ゴエモンのつぶやき

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障害者雇用へ農場運営…三重

2015年02月22日 02時18分48秒 | 障害者の自立

 人材派遣業「シグマホールディングス」(東京)の子会社が、4月から三重県東員町で障害者を雇用して農作物を栽培する「シグマファームとういん」を運営することになり、町と同社は18日、「農・福連携のまちづくり」に関する協定を締結した。

 農場を運営する子会社は「シグマサポート」。同町長深の遊休地1・2ヘクタールを借りて、タマネギ、サツマイモ、ゴマなどの栽培を始める。また、町の育苗研修交流施設を利用して、野菜や果実の水耕栽培も行う。農業指導者を含めて社員3人が常駐し、障害者10人を雇用するという。

 同ファームは、障害者総合支援法に基づき、障害者と雇用契約を結んで就労の機会を提供し、必要な訓練を行う「就労継続支援A型事業」の指定を受ける予定。シグマグループが農・福連携のA型事業所を運営するのは初めてで、シグマサポートの梶野秀彦社長は「東員で事業を軌道に乗せ、シグマファームを全国に展開していきたい」と語った。

 協定調印式で、水谷俊郎町長は「健常者も障害者も誰もが普通に暮らして働けるまちづくりを目指す」とあいさつ。立会人として出席した鈴木英敬知事は「農・福連携には県を挙げて取り組んでおり、今回の事業もしっかりサポートしていく」と話した。

2015年02月21日    読売新聞



障害者福祉、報酬据え置きの影響は?

2015年02月22日 02時07分15秒 | 障害者の自立

  橋正貴(まさたか)さん(32)、律子さん夫婦が2010年に始めた施設「にじの橋 中央の家」。鹿児島県霧島市の民家を改築し、おもに知的障害がある人たちが音楽を聴いたり、作業をしたりして過ごす。買い物や散歩など、利用者が地域の人たちに溶け込んで過ごせるよう街中を選んだ。1日で平均13人が利用する。8人の職員で「目が届く」サービスを心がける。

 だが、4月以降、サービス内容を見直すかもしれないという。障害者福祉の事業者に対し、おもに税金から支払われる「障害福祉サービス等報酬」が改定されるからだ。

 今の仕組みになった06年以降、ほぼ3年に1回改定される。これまでの3回の改定はいずれも増額改定だったが、今回は初めて「据え置き」になった。福祉の現場で働く人の待遇が悪くならないよう、月1万2千円に相当する賃上げに充てる報酬は増やす。その分、サービス自体の報酬は引き下げられることになる。

 「中央の家」が手がける「生活介護」の基本報酬も切り下げの対象で、サービスの対価はもっとも障害が重い人の場合で1・6%下がる。減収分をカバーするため、トイレットペーパーやティッシュを多く使う利用者には持参してもらうことなどを検討している。

 政府が報酬の抑制に動いた背景には、障害者福祉にかかる予算が大きく増えていることがある。15年度予算案で、障害保健福祉にかかるお金は1兆5469億円で、09年度に比べると9936億円から1・5倍超に膨らんだ。過去の報酬のプラス改定などで公費支援が手厚くなった結果、事業所数が増え、福祉サービスを利用する人もこの5年間で月当たり約47万人から約71万人に増えたためだ。

 財務省内には「事業者のもうけが大きい」との見方もある。政府の試算では、企業の利益率にあたる障害福祉事業者の「収支差率」は10%前後。一般の中小企業の約2%を大きく上回る。財務省などは、サービス報酬を実質的に減らしても、職員の賃金やサービス内容を維持することは可能と見ている。

 そんな数字で割り切る考え方に、律子さんは違和感があるという。「同じ1時間の預かりで精いっぱい利用者と向き合っても、何もせず預かっても、もらえる額は同じ。経営効率を突き詰めれば、もうけることはできるかもしれないが、そうはしたくない」

写真・図版

障害保健福祉予算とサービス利用者は増えている/これまでの報酬改定率と、今回の報酬改定のポイント

015年2月20日   asahi.com


知的障害者施設:虐待で改善命令 西東京「たんぽぽ」 /東京

2015年02月22日 02時03分03秒 | 障害者の自立

 西東京市の知的障害者施設「たんぽぽ」(社会福祉法人・田無の会運営)で入所者が虐待を受けていた問題で、市は20日、運営が適正でないとして同法人に社会福祉法に基づく改善命令を出した。都や市の再三の指導に応じないことなどが理由。1カ月内に市に改善報告するよう求めた。

  たんぽぽを巡っては虐待を理由に都が2013年9月、新規利用者の受け入れ停止の処分を出し、期限切れの昨年9月、改善が見られないとして再度同じ処分を出した。その際、現在の役員体制では虐待防止を図るのは困難として「早急な理事長、常務理事など役員体制の刷新」を求めていた。

〔都内版〕  毎日新聞 2015年02月21日


=巣立つ2015(24)= 金立特別支援、佐大附属特別支援、大和特別支援、唐津海上技術

2015年02月22日 01時59分23秒 | 障害者の自立

【金立特別支援】

 小西 華可(こにし・はるか)作文や短歌のコンテストに応募するなどチャレンジ精神を発揮した。専門学校への進学を希望し、「いろんな声を使い分けられる声優になりたい」。佐賀市金立町。

