ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

職場定着へ支援を 精神障害者就労で研修会

2015年02月17日 02時13分59秒 | 障害者の自立

 精神障害者の「働く生活」の実現を目指し、日本精神保健福祉事業連合(日精連、武田廣一代表)の全国研修会が15日、横浜市中区の市健康福祉総合センターで開かれ、当事者や関係者約120人が参加した。文京学院大学の松為信雄教授(職業リハビリテーション学)の講演、就労支援関係者らによるシンポジウムなどを行い、職場定着に向けて支援体制強化の必要性が指摘された。

  松為教授は障害者雇用促進法改正の影響を解説。差別禁止と合理的配慮の提供義務を規定し、法定雇用率の対象に精神障害者を加えたことで、大きな変革になるとし、「職場定着には中小をはじめ企業を支える必要がある。障害者就業・生活支援センターへの経験豊富なジョブコーチの配置、さらに企業内ジョブコーチの育成が必要」と語った。

  シンポジウムでは、富士ソフト特例子会社の富士ソフト企画(鎌倉市)、NPO法人横浜市精神障がい者就労支援事業会(横浜市中区)、社会福祉法人らっく(相模原市)などのスタッフが就労の現実を報告。「対人関係、疲労などのストレスに対し支援が重要」「短時間勤務、フレックス制やカバー体制などの工夫が効果を上げている」「仕事と生活は両輪。どちらの支援が欠けても働く生活は実現しない」などの指摘が上がったほか、企業と福祉の連携、情報共有の必要性も訴えられた。

  また、厚生労働省障害福祉課の山科正寿就労支援専門官が2015年度障害福祉サービス等報酬改定について説明。さらに、横浜などで不安の声が上がっている特別支援学校高等部3年生のアセスメント問題について「経過措置の再延長はない。近く新たなマニュアルを示す」とした。

 【神奈川新聞】    2015.02.16


障害者だって恋がしたい!

2015年02月17日 01時54分13秒 | 障害者の自立

読者の皆さんに、とても重大な御報告があります。

私、立石芳樹は本日2月16日をもちまして……27歳になりました!

誕生日といっても、この年になると高揚感も何もありませんね。むしろ、(またひとつオジサンに近づいちゃったなあ)という感じです。誰かが誕生日パーティを開いてくれるわけでもないし、プレゼントをくれるような素敵な彼女もいないし……。

バレンタインデーを過ぎたばかりということで、今週のテーマは(恋愛)です。30歳が目前に迫ってくると、恋愛へのあこがれが強くなってくるというか、何だか急にさみしくなるんですよね。

実は、この(恋愛)というテーマ。ずっと避けてきたテーマでもあるんです。気が進まない以前に、そもそも書くことがないのですから。こういう華のある話題は樋口彩夏さんあたりにお任せしたいところですが、いい加減に覚悟を決めて、恋愛について思っていることを素直に書いてみたいと思います。

初恋は、小学校の時でした。5年生から6年生で同じクラスになったIさんという女の子で、どんなときにも明るいところが魅力的でした。結局片想いで終わってしまいましたが、あの頃の気持ちは今でも忘れられません。

今となっては誰ひとりとして信じてくれませんが、思春期まではけっこうシャイだったんですよ。

忘れもしない、中学1年の自然教室。キャンプファイヤーの最後に、男女交互に輪になってゲームを行う場面がありました。ゲームのルール上、両どなりの女子の手を握らなければいけなかったのですが、当時の僕にはそれがどうしても恥ずかしくて、ゲームに参加することができませんでした。

担任の先生に頼んで輪の中から抜けさせてもらったのですが、どうしてあの時あんなに尻込みしたのか、いまだに自分でもわかりません。

はじめて彼女ができたのは、高校1年の冬。となりのクラスのMさんでした(その頃にはもう、シャイな性格は改善していました)。

きっかけは、体育の授業。マンツーマン授業になるのは5月からで、4月いっぱいはクラスと一緒の空間で授業を受けていたのです。体育は3つのクラスが合同で行われるので、すごくにぎやかで楽しい授業でした。

オリエンテーションをかねたレクリエーションゲームで、僕とMさんはペアになりました。ゲームの中には、どうしても僕には参加できないゲームもあります。(できなかったら2人で話してていいよ)と先生が言ったので、僕はMさんと体育館の壁際でいろいろと雑談をしていました。

 (どこに住んでるの?)
 (好きな音楽は?)
 (高校に入ってどうだった?)

