり、経済中心主義になれば、対外関係も改善し、在日社会にも良い影響を与えるのでは」と期待を込めるのは「コリアボランティア協会」の鄭炳熏(チョンビョンフン)代表代理。

 同協会では南北住民が一緒に障害者や高齢者の無償介護、阪神大震災の復興住宅の巡回などのボランティア活動を続けてきた。鄭さんは韓国籍だが、協会代表の康秀峰(カンスボン)さんは在日朝鮮人。日本人も加わり“多国籍メンバー”で活動している。

 鄭さんは「在日社会の南北住民は古くから一緒に暮らしており、たとえ本国が混乱しても深刻な対立は起きない」と話す。

 コリアンタウンの中心地・御幸通中央商店会の籠(かご)本浩典会長も「商店街を盛り上げるということで団結しているので、地域の連帯に影響はない」と言い切る。

 同商店会も含む御幸通商店街(同区桃谷)では毎年、朝鮮学校の生徒が朝鮮舞踊を披露したり、韓国人俳優によるトークショーやライブを開催したりする「共生祭り」を開催している。

 一方、韓国民団生野西支部の呉輝邦(オフィバン)事務部長は「北朝鮮国内が混乱し、その影響は在日朝鮮人社会にも波及してトラブルが起きたりしないか」と気をもんだ。

 在日朝鮮人の住民らが喪に服し、年末年始のかき入れ時に“自粛ムード”が広がることで街全体の活気が失われることも気がかりだという。

 生野区内の別の商店街の日本人店主は、南北住民の関係を「表面上はうまくやっているが、在日朝鮮人の人はプライドが高く、韓国籍の人と本音で付き合えていない節がある」と分析。「南北関係が不安定になり、潜在的な対立が表面化しなければいいが」と不安を口にした。

MSN産経ニュース 2011.12.20 13:24

富士レークホテル:バリアフリー化「優良賞」で表彰 /山梨

2011年12月21日 02時13分03秒 | 障害者の自立
 「富士レークホテル」(富士河口湖町船津)が今年度の「バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰」に選定され、内閣府特命担当大臣表彰優良賞として表彰された。表彰は全国5件のうちの一つ。

 1932年創業。富士五湖のリゾートホテルの草分けの老舗。健常者や障害者、年齢を問わず誰でも利用できるユニバーサルデザインには99年に取り組み始めた。客室の浴室に車椅子など体の不自由な人でも湯を浴びられる設備を設置したのを皮切りにバリアフリー化を進めた。「食」のユニバーサル化にも「一口大」「きざみ食」「ミキサー食」などに取り組んでいる。

毎日新聞 2011年12月20日 地方版

事故で全身まひの男性 絶望超え新たな一歩 高砂

2011年12月21日 02時05分32秒 | 障害者の自立
 すべての人が笑顔で暮らせるまちづくりを‐。交通事故で首から下の自由を失った島本卓さん(26)=高砂市中筋=が、スポーツを通じて、障害者の社会参加や健常者との相互理解を図る団体「ユニバーサルTAKASAGO」を立ち上げた。どん底からはい上がり、第二の人生に情熱を傾ける。


 パチンコ店の従業員だった2006年12月。友人の運転する車がカーブを曲がりきれず電柱に激突し、助手席の島本さんは頸椎を損傷。首から下の自由を失った。

 1日24時間、介助が必要な生活。外出すると周りの視線が気になった。「このままじゃ人を寄せ付けなくなる」。好きなスポーツに関わることで変わろうと決心した。

 昨年の冬、神戸製鋼ラグビー部にメールを送り、練習や試合を見学した。以来、積極的に出かけるようになり、福祉施設関係者や障害がある運動選手らに交友を広げて、団体の設立準備を進めた。「普遍的な」「すべての人々の」との意味がある「ユニバーサル」の名前に、地元高砂をもっと障害者20+ 件に暮らしやすい街にしたい、との思いを込めた。

 口にくわえた割りばしで、パソコンや携帯電話を駆使し、施設や企業との関係づくりに励む。25日には、加古川養護学校の生徒数人を、ラグビートップリーグの神鋼‐東芝戦(神戸・ホームズスタジアム)に招待する。障害者20+ 件と健常者が一緒に楽しめる柔道イベントも計画中だ。