 山浦 彩(やまうら・あや)児童生徒会長として学校活動をリード。全国の主張大会で「学校生活でみんなと泣いたり笑ったり共感できたことがうれしい」と思いを伝えた。県内の福祉事業所で働く。佐賀市巨勢町。

 黒田 結希(くろだ・ゆき)3年生としてリーダーシップを発揮し、明るい笑顔で周りを元気にした。パソコン部に所属。「毎日楽しく過ごし、いろんな事に挑戦したい」。神埼市神埼町。

 古賀 洋行(こが・ひろゆき)小学部から12年間、療養生活を送りながら佐賀整肢学園から登校した。「たくさんの仲間や他校の生徒、先生と出会ったことが宝物」。佐賀市金立町。

【佐大附属特別支援】

 川原 颯(かわはら・はやて)図書委員として活躍し、後輩に料理本など好きな本を紹介した。鹿児島への修学旅行が思い出に残る。「ドライブが大好きなので、いろんな場所に行ってみたい」。佐賀市本庄町。

 田崎 仁(たさき・ひろし)学校のリーダー的存在で、全国障害者スポーツ大会のソフトボール投げで4位に入った。スーパーモリナガに就職。「1人暮らしをして、自立した生活を送りたい」。佐賀市本庄町。

【大和特別支援】

 小渕 翔平(おぶち・しょうへい)児童生徒会会長で周りの信望が厚い。全国障害者スポーツ大会では県代表の旗手を務めた。県内の企業に就職する。「職場の人と仲良くして、楽しく仕事をしたい」。神埼市神埼町。

 光岡 直人(みつおか・なおと)清掃の作業を頑張り、障害者技能競技大会で金賞、喫茶サービスでは銀賞を受賞した。県内の企業に就職し「経験を積んで、人の役に立つような仕事をしたい」。多久市東多久町。

 井原 舞(いはら・まい)すれ違う先生や友人とハイタッチを交わす、みんなの人気者。友達との春の遠足や修学旅行が思い出。「今後も家族と楽しく過ごしたい」。県内の生活介護事業所を利用。佐賀市西与賀町。

 西原 彰太(にしはら・しょうた)いつも笑顔でみんなのムードメーカーだった。修学旅行のUSJやホテルに泊まったことが思い出で「お金をためて、また行きたい」。県内のB型事業所を利用する。鳥栖市前田町。

【唐津海上技術】

 古賀 一葵(こが・いつき)集団行動の大事さや協調性など、船員の心構えを学んだ。「寮で友達と助け合えたことが一番の思い出」。国華産業に就職し、将来は機関長を目指す。鳥栖市今泉町。

 清水 佑真(しみず・ゆうま)離島出身で身近な交通手段の船に興味を持った。学業優秀。「練習船を操船して唐津の海の新たな面を知った」。海技大学校海上技術コースに進む。唐津市神集島。

 山田 海斗(やまだ・かいと)生徒会で活躍し、球技大会などを計画した。日鉄住金物流に就職する。「父のようになりたい」と同じ船員の道を志し、憧れた背中を追い続ける。佐賀市久保田町。

2015年02月21日    佐賀新聞


道開発局のコンクールで登別の「ゆめみ~る」優秀賞

2015年02月22日 01時48分21秒 | 障害者の自立

 登別市幌別町で地域食堂や子育てサロンなどを運営するNPO法人ゆめみ~る(對馬敬子理事長、会員37人)が、道内の農林水産業活性化に向けた優良事例をたたえる道開発局主催の「わが村は美しく―北海道」運動コンクールで、優秀賞に選ばれた。市内では初めて。食を通じた幅広い活動で地域に定着していることが評価された。関係者は「これからの活動の励みにしたい」と喜んでいる。 

 コンクールは道内の農漁業を盛り上げるため、先進的な取り組みにスポットを当てながら、他地域への波及を目的に2002年(平成14年)から始まった。

 今回は道内80市町村から99団体が応募。優秀賞14団体、奨励賞30団体が選出された。室蘭開発建設部管内からは12団体の応募があり、優秀賞にゆめみ~るが選出され、奨励賞に苫小牧市、新ひだか町、浦河町の四つの企業や高校などが選ばれた。

 ゆめみ~るは、高齢者や障害者、子どもの見守りと「誰もが安心して暮らせる福祉のまちづくり」を理念に08年10月設立。地域食堂や配食事業のほか、毎週土曜日には朝市を開催し「地域の味」を提供する。また、高齢者が主役の「ふれあいいきいきサロン」が好評で、小学生が自由に活動できる「放課後子ども教室(はまなすメート)」なども行う。

 對馬理事長は「ボランティアの皆さんを中心に子育て中のお母さんやお年寄り向けのサロンとして広く活動してきました。これからも誰もが気軽に集える居場所づくりを進めたい」とにこやかに語った。

 25日に表彰式が行われる。札幌市内での実践報告も予定されている。

【2015年2月20日(金)朝刊】    室蘭民報