ゴエモンのつぶやき

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宮崎の障害者団体、パキスタンの女性障害者を支援

2019年05月01日 00時12分39秒 | 障害者の自立

 宮崎県内の障害者や支援者らでつくるNPO法人、障害者自立応援センターYAH!DO(ヤッド)みやざき(宮崎市)が、パキスタンの女性障害者の支援に取り組んでいる。パキスタンでは女性障害者の社会環境の劣悪さが課題という。昨年9月に応援基金をつくり、広く寄付を呼びかけている。

 ヤッドみやざきの山之内俊夫副理事長が、2年前の夏、支援の一環でパキスタン東部ラホールを訪問。現地の障害者グループ「マイルストーン」と交流した。その際、女性障害者が置かれた苦境を知ったことがきっかけとなり、基金設立へ動いた。

 山之内さんによると、パキスタンでは女性障害者が自立して生活するのは困難という。そもそも女性が社会参加することに対する風当たりが強く、家族は障害者を外に出したがらない傾向がある。このため女性障害者は、感情や思いを誰かと共有することがなく心理的な問題を抱える。不衛生や医療的ケアの不足も指摘されている。

 連で、障害のある人が障害のない人と同等の生活を営むために必要な「合理的配慮」について言及した「障害者権利条約」が採択されたのは2006年。山之内さんは「現実はまだまだ遠いですけど、障害のある僕たちに国境は関係ない。障害のある人の生きづらさに深く共感する」と話す。他国を支援することが日本の障害者福祉の後退を阻止する強い歯止めにもなるという。

 基金は、パキスタンの女性障害者リーダーの育成など障害者グループの活動資金に充てられる。これまで50万円程度を送金した。

 振込先は「ゆうちょ銀行」で、店名「七三八」、店番「738」、口座名「特定非営利活動法人障害者自立応援センターヤッドみやざき」。

 口座番号は普通預金「1807987」。問い合わせはヤッドみやざき(0985・31・4800)。

朝日新聞        2019年4月30日


障害者の活躍を後押し 文科省が重点政策

2019年05月01日 00時05分48秒 | 障害者の自立

文部科学省は29日までに、学校教育や生涯学習、文化芸術などの各分野で障害者の活躍を後押しするため、本年度から取り組む重点政策「障害者活躍推進プラン」をまとめた。学校現場での雇用推進や芸術鑑賞の機会拡充、学校卒業後の学びの場確保などが柱だ。

雇用推進では、障害のある教職員が働きやすい環境づくりに向け、相談態勢や支援スタッフ配置などの先行事例を全国に発信。教員採用試験の受験資格に「自力通勤可能」「介助者不要」といった制約がある場合、自治体に改善を指導する。

文化芸術では、映画鑑賞時の字幕や音声ガイドの制作を支援。小中学校や特別支援学校への芸術家派遣も進める。このほか、公民館や大学などを拠点とした学びの場づくりを進めるため、自治体と大学、企業の積極的な連携を促すことも盛り込んだ。

2019/4/29        日本経済新聞