ゴエモンのつぶやき

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鬼束さん(別府)日本代表に 知的障害者バスケ

2015年02月23日 02時06分26秒 | 障害者の自立

 別府市の鬼束一生(いっせい)さん(21)が県内で初めて、知的障害者バスケットボールの日本代表チーム選手(10人)に選ばれた。22日から、オーストラリア・メルボルンで開かれる全豪選手権、オーストラリア代表との親善試合に出場する。

「もっと強くなりたい」 恵まれた体格生かす

 全豪選手権には、各州選抜チームと日本代表の計8チームが参加する。鬼束さんは身長187センチでポジションはフォワード。「一戦一戦頑張って結果を残したい。自分を鍛えてもっと強くなりたい」と張り切っている。
 5年程前から指導する知的障害者のチーム、福学クラブ(福岡県)の山下尚子ヘッドコーチによると、恵まれた体格を生かし、他の味方選手を自由に動かすためのスクリーンプレーが得意で、どの位置からも決めるシュートセンスが持ち味という。「試合中も仲間に積極的に声を掛けるなど精神面の成長を感じる。海外選手の体格の大きさに驚くと思うが、何かをつかんできてほしい」と期待する。
 小学4年の時に地域のチームでバスケを始めてから、力を付けた。大分大学教育福祉科学部付属特別支援学校高等部2年生だった2011年末から代表候補選手に選ばれ続けた。卒業後はホンダ太陽日出工場で働き、仕事が終わった後、スポーツジムで体を鍛えたり、別府市内の社会人チームで汗を流す。週末は「福学クラブ」と、中津市のチーム「レッドグリフォン」で練習している。
 父親の康晴さん(47)と母親の恵美さん(45)は「好きなバスケをとことん追求し、生き生きしている姿を見るとうれしい。多くの人と関わり、さらに成長してほしい」と話している。

※この記事は、2月21日大分合同新聞夕刊11ページに掲載されています。

2/23(月)     大分合同新聞


障害者スポーツ浸透を 福岡で親善試合

2015年02月23日 02時02分26秒 | 障害者の自立

 2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、スポーツへの参加を促し、障害者スポーツへの理解を深めてもらおうと、「オリンピック・パラリンピックチャレンジフェスタ2014」が21日、福岡市博多区のアクシオン福岡で開かれた。

 メインアリーナでは、ブラインドサッカーの日韓親善試合が行われた。ブラインドサッカーは、視覚障害者(ゴールキーパーを除く)が鈴入りボールの音やシュート方向などを指示するガイドの声を頼りにプレーする5人制の競技。九州で唯一のチーム「ラッキーストライカーズ福岡」と韓国代表が前後半各25分で戦った。

 ドリブルで攻め入ったり、激しく体をぶつけ合ったりするなど、両チームのキレのあるプレーに観客席からどよめきが起きる場面も。結果は0―0の引き分けだった。観戦した県立光陵高1年高山陽輔さん(16)は「目が見えない中でドリブルをして、すごい」と驚いていた。

 同フェスタでは、ブラインドサッカーや車いすテニスなどの体験教室が開かれたほか、柔道のバルセロナ五輪78キロ級金メダリストの吉田秀彦さんや、ラグビー元日本代表の大畑大介さんらによるトークショーも行われた。

2015年02月22日    読売新聞

ブラインドサッカーで激しい攻防を繰り広げる選手たち


<施設虐待防止>後見制度の拡充必要(4完)

2015年02月23日 01時59分17秒 | 障害者の自立

◎福島大教授(権利擁護制度論)新村繁文さんに聞く
 知的障害者に対する身体的虐待や、多額の預かり金を障害者の親族に振り込んだ経済的虐待などの問題が発覚した湯沢市の障害者支援施設「皆瀬更生園」。障害者福祉をめぐる政策が変わる中、理念と現実の落差が埋まらない現状を露呈した。弱者の権利擁護制度論を研究する福島大の新村繁文教授に、問題の背景や福祉政策の展望を聞いた。

 -一連の問題をどう見るか。
 「衝撃を受けた。市職員による虐待は何十年も前の話かと思うくらい時代遅れだ。虐待防止センターを設置する湯沢市は本来、虐待の通報を受ける側であり、民間より高い規範意識を持つ必要があった」

