ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

点訳37年 厚労大臣表彰に 千歳の奉仕団

2012年11月17日 02時16分47秒 | 障害者の自立
 【千歳】視覚障害者から依頼があった図書などを点字に訳している「千歳市点訳赤十字奉仕団」(前佛(ぜんぶつ)マサ子委員長)が、本年度の厚生労働大臣表彰(ボランティア功労者)に選ばれた。37年にわたって活動を続け、点字地図なども作製した功績が評価された。

 表彰はボランティア活動を10年以上続けた団体が対象で、本年度は全国で111団体が選ばれた。石狩管内での受賞は2009年以来3年ぶり。

 点訳奉仕団は1975年、市内で法律の勉強をしていた視覚障害者から点訳の依頼を受けて活動を開始。最初の10年間は、判例雑誌などを中心に点訳していたが、徐々に一般図書や取扱説明書の依頼を受けるようになった。現在は30~70代の20人が活動。昨年度は119タイトル、3万ページ以上の点訳図書を制作した。

 創立20周年と30周年の際には、市内の商店街や主要大通りを掲載した点字地図を作製し、市内の視覚障害者に配った。SF小説や童話を点訳し、道内の盲学校に寄贈するなどの活動も行っている。

 点訳は、以前のタイプライターからパソコンに変わり少し楽になったというが、奉仕団の前佛委員長は「間違ったものを作ると、視覚障害の人に間違った情報が伝わってしまうので、できる限りの範囲で調べて間違いをなくしている。片手間ではできません」と、苦労を語る。その上で「これからも研さんを重ねて、40年、50年と続くように頑張っていきたい」と、思いを新たにしている。

北海道新聞-(11/16 16:00)

角居師、障害者乗馬普及イベントに協力

2012年11月17日 02時05分46秒 | 障害者の自立
 「サンクスホースデイズ 」(22~24日・神戸しあわせの村)

 22日から24日まで神戸市北区の「神戸しあわせの村」で、障がい者乗馬の普及イベントが行われる。実行副委員長を務めるのは角居勝彦調教師(48)=栗東。馬の本来の魅力を伝えなければならない、そして障がい者の方に笑顔を‐。その信念のもと、障がい者乗馬が広く受け入れられる環境整備を進めている。

 引退後に繁殖馬や乗馬として迎えられる競走馬は一部に限られる。「どうすれば馬が生きられるんだろう」‐。角居師が障がい者乗馬に携わることになったきっかけは、自然な疑問からだった。

 障がい者乗馬は想像以上の効果が得られるといわれる。身体的な障がいを持つ人は関節が柔らかくなる、血行が良くなるなどの効果が得られ、精神的な障がいを持つ人は社会復帰のきっかけとなることもあるという。「“子どものこんな笑顔を見たことがない”と言われる家族の方もいらっしゃいます」と角居師は柔和な笑みを浮かべる。

 日本では“馬=競馬”のイメージが強い。そのため、本来の姿が誤って伝わっていることも多い。「競走馬は攻撃的というイメージを持たれていますが、本当は人に優しくて、優しい目をした好奇心旺盛な動物なんです。馬の名誉のためにも、一生をかけても惜しくない動物と思っている私たちが、その魅力をもっと伝えなければならない」。その信念のもと、障がい者に広く受け入れられる環境整備を進めている。

 活動から波及した『サンクスホースデイズ』は今回で4回目。「健常者の方にも来ていただきたい、今はお金をかけてでも、地元の人たちに関心を持ってもらいたい」と支援を惜しまない。「先々は地元産業が協力してくれれば。そうなれば、安く、障がい者が移動しないで参加できるようになり、たくさんの地域に波及させることができるのでは」。馬でつながる支援の輪が広がり続けていくことを願っている。


サンクスホースデイズに協力を惜しまない角居師

デイリースポーツ-2012年11月16日

福祉促進研修会:精神障害者支援考える−−富士河口湖 /山梨

2012年11月17日 02時02分01秒 | 障害者の自立
 「当たりまえの生活をめざして〜当事者を育てること 家族にできること〜」をテーマとした「精神保健福祉促進研修会 富士河口湖大会」(全国精神保健福祉会連合会、県精神障害者家族会連合会主催)が8〜9日、富士河口湖町勝山の「勝山ふれあいセンター さくやホール」で開かれた。山梨、東海各県から精神に障害のある人とその家族ら約150人が参加した。