Mさんは僕に、とても気さくに質問をしてくれました。僕も彼女からたくさんのことを聞きました。好きな科目のこと、入りたい部活のこと、将来の夢について……。ゲームよりも雑談の内容のほうがはっきり記憶に残っているのですから不思議なものです。

それから、授業の合間や昼休みにとなりのクラスに遊びに行くようになりました。彼女はちょうど廊下側の最前列の席だったので、話しかけやすかったのです。

その後、5月に開かれた障害者の陸上競技大会の運営を手伝ってくれたり、夏休み前の球技大会で1日付き添ってくれたり……と、いつの間にか2人で話す時間が多くなって、その年の冬にお付き合いすることになるのですが、まあ、個人的な話はもういいですよね。ちなみに、気持ちを伝えたのは僕のほうです。

告白しようと思った決め手は、彼女が僕を(こわがっていなかった)からです。クラスメイトの中には、あからさまに顔には出さないもの、障害者である僕をどこかこわがったり、遠巻きに見たりしている人もいました。けれど彼女は、(障害)というキーワードに不安を抱く様子もなく、かといって好奇心で接するでもなく、対等な視点で僕を見てくれました。50分の体育の授業で彼女とうちとけられたのは、彼女の大らかさのおかげだったのでしょう。

障害者が健常者と恋愛をする場合、どうしても、(障害をどうやって理解してもらうか)という問題が出てきます。障害があるがゆえの制約(デートの場所など)が生じるのはある程度やむを得ないわけで、恋人になる相手にその部分をどうわかってもらうか。まずそこから始めなければならないのです。

Mさんとの関係では、僕もその点で悩みました。第一に、デートの行き先の問題。車椅子のバッテリーの関係であまり遠出ができず、現地のバリアフリー状況も気にしなければいけません。車椅子への対応がきちんと整っていて、なおかつ片道30分以内で行ける場所となると、どうしてもかぎられてしまいます。

結局、デートといっても日曜日に学校で時間を過ごすか、たまに川崎まで行って映画を観るかという決まりきったパターンになっていました。(一緒に過ごせるなら場所はどこでもいいよ)と彼女は言ってくれていたのですが、本当はオシャレな街を歩きたかったんじゃないのかなと、今でも申し訳ない気持ちです。

行動範囲が広がった今なら、遊園地とか水族館とかディズニーランドとか(発想が古くてすみません!)、ワンパターンにならないデートプランを考えてあげられるのになという思いもあります。すべては遅すぎる後悔ですけれど。

障害をいかにして理解してもらうか、というよりもまず、(障害を理解してくれそうな人を恋愛相手として選ぶ)ということが大事になってきます。でも、これが難しいんですよね。

友達として付き合っている分にはすごくフランクに、心を開いて接してくれていたのに、こっちが一歩踏み込んだ瞬間に、「障害がある人はちょっと……」と、引いた態度になってしまう人もいる(あくまで一般論ですよ、一般論)。

障害という部分に引っかかりを感じる気持ちを否定することは、僕にはできません。障害者との恋愛にリスクがともなうのは事実ですから。それに、制約のないデートを望むのはある意味で当然のことです。高校生の恋愛なら(一緒に過ごせるなら……)ですみますが、大人同士となるとそうはいきませんからね。

だから、どういう人が障害を受け入れてくれやすいかなんて、ふられてみるまでわかりません。専門知識のあるヘルパーさんや看護師さんならハードルが低いかというとそうでもないし、逆に渋谷のギャルが全員うちとけにくいというわけでもないでしょう。

とりあえず、告白してみましょう。(障害者だから……)と奥手にならずに、まずは気持ちを伝えてみるのです。ふられて当然、お付き合いできたらもうけものぐらいの心構えでいると失恋のショックも少ないかもしれません。

これは賛否両論あるところでしょうけれど、僕自身としては、障害を理由にふられたほうが気が楽なんです。だって、あきらめがつくじゃないですか。こっちの性格や相手側の状況を理由にふられたら、(性格や環境が変わればもしかしたら可能性があるのかな)と変に期待してしまいますが、「障害者はムリ!」ときっぱり言われれば、こっちもいさぎよく気持ちを切り替えることができる。本音をストレートに伝えるのも優しさなのではないかと、僕は思うのです。

デートにヘルパーを同行させるカップルも多いと、テレビ番組で知りました。1対1だと健常者のほうがどうしても介助者に徹してしまうから、恋人らしいムードが味わえない、ということのようです。僕自身はやっぱり、デートであれば彼女と2人の時間を楽しみたいと考えるタイプなのですが、世の中にはいろいろな恋愛観があるんだなと、また少し視野が広がりました。