 -虐待が相次いだ背景は。
 「職員に福祉のプロとしての自覚が足りなかった。異動が少ない中、極めて古い体質が施設に温存されてしまったのだろう」

 -市福祉保健部が虐待について施設から通報を受けたのに動かなかった。
 「入所者の命に関わる問題であり、現地に行って事実確認をするべきだった。市の立ち入り調査があれば、施設職員が自省し、虐待の抑止につながる」

 -知的障害者の預かり金を親族に振り込んだ件は。
 「施設が金の出し入れを判断するべきではない。預かり金の引き落としは少額だけしか認められない。本人の金は本人が管理するのが原則。判断力が弱いなら、選任された成年後見人が管理するのが基本だ」

 -福祉政策は大きく様変わりしている。
 「2000年、高齢者に対する介護保険制度がスタートし、契約型福祉が始まった。障害者は03年、支援費制度の導入で契約の時代に入った。行政権限で障害者の処遇を決め、全額を公費で賄う措置の時代から、障害者が自分でサービスを選び、負担金を支払う時代に変わった」

 -障害者の権利に関しては。
 「欧州に比べて雇用政策などが遅れていると国際的な批判を受け、障害者差別解消法や障害者権利条約の批准につながった。今後は成年後見人や市民後見人を増やし、きめ細かく障害者をサポートするべきだ。適切な福祉サービスが提供されているか監視し、虐待の防止にも役立つ」(横手支局・喜田浩一)

[にいむら・しげふみ]49年東京生まれ。中央大大学院法学研究科単位取得退学。青森大教授を経て04年から現職。10年から13年まで同大権利擁護システム研究所長。専門は刑事法、権利擁護制度論。共著に「『社会的弱者』の支援に向けて」。

 ◇障害者福祉制度の変遷
2000年 介護保険制度、成年後見制度導入
  03年 支援費制度の導入
  12年 障害者虐待防止法施行
  13年 障害者差別解消法成立(16年施行)
      国会が障害者権利条約の批准を承認

2015年02月22日日曜日      河北新報


いちはらスマイルカンパニー:積極的障害者雇用の中小企業 川西造園土木を表彰 /千葉

2015年02月23日 01時55分49秒 | 障害者の自立

 市原市は、障害者雇用に積極的に取り組んでいる中小企業を表彰する「いちはらスマイルカンパニー」に同市椎津の川西造園土木(川西映子社長、従業員13人)を選んだ。このほど市役所であった表彰式で、川西社長は「光栄です」と笑顔を見せた。

  市は障害者の雇用促進と就業の安定を図るため、今年度、法定雇用義務のない従業員50人未満の企業を対象に表彰制度を県内で初めて創設した。

 市によると、同社は先代社長の時代から地域福祉活動に熱心で、現在は知的障害のある男性2人を雇用している。それぞれの状況に合わせ、勤務時間・内容に配慮などしているという。

 2人は、サッカー場などを備える市内の施設「スポレクパーク」の芝生のメンテナンス業務などに携わっている。市障がい者支援課は「表彰をきっかけに少しでも障害者雇用への関心が高まれば」としている。

毎日新聞 2015年02月22日 地方版


車いすダンス:障害者と健常者が一緒に楽しむ−−津 /三重

2015年02月23日 01時52分24秒 | 障害者の自立

 障害者と健常者が一緒にダンスを楽しむ「車いすダンス」の体験会が21日、津市一身田大古曽の県身体障害者総合福祉センターで開かれた。県内の車いす利用者や付添人、講師を務めた名古屋市の市民団体「車いすダンス名古屋ビバーチェ」のメンバーら約20人が、音楽に合わせて体を動かした。 

 同団体によると、車いすダンスは1950年代にイギリスで自然発生的に生まれたと言われ、60年代には社交ダンスをベースに、車いすに乗って踊る人と立って踊る人が2人一組となった「コンビスタイル」が考案されたという。

 体験会は鈴鹿市の「市民活動団体ライズ」が主催。参加者たちは、車いすを使ったターンや基本姿勢などを学んだほか、手を取り合い、音楽に合わせてステップを踏むなど、経験の有無に関わらず楽しんでいた。

 車いすダンスは初体験という津市の主婦、川合好美さんは「良い運動になったし、楽しかった。これからも踊りたい」と話していた。

毎日新聞 2015年02月22日    〔三重版〕