障害のある人とない人が交流を深めながら制作した作品を披露する「県障害者芸術祭HAPPY SPOT NARA2014-2015」が31日、奈良県文化会館などで開幕、東大寺大仏殿でオープニングセレモニーが行われた。
同芸術祭は平成24年から行われていて今回で4回目。セレモニーでは、「ビッグ幡(ばん)in東大寺」として、東日本大震災の復興などを願い、県内と東北3県の障害者が描いた作品を組み合わせた「幡」の奉納法要が営まれた後、境内に6本掲揚された。
幡は全長7メートル、幅0・9メートルで、「花鳥風月」をテーマに202人が制作した計171点の絵を組み合わせて仕上げている。作品を応募した、香芝市の吉原成信さん(24)は「月夜の星の形など描いた。たくさんの人に見てもらいたい」と話していた。
芸術祭は2月8日まで、近鉄奈良駅周辺の商店街や県文化会館などで作品の展示やワークショップなどさまざまな企画が行われる。
問い合わせは芸術祭の事務局(電)0742・43・7055。
2015.2.1 産経ニュース