在宅介護者の集い、参加者募集 長野

　在宅介護をしている人たちにリフレッシュしてもらおうという催しが１２月３日午前１０時から大町市の大町温泉郷ニュー河内屋で開かれる。

　対象は同市内に住み、寝たきりなどの要介護認定者、身体障害者手帳（１級、２級）、精神保健福祉手帳（１級）、療育手帳（Ａ１、Ａ２）などが交付されている人、または難病などのために寝たきりなどの重度の障害がある人を介護している人で、当日はマッサージと健康体操でリフレッシュしてもらう。

　定員は４０人程度で申し込みの締め切りは今月２０日。

　問い合わせと申込先は大町市社会福祉協議会（電）０２６１・２２・１５０１。

MSN産経ニュース-2012.11.18 02:06

障害者バドミントン・アジア大会 亀山さん３種目でメダル

　東北生活文化大高（仙台市泉区）３年の亀山楓さん（１８）が、１０月下旬から今月初めに韓国・ソウルで開かれた障害者バドミントンのアジア大会で、３種目で金、銀、銅の三つのメダルを獲得した。亀山さんは「いずれ世界一を取りたい」と意欲にあふれている。

　亀山さんは１２カ国から１００人規模の選手が参加した「アジアパラバドミントンチャンピオンシップ２０１２」（１０月２９日～１１月４日）に出場。女子ダブルスで金、女子シングルスで銀、混合ダブルスで銅に輝いた。
　「いつもより足が動いた」と振り返る。海外でのプレーは初めてで「障害があっても足の動きなどすごい選手が多い。勉強になった」と話す。
　先天的に左肘から先がなく、普段は義手を付けて生活している。中学１年からバドミントンを始め、東北生活文化大高ではバドミントン部女子の副部長も務めた。
　昨年１１月の国内大会で好成績を収め、代表に選ばれた。「腕の障害は体のバランスを取る上でハンディになるはずだが、まったくぶれない。体力もある。いつも一生懸命で、障害を言い訳にしない」と同部顧問の海老名里美教諭は言う。
　亀山さんは来年、マレーシアで行われるジュニア世界大会に出る予定だ。「バドミントンは楽しい。強くなりたい」と意気込んでいる。


金、銀、銅の三つのメダルを獲得した亀山さん

河北新報-2012年11月17日土曜日

障害者雇用率:今年度１．８０％を達成 県内企業２年ぶり ／鳥取

　鳥取労働局は１４日、県内の障害者の雇用状況について、今年度の企業の雇用率が１・８０％（前年度比０・０２ポイント増）と２年ぶりに法定雇用率（１・８％）を達成したと発表した。全国平均１・６９％も上回った。

　法定雇用率は、障害者の就業による自立を進めることを目的とする「障害者の雇用の促進等に関する法律」に基づいて、企業などに義務づけている障害者の平均の雇用率。５６人以上規模の民間企業１・８％▽４８人以上の規模の国・地方公共団体２・１％▽５０人以上の規模の都道府県などの教育委員会２・０％−−などと定められている。

　今年度の調査では、県内の企業３６２社と公的機関に調査票を送付し、６月１日現在の状況について回答を得た。集計結果によると、▽知事部局２・２７％▽県病院局２・５８％▽県警２・０３％−−と県の３機関も全てが法定雇用率を達成。一方、県教委（１・６７％）と市町村２６機関のうち、▽倉吉市１・９３％▽岩美町１・４２％▽大山町１・３３％▽鳥取市立病院１・３３％▽南部町国民健康保険西伯病院１・２７％−−の５機関が法定雇用率を下回り、一部の公的機関で障害者雇用への対応が遅れていることが分かった。特に県教委は前年度（１・６３％）に続いて法定雇用率を大きく割り込んでおり、１４人分の障害者の雇用が不足していた。

　同労働局職業対策課によると、教員など特別な資格が必要な職種を含む県教委は、障害者の割合が低くなる傾向があり、職域が狭い市町村も障害者の雇用が難しい現状があるという。ただ、同労働局は「公的機関は民間企業に率先し、障害者雇用を促進すべき立場」としており、幹部らが今後、直接指導していくという。

　同労働局は企業向けには、助成金の給付など、自治体が実施する障害者の雇用支援制度を紹介。障害者には、職業訓練支援学校を紹介したり、職業能力適性検査を実施したりしている。問い合わせは、同課（０８５７・２９・１７０８）。

毎日新聞　2012年11月17日　地方版