障害者と健常者の恋愛には、いくつかの越えるべきハードルがある。では障害者同士の恋愛ならうまくいくかというと、そう単純なものではありません。双方が障害を持っているということは、向き合わなければならない問題が増えることを意味しますから、それ相応の工夫と努力が必要になるのです。

実際に障害者同士の御夫婦を知っていますが、周囲からの批判や予期せぬトラブルに見舞われたりと、つらい思いも多かったようです。そうした逆風にめげず、自分の思う道を一心に貫いている方々には、心から頭が下がります。

世の中のすべての男性を(モテる・モテない)という基準で分けるとしたら、僕は間違いなく(モテない側)にいる人間です。でも、そんな僕にも、人間関係をつくるうえでお手本にしている人がいます。

それは、田村淳さん(ロンドンブーツ1号2号)です。

持ち前のコミュニケーション能力を活かし、多方面なメディアで活躍する田村さんは、僕にとって、(本当はなりたかったもうひとりの自分)なのです。「つねに相手の本質を引き出す」という彼のコミュニケーションスタイルは、恋愛という関係だけでなく、いろいろな局面で役に立ちます。

たとえば、ビジネスで。「相手が何を一番望んでいるか」をまず先に考えるクセをつけておくと、差し迫った交渉もスムーズに運ぶのではないでしょうか。上司の指示をきちんと理解し、そのうえでそれ以上の成果を出す。このような(先読み社員)はどの会社でも大切にされます。

あるいは家族関係でも、お互いの気持ちを優先して考えるようにすれば、極端なボタンのかけ違いもふせげると思うのですが、それは理想論でしょうか。

相手の立場になって考えることの大切さを、田村淳という(モテ男)は教えてくれました。彼の言動には賛否両論ありますが、コミュニケーションへの鋭い洞察は参考にすべきものが多いと思います。

障害の有無にかかわらず、最近は恋愛に関心を持たない人が多いと聞きます。(どうせモテないから……)というあきらめの姿勢ではなく、そもそも恋愛そのものに興味がないのだそうです。

それもまた個人の価値観だといえばそれまでですが、僕としてはやっぱり寂しい気がします。面倒くさいなんて言わずに、どんどん恋をしてほしい。

僕がどうして恋愛を強くすすめるのか。それは、恋愛が(ままならぬもの)であるからです。

勉強や仕事であれば、自分自身が努力をすればそれなりの結果がついてきます。望んだ水準までたどり着けなかったとしても、積み重ねた分が無駄になることはないでしょう。

けれど、恋愛だけは違います。自分がいくら相手のことを好きになって、必死に気持ちを伝えたとしても、相手がそれを受け入れてくれなければ、すべてはゼロに戻ってしまいます。自分の努力だけではどうにもならないのです。

だからこそ、面白いのです。恋愛は、自分を見つめなおすチャンスでもあります。どうやったらあの人を振り向かせることができるか。その作戦をあれこれと考えるプロセスで今まで知らなかった自分に気づき、思わぬ自己発見につながる。恋多き人が若々しく映るのは、つねに新しい自分を見つけているからではないでしょうか。

片想いで終わってもいいから、恋愛はどんどんしたほうがいい――それが、数少ない恋愛経験からたどり着いたひとつの結論です。

2015年2月16日    朝日新聞


障害者×コミュニケーション

2015年02月17日 01時43分21秒 | 障害者の自立

ISOUKAIxとは

ISOUKAIx (イソウカイ クロス)は、第29回日本医学会総会 2015 関西(http://isoukai2015.jp/)がお届けする医学教育コンテンツ。毎回1つのテーマを、さまざまな角度から分野横断的に取り上げていきます。

 研究者・眼科医・産業医と3つの専門分野を持つ三宅先生に、コミュニケーションの本質についてお話しいただきました。障害者との交流から学んだこと、「動く・聴く・気づく」という3つを実践することで見えてくること。障害者という人はいない。誰でも障害者になる。不自由さや不便さから教わることがたくさんある……などなど気持ちが洗われる講演です。

「第29回日本医学会総会 2015 関西」のご案内

 「第29回 日本医学会総会 2015 関西」は、日本医学会が4年に1度開催する定時総会です。今回のメインテーマ「医学と医療の革新を目指して -健康社会をともに生きるきずなの構築-」を掲げて開催します。

こちらからプレゼンテーション全編をご覧いただけます。

https://www.youtube.com/watch?v=8I5jXtJDUp8&x-yt-cl=85114404&x-yt-ts=1422579428

2015/2/16  nikkei BPnet

 