 9日の基調講演では住吉病院(甲府市)の中谷真樹院長が「仕事のある暮らし、リカバリーの現状」の演題で基調講演し、精神障害者と雇用の諸問題について話した。

 また三つの分科会では参加者が発表を行った。「当事者の居場所づくり、病院の役割」分科会では北杜市障害者総合支援センター保健師の志村陽子さん▽「家族の役割と当事者支援」分科会では家族会「五湖の会」の小川節子さん▽「当事者と社会参加とステップアップ」分科会では住吉病院「退院者クラブ友心会」会長の福士名次郎さん−−がそれぞれの体験に基づいて話した。

毎日新聞 2012年11月16日 地方版

「JuJu・マルシェ」開業 障害者就労支援、5人がスタッフに−−新庄 /山形

2012年11月17日 01時57分39秒 | 障害者の自立
 新庄市北本町通りに15日、障害者の就労を支援するカフェレストラン「JuJu・マルシェ」がオープンした。

 「もっと体を動かして、人と接する仕事をしたい」という軽度の障害者のために、仕事の選択肢を広げたいと、就労支援活動を行っているNPO法人「福祉サポートセンター山形」が、初めて飲食店の運営に携わった。同センターの花岡滋子所長(53)は「飲食店運営のノウハウがなかったので開店までは苦労した。多くの人と接して普通の社会生活を送れることを実感してほしい」と話した。

 店の名前は、新庄地域で語尾に付けることが多い「〜じゅ」と、フランス語で「市場」の意味のマルシェが由来。店員11人のうち、5人が軽度の障害を持つスタッフでスタートした。店内では障害者が働く複数の作業所からの手作りせっけんやクッキーなども販売しており、「たくさんの人が集まるように」との思いを込めた。

 営業は火〜土曜の午前11時〜午後6時まで。

毎日新聞 2012年11月16日 地方版

被災者憩うカフェ開店 障害者運営収入源にも 山元

2012年11月17日 01時53分04秒 | 障害者の自立
 東日本大震災で被災した宮城県山元町の障害者支援事業所「工房地球村」が運営するコミュニティーカフェ「カフェ地球村」が15日、事業所敷地にオープンした。震災で縮小した収入源を新たに確保するとともに、被災者が集う憩いの場にしようという障害者の思いが、全国の支援を得て実現した。
 カフェは約100平方メートルのトレーラーハウスを改造。調理場のほかカウンター、テーブルの計15席を設け、オリジナルブレンドのコーヒー(250円)や手作りクッキーなどが味わえる。調理や接客は地球村を利用する精神・知的障害者や職員らが担当する。
 建設資金は全国の企業、団体からの助成金や寄付を活用。仙台市のコーヒー専門店から技術指導も受けた。初日のオープニングセレモニーには斎藤俊夫町長や町民、支援者ら約100人が出席。コーヒーの試飲もした。
 地球村は震災で職員1人が犠牲となり、利用する障害者27人のうち6人が仮設住宅で暮らす。清掃の仕事を請け負っていた海沿いの施設が津波で壊滅するなど、授産事業も3分の2ほどを失った。新たな収入源としてカフェの提案が支援者から出て、障害者も乗り気になったという。
 施設長の田口ひろみさん(49)は「『被災者を私たちが元気にする』と施設の利用者は意気込んでいる。小さなカフェだが、ここから町の復興に参加したい」と強調。事業所で働く接客担当の富田真文さん(50)も「障害者が頑張っている姿で、被災者を勇気づけたい」と語る。
 住所は山元町真庭名生東75の7。営業は祝日を除く毎週火-土曜日の午前10時~午後3時。連絡先は0223(37)0205。


「カフェ地球村」がオープンし、コーヒーを振る舞う店員(左)

河北新報-2012年11月16日金曜日