いずれも弘前市の障害者就労支援施設「エイブル」と東北女子大学が新作パンを共同開発し、15日、同大で初めて販売した。
エイブルは就労支援の一つとして、パン作りと高齢者施設や高校・大学などでの訪問販売を行っている。しかし、学生・生徒の購入が少ないことから、「学生らに食べてもらえるパンを開発できないか」と、同大に相談。教員らが、学生らへのアンケートや同施設の「障害者が作りやすいものを」という要望を踏まえて、9月から開発にとりかかった。
出来上がったパンは、豆乳を使ったグラタンパン「豆乳deベジグラタン」(120円)と、イタリア料理のバーニャカウダのソースを使った「バーニャ☆ぽてと」(同)の2種類。開発に携わった同大の今村麻里子講師は「女子学生は、安さ、味に加えて、カロリーを気にするので、ヘルシーさを意識した」と話す。
この日、同大で並べられた新作パン各20個はあっという間に売れ切れた。エイブルの藤森健吾所長は「手応えを感じている。大学の協力を得て、さらに開発し、障害者の就労支援を進めたい」と張り切る。
今村講師は今後、学生の研究テーマとして取り組み、第2弾、第3弾のパンを開発したいとしている。
(2012年11月16日 読売新聞)
エイブルは就労支援の一つとして、パン作りと高齢者施設や高校・大学などでの訪問販売を行っている。しかし、学生・生徒の購入が少ないことから、「学生らに食べてもらえるパンを開発できないか」と、同大に相談。教員らが、学生らへのアンケートや同施設の「障害者が作りやすいものを」という要望を踏まえて、9月から開発にとりかかった。
出来上がったパンは、豆乳を使ったグラタンパン「豆乳deベジグラタン」(120円)と、イタリア料理のバーニャカウダのソースを使った「バーニャ☆ぽてと」(同)の2種類。開発に携わった同大の今村麻里子講師は「女子学生は、安さ、味に加えて、カロリーを気にするので、ヘルシーさを意識した」と話す。
この日、同大で並べられた新作パン各20個はあっという間に売れ切れた。エイブルの藤森健吾所長は「手応えを感じている。大学の協力を得て、さらに開発し、障害者の就労支援を進めたい」と張り切る。
今村講師は今後、学生の研究テーマとして取り組み、第2弾、第3弾のパンを開発したいとしている。
(2012年11月16日 読売新聞)