ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

ファクス119番 確実に 小松 聴覚障害者ら通報訓練

2012年11月11日 01時15分56秒 | 障害者の自立

 小松市消防本部は九日、聴覚に障害のある人が安心してファクスで一一九番できるための通報訓練をした。

 四十三世帯が参加。参加者には、事前に参加者の地図付きの住所や氏名が明記された「災害カード」が配られている。災害カードには、火事か救急を知らせるチェック欄がありどちらかにチェックし消防本部にファクスするだけで通報できる。参加世帯は、自宅から訓練用の災害カードを消防本部に送信した。

 市消防本部で、ファクスの受信状況を見守っていた市聴覚障害者福祉協会の竹田貞夫会長(57)=符津町=は「確実にファクスが届いていることが分かり安心した」と話していた。


送られてきた災害カードを消防職員と確認する竹田会長(右)=小松市消防本部で

中日新聞-2012年11月10日

きょう文化祭 障害者の社会参加、理解を 3年生、手話交えた劇上演−−南あわじ /兵庫

2012年11月11日 01時10分19秒 | 障害者の自立
 ◇先月から練習重ね

 南あわじ市立辰美中学校(同市津井)の3年生20人が10日に開かれる文化祭で、聴覚障害を持つ若い女性を主人公にした、手話を交えた劇「光のさす方へ」を上演する。生徒たちは「障害を持つ人たちが社会で頑張っていることを訴えたい」と意気込んでいる。

 生徒たちは2年の総合学習で手話を学習したこともあり、担任の浦上和也教諭(32)の発案で「劇を通じて障害者の社会参加に理解を深めてもらえれば」と、手話を取り入れた劇を文化祭で上演することにした。

 「光のさす方へ」は耳が不自由な派遣社員「美佐子」と、同年代の会社員「俊介」の若い男女2人が主人公。俊介が勤める会社に派遣で入った美佐子を、俊介や同僚が障害を持っていることに理解して温かく接する。美佐子はカメラマンになる夢を持っていたが、会社を辞めさせられてしまう。美佐子は障害者が社会参加をしていくことに難しさを感じて自信を失ってしまうが、俊介の励ましを受けて立ち直る−−というストーリー。

 10月下旬から練習をしてきた。3年の井上優衣さん(14)と樫野愉美さん(15)さんの2人が、淡路聴力障害者協会のメンバーから、劇の中で使う美佐子と俊介のせりふの手話を習い、美佐子役の江本愛莉さん(14)と俊介役の奥野光太郎君(15)に教えた。劇では、江本さんと奥野君がせりふに手話を交えて演じる。上演時間は約50分。

 江本さんは「感情を込める場面での手話表現が難しかった」、奥野君は「せりふと手話を覚えるのが大変だった」。2人は「障害を持っている人たちが、健常者と同じように平等に社会参加できる社会になってほしい」と話している。

毎日新聞 2012年11月10日 〔淡路版〕

障害者雇用率上げ 互いのメリット構築必要

2012年11月11日 01時07分15秒 | 障害者の自立
 企業に障害者の雇用を義務づけている法定雇用率が2013年度に現行1・8%から2%に引き上げられる。雇用率アップは就職を望む障害者には朗報だが、採用に消極的な中小企業や民間に率先すべき公的機関の雇用遅れが課題だろう。

 ただ、雇用率順守ありきの採用であってはならない。企業に経営メリットがあり、障害者も企業活動に参加できる喜びを得る良好な雇用関係を築きたい。

 民間企業で働く障害者は約36万6千人(厚生労働省・11年6月時点)。障害者雇用促進法により就業者はこの10年で10万人以上増えているが、約744万人と推計される障害者全体からみればまだ少ない。

 県内は法定雇用率適用の民間568社に就労している障害者は過去最高の2127人(同時点)。雇用率2・19%は全国で2番目に高い。雇用率を達成した企業は55%を超え全国(45・3%)を上回っている。11年度に県内ハローワークを通じ就職した障害者は603人。就職率も全国トップの実績だった。

 県内障害者の働きたいとの強い意欲の表れであり、障害者を後押しするハローワークなど関係機関の支援、それに企業側の社会的責任の高まりがかみ合ってきたと捉えられる。

 しかし、中小企業はまだ障害者の採用経験がないなどの理由で雇用が伸びておらず、中小の雇用率アップが今後の焦点だ。全国で従業員千人以上の企業の障害者雇用率は1・84%だが、56~99人の企業になると1・36%に落ち込んでいる。また、行政機関で法定を下回っている課題も浮かぶ。民間をリードすべき立場にある。率先して障害者雇用を高めてほしい。

 中小の経営者から各地域の障害者職業センターにはさまざまな相談が寄せられる。職場にとけ込めるか、仕事がきちんとできるか、仕事の教育法など採用側の不安がうかがえる。ジョブコーチ制度など援助策の活用をもっと促したい。