 「事故に遭い、できないことばかりだと思ったのが、今はできることはたくさんあると思える」

 教育現場への助言、障害者20+ 件の雇用促進、障害者の職場への適応を支援するジョブコーチの周知など構想は膨らむ。「当事者が発信することで、健常者と障害者の距離を縮めたい。目標ある限り、ゴールはありません」

 島本さんは活動をブログで紹介している。http://a‐b123.way‐nifty.com/blog/


電動車いすに乗り、夢を語る島本卓さん=高砂市中筋5

神戸新聞 (2011/12/20 09:15)

岩見沢市:除雪の要望など、高齢・障害者調査 /北海道

2011年12月21日 02時05分12秒 | 障害者の自立
連日の降雪に見舞われている岩見沢市は19日、80歳以上の1人暮らしの高齢者や障害者ら計2166世帯を対象に安否確認と除雪の要望などの調査を始めた。22日までの4日間、2人1組の市職員19班が対象者宅を訪ねて健康状態などを確認し、必要ならば別の職員でつくるボランティア除雪隊を手配する。初日訪問した世帯では全員の無事を確認した。

 札幌管区気象台によると、同市では同日午後3時までの24時間で新たに16センチの降雪があり、積雪は120センチ。18日現在の今冬の累計降雪量は395センチで、平年の年間降雪量753センチの半分を突破した。

毎日新聞 2011年12月20日 地方版

’11取材帳から:/1 復興へ、角田に障害者就労店舗 /宮城

2011年12月21日 01時17分23秒 | 障害者の自立
 ◇支え合い働く喜び

 日本漢字能力検定協会(京都市)は、今年の世相を漢字1字で示す「今年の漢字」に「絆」を選んだ。東日本大震災や台風による被害、タイ洪水など、国内外で大きな自然災害が相次いだ中、家族や仲間など身近でかけがえのない人との絆を改めて知ったことが選定の主な理由という。

 震災以来、被災地各地でボランティア団体や企業などによる義援金、支援物資、激励の手紙など絆を深める物心両面の支援活動が今なお続けられている。

 白石通信部の管内でも連日、さまざまな復興支援活動を取材している。列挙すると、有名歌手の激励コンサート▽仮設住宅の入居者への衣類や日用品、花苗無料配布▽避難所での健康診断▽流失した魚市場の施設整備▽壊滅したイチゴ畑でのがれき撤去▽書家による激励詩文寄贈▽手狭な保育所のテラス増築--など数え切れない。

 こうした中、震災発生から半年が経過した9月15日、角田市のAコープ角田店内に障害者の就労施設店舗「にじいろカフェ」がオープンした。震災からの復興を目指す第一歩と位置づけられる。

 これまで同市の社会福祉法人・臥牛三敬会(湯村利憲理事長)が運営し、障害者が働いていた山元町の「ぱぴはうす2号店」と「つつみ屋山下駅前店」、多賀城市八幡の「ぱぴはうす3号店」の全3店舗は大津波で流失した。

 幸いにも利用者と職員の人的被害はなかったが、運営がやっと軌道に乗った店舗がなくなってしまった。利用者も就労場所を失い、自宅待機などを余儀なくされていたという。

 こうした現状を知った日本財団とAコープ宮城など関係者多数の支援協力で、地元の人々の「憩いの場」として「にじいろカフェ」のオープンにつながった。震災後、途方に暮れていた利用者と職員は今、地元産の果実や野菜を使ったイタリアンジェラート、シフォンケーキ、パウンドケーキなどの製造・販売に意欲的に取り組んでいる。どの顔も明るく生き生きとし、「働ける喜び」を改めてかみしめているようだ。復興への「小さな明かり」が見え始めた。

 県内は「復興へ頑張ろう!みやぎ」をスローガンのもと、復興に向けて歩き始めたばかり。復興への道のりはまだまだ遠く険しい。取材に臨むたび、「一人の記者として私に今何ができるのか」と自問自答を繰り返している。その一方で、困難な時だからこそ、人と人が互いに支え合い、地域社会との協力による「絆」の大切さを改めて実感している。これからも引き続き、刻々と進む復興状況を取材しながら、一日も早い復興を願っている。

   ◇  ◇

 東日本大震災でかつてない被害を受けた宮城県。混乱が続く中、記者はさまざまな現場に立ち会い、記事を書き続けました。新たな年を迎える前に最前線で取材した記者が取材帳を見直し、2011年で一番印象に残った取材を振り返ります。

毎日新聞 2011年12月20日 地方版