文部科学省は2015年度、小中高校の体育の授業にブラインドサッカーなどの障害者スポーツを取り入れる事業を始める。障害があってもなくても、児童生徒ができるだけ同じ場で学ぶ教育環境を整え、交流を促すのが狙い。多様性を尊重する心や豊かな人間性を育むほか、20年のパラリンピック東京大会への関心を高めるための取り組みでもある。
公募で選んだ25自治体に講師を派遣して実施する。15年度予算案に関連経費1億4700万円を計上した。
(2015/02/07) 時事通信
文部科学省は2015年度、小中高校の体育の授業にブラインドサッカーなどの障害者スポーツを取り入れる事業を始める。障害があってもなくても、児童生徒ができるだけ同じ場で学ぶ教育環境を整え、交流を促すのが狙い。多様性を尊重する心や豊かな人間性を育むほか、20年のパラリンピック東京大会への関心を高めるための取り組みでもある。
公募で選んだ25自治体に講師を派遣して実施する。15年度予算案に関連経費1億4700万円を計上した。
(2015/02/07) 時事通信
【旭川】障害者ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)旭川大会が14~19日、旭川市の富沢クロスカントリーコースで開かれる。大会を主催する組織委は7日、最終エントリーの集計をまとめた。9カ国から男子38、女子11人の計49選手とガイド・スタッフを合わせ90人が出場する。
大会はアジア初の開催で日本チームは男子17、女子2の計19選手。道内関係では、ソチ冬季パラリンピックバイアスロン男子7・5キロ座位で銅メダルを獲得した久保恒造選手(日立ソリューションズ、美幌高出)、W杯優勝経験がある長田弘幸選手(札幌市)らが出場する。
競技は、車いす利用者らが椅子を載せたスキーで競う「座位」、腕などに障害がある選手による「立位」と「視覚障害」の3部門で行われ、距離別など男女合わせて30種目で争われる。13、16日は公式練習で、開会式は競技2日目の15日夜、旭川市内のホテルで開かれる。
社会参加を目指して頑張っている豊中市内の障害者らのイベント「素のままフェスタ」が7日、同市曽根東町の市立アクア文化ホールで開かれた。
社会福祉関連の26団体で構成する実行委の主催で、今回が14回目。市や市教委、産経新聞厚生文化事業団などが後援している。
ステージでは、障害者とスタッフらの太鼓や弦楽器、人形劇、ダンスチームなどが次々に登場して日ごろの稽古の成果を披露。また、沖縄のエイサーのチームなどが友情出演し、家族や仲間でいっぱいの会場から歓声と拍手を浴びた。
ロビーでは、手作りの雑貨やクッキーなどを販売するブースが並び、「買ってや~」の声が飛び交った。
「素のままフェスタ」で熱演する出演者たち=豊中市
2015.2.8 産経ニュース
織物とベンガラ染めの体験工房「アトリエSUYO」(大阪市東成区東小橋)が制作する小豆枕が好評を得ている。自然素材のベンガラ染めの柔らかな風合いと持ち運び便利なサイズが人気の要因。工房に通う知的と精神の障害者たちの手で一つずつ作られる“温かい”逸品だ。
小豆は高い吸熱性と通気性から江戸時代より寝具に使われてきた。冬場は電子レンジで温めると、1時間ほど温熱効果が続き、繰り返しの使用も可能。近年は女性を中心に「エコなカイロ」としても人気だ。
工房では、昨年12月から制作を開始。大きさは横24センチ縦10センチで中身は北海道産の小豆が400グラム。片面は「さをり織り」で、もう一面を化学物質を使用していないベンガラ染料「古式の美」で染めた。
これまで約200個を販売。多くが口コミを通して広がっていったが、「両親に送りたい」とのリピーターが多いといい、工房を主宰する伊藤寿佳子さんは「こんなに喜んでもらえるとは」と笑顔を見せる。
一つ一つが手作りのため、月に50個の制作が限度。もともと、知的・精神障害者の就労自立支援として織物と染色を行ってきただけに、伊藤さんは「地道に作り、障害を持つ人の支援の面でも長く続けていきたい」と話している。
価格は2700円(税込み)。問い合わせは電話06(6972)5855、アトリエSUYO。
2015年2月7日 大阪日日新聞
心あたたまる、触れあいの日から1週間が過ぎた。
1月31日、埼玉・戸田市スポーツセンターで第1回戸田ウィルチェアーラグビーフェスタがおこなわれた。2020年の東京パラリンピックへ向け、競技をより多くの人たちに知ってもらう目的で、戸田市在住の元ウィルチェアー日本代表の三阪洋行さんが発起人となり、市への2年越しの要望が実現した。自身は大阪出身だが2011年に大阪から都内に転勤。ロンドンパラリンピックに向け障害者スポーツに理解があり、練習環境が整っている戸田市に移住した縁がある。
当日は神保国男・戸田市長も訪れ、競技用車椅子「ラグ車」を体験した。来場者も選手たちの指導のもとに「ラグ車」体験を楽しみ、現役日本代表選手の「タックル」を体感。選手たちの指導のもとにめきめきと上達し、試合形式でも次々とゴールを決めていった。
エキシビションマッチでは埼玉のチーム「AXE」と千葉のチーム「RIZE」「BLAST」の合同チームが対戦し、ゴールへ駆け抜けるスピード、相手を転倒させるタックルなど、迫力ある対戦を身近に体感できた。試合は66-53でAXEが勝利。控え選手がルール解説を務め、初めての観戦者にもわかりやすいと好評だった。
来場者は多くはなかったが、三阪さんは「これが最初の一歩。競技に対する理解から広げて、応援してもらえるようになりたい。これからも続けて、他の障害者スポーツも取り込んだ戸田市に根付くイベントにしたい。また、市や戸田ラグビークラブ オーバーザトップなどボランティアの協力なしには開催できなかった。今回は開催の条件でもあった手間のかかるフロアパネル設置作業があり、前日に黙々と準備を続けるボランティアの姿を見て、頭が下がる思いだった」と振り返った。
現在、日本の世界ランクは4位。1位オーストラリア、2位カナダ、3位アメリカに次ぐ。ロンドンパラリンピックでは4位入賞したが、ぜひとも上位「ビッグ3」に食い込みたい。日本での国際試合は以下の日程でおこなわれる。ぜひ本物を観戦してみては。
5月22日(金)~24日(日) @千葉ポートアリーナ
参加国(予定):カナダ、日本、イギリス、ニュージーランド
■IWRFアジア・オセアニアゾーン選手権(2016 リオパラリンピック予選)
10月28日(木)~11月1日(日) @千葉ポートアリーナ
参加国(予定):オーストラリア、日本、ニュージーランド、韓国ほか
http://www.jwrugby.com/
Facebook:Japan Wheelchair Rugby Federation
白熱した来場者による試合。はじめは車椅子の操作に戸惑ったが、慣れるにつれて次々と得点を挙げていった
2015年02月08日 RUGBY REPUBLIC(ラグビーリパブリック)