 独立行政法人「高齢・障害者雇用支援機構」の10年報告によれば、企業にとって障害者雇用の最大の課題は「担当業務の選定」だった。社内に障害者に適した仕事がなく、新たに設けることもできないのが雇用に消極的な一番の理由のようだ。

 厚労省の08年調査でも身体、知的、精神の三つの障害者とも「会社内に適当な仕事があるか」が雇用を解決する上での企業側の心配となっている。障害者は仕事に慣れるのに時間はかかるが、インターンシップなどの形で事前に体験期間を設けるなど方法はある。

 同支援機構は報告で「障害者雇用が温情や居場所作りのためなら障害者にとって、企業にとっても不幸である」と強調している。国際労働機関(ILO)が提唱するように「働きがいのある人間らしい仕事の実現」が障害者雇用管理の哲学である。

 繰り返しの作業は障害者が得意だと戦力として雇用を継続している経営者は多い。障害者にも「できないと決め付けず職場を作ってほしい」と積極的な声もある。お金より働く幸せの方がずっと大きいと知っている。

福井新聞-(2012年11月10日午前7時20分)

障害者虐待相談など16件・・・防止法施行から1か月

2012年11月11日 01時05分21秒 | 障害者の自立
 障害者に対する虐待相談窓口を設けるよう県や自治体に義務づけた「障害者虐待防止法」が10月1日に施行されてから約1か月間で、県内では少なくとも16件の相談や問い合わせが寄せられたことがわかった。いずれも緊迫した内容ではなかったが、県は「少しでも気になることがあれば積極的に連絡してほしい」と呼びかけている。

 同法はすべての都道府県と市町村に窓口を持つよう求めており、青森県内では10月、県と県社会福祉協議会、40市町村が担当課に「虐待防止センター」などを設けた。外部の目が届きにくい家庭や福祉施設の中で障害者への虐待が深刻化するのを防ぐのが狙いだ。

 このうち市部には、今月9日までに計7件の相談があった。弘前市では、発達障害児を抱える母親から「ノイローゼ気味になり、子どもをたたいてしまうことがある」と通報が寄せられ、市職員が自宅を訪問。すでに家族や知人らが対応を始めており、今後見守りを続けることにした。

 また八戸市では、「近所の家から障害者の叫び声がする。虐待ではないか」と民生委員から通報があったため、市職員が本人と家族に面会して問題がないことを確認した。このほか、県社協の窓口には自治体職員などから同法の制度に関する問い合わせが9件あった。

 県障害福祉課によると、県内には今年3月末現在、身体・知的・精神障害を抱える人が約8万人いる。

(2012年11月10日 読売新聞)

神戸コスモス6連覇挑む 全日本身体障害者野球

2012年11月11日 01時01分03秒 | 障害者の自立
 身体障害者野球の強豪チーム「神戸コスモス」(神戸市西区)が、10、11日に神戸市で開かれる第14回全日本身体障害者野球選手権大会(日本身体障害者野球連盟など主催、読売新聞神戸総局など後援)に6連覇をかけて出場する。初戦から春の大会で苦杯をなめた強敵とぶつかる可能性もあり、選手たちは「絶対に優勝する」と雪辱に燃えている。(福本雅俊)

 神戸コスモスは今春の大会で、決勝で九州代表の「北九州フューチャーズ」に2対3で惜敗し、準優勝に終わった。試合では、打球の処理に慌てて守備が乱れ、攻撃でもフライを打ち上げてしまい、好機を生かせなかった。その反省から、守備練習ではショートバウンドする球の捕球を繰り返し、打撃練習でもゴロを転がすよう徹底してきた。

 今大会からエースを任される佐々木良樹さん(34)(伊丹市)は、その試合を控えとしてベンチで見て、悔しさを味わった。「次は俺が絶対抑える」と今大会に懸ける思いは強い。

 22歳の時、骨肉腫と診断された。抗がん剤治療を受け、右膝を手術して人工関節を入れた。「もう一度野球をやりたい」とリハビリに励んだが、以前のプレーはできなくなっていた。

 ある時、テレビの番組で障害者野球を知った。健常者と同じプレーはできないが、出せる力を振り絞ってプレーする選手の姿が映し出されていた。見ていて胸が熱くなり、すぐに地元の神戸コスモスに加わった。

 チームに入り、野球に懸ける熱い思いを持った仲間と出会ったことで、さらにのめり込んでいく。当初、持ち球は直球とカーブだけだったが、今ではパームボールやナックルなど球種は九つに増えた。チームの主力として臨む大会に「優勝しか考えていない。チームメートをはじめ、多くの人の支えを糧に頑張りたい」と力を込めた。

 今大会初出場となる渡辺洋三選手(53)(芦屋市)は中軸を任される。若年性関節リウマチと闘いながら、学生時代から野球に打ち込んできた。今は、両股関節が人工関節で走ることもままならないが、「みんなで支え合いながら勝利して、喜びを分かち合いたい」と話した。


大会に向けて実践練習を繰り返す神戸コスモスの選手たち(神戸市西区で)

(2012年11月10日 読売新聞)