精神障害者の就労、職場の工夫で定着 3年後に雇用義務化

2015年02月17日 01時35分24秒 | 障害者の自立

 平成30年から、統合失調症など精神疾患がある障害者の雇用が義務づけられるのを前に、大手企業を中心に精神障害者の就職件数が増加している。職場の意識改革や仕事内容の工夫でうまく就労環境が整う事例も多いが、受け入れに不安を抱える中小企業もある。当事者は「何ができて何ができないかを理解してもらえれば、安心して働ける」と話している。

障害者も戦力

 「これをこっちのように処理して」。大阪市西淀川区にあるニッセイ・ニュークリエーションの本社。入社3年目の男子社員(33)が、パソコンを操作する同僚女性に指示を出し、親会社の日本生命保険の顧客に発送する契約内容通知書などをそろえていく。

 数年前に特定不能広汎性発達障害と診断され、前の勤務先を退職した。障害者福祉手帳を取得して大阪市が運営する職業訓練施設に通い、この会社に入った。「パニックになって癖が出ても、同僚はみな自分の障害を知っているので理解してもらえる」と話す。

 ニッセイ社は、日本生命保険が設置した「特例子会社」だ。一般事務を担う部署では、さまざまな障害をもった人165人が働く。障害によって業務を区別せず、さまざまな種類の障害を抱える人がチームを組む。

 男性は「落ち着いて行動するのは難しいが、自分が人をまとめていく立場になったときのために成長していきたい」と前向きだ。

進む相互理解

 ニッセイ社が初めて精神障害者を雇用したのは20年度。現在は障害者165人のうち25人を占める。これまで退職者はいないという。山田忠宣常務は「面接で障害の内容は聞くが、配属する職場に病名などは伝えない。だから本人が一人一人と接して相互理解を深める努力が必要」と説く。

 12年前に統合失調症を発症した女性社員(38)を部下に持つ男性上司は自らも車いすを利用する。女性について「表情を見ていて、精神状態がだんだんと分かってきた。その時々に最適な助言を考えられるようになった」と話す。

 大阪労働局によると、大阪府内でハローワークを通じた精神障害者の就職件数は、17年度の285件から25年度の1433件まで、毎年増加している。25年度は、初めて知的障害者(1246件)を上回った。

 現在は7060社で計約4万人の障害者が働いているが、精神障害者を雇用しているのは912社にとどまる。大阪労働局の担当者は「見た目で障害が分からないので、受け入れに二の足を踏む経営者が多い」と指摘する。

ニッセイ・ニュークリエーションの職場の様子

大切なのは安心感

 シャープの特例子会社、シャープ特選工業(大阪市阿倍野区)は、受け入れる職場の同僚を対象に講習を行っている。

 7月に入社した男性(39)は、前の職場の運送会社で体調を崩し、注意欠陥・多動性障害(ADHD)に起因する鬱病と診断された。現在は「上司、先輩が自分の障害を知っていて、向こうの方から歩み寄ってくれる」と安心感を口にする。

 男性は、これから雇用を検討する企業に「精神や発達障害の人には自分から発信することが苦手な人が多い。何でも話しやすい雰囲気を作ってほしい」と呼びかける。

2015.2.15   産経ニュース



高次脳機能障害の支援策学ぶ 郡山で研修会

2015年02月17日 01時30分47秒 | 障害者の自立

 高次脳機能障害者の支援を考える「高次脳機能障がい支援研修会」は15日、郡山市の総合南東北病院で開かれた。医療、介護、福祉、行政の関係者約130人が参加し、障害者やその家族を支援するための知識を習得した。
 県、県高次脳機能障がい支援室(総合南東北病院内)の主催。国立障害者リハビリテーションセンター高次脳機能障害情報・支援センター長の中島八十一氏が「高次脳機能障がい支援普及事業の歩みと展望」と題して講演した。続いて県支援室の熊谷幸広支援コーディネーターが取り組みを紹介した。
 「高次脳機能障がい者への就労・生活支援」をテーマにシンポジウムを行い、南東北新生病院の医療ソーシャルワーカーや総合南東北病院の作業療法士らが実例を報告した。
 高次脳機能障害は、交通事故で頭を強く打った場合や、脳梗塞などの脳血管障害によって、記憶や言語などの脳の働きに支障が表れる。外見上は障害が分かりにくく、周囲の理解を得ることが難しいと言われている。

2015/02/16    福島民報