ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

生駒の名物プリン、障害者の就労支援所に事業譲渡

2019年05月21日 20時07分29秒 | 障害者の自立

 奈良県生駒市の土産品として人気のスイーツ「たけひめプリン」の事業が、市内にある障害者の就労支援事業所に無償譲渡された。知名度のある商品づくりに障害者が携わることに周囲は期待する。プリンは事業所隣のカフェで販売中だ。

 たけひめプリンは、地元の造り酒屋の酒かすを使った「大人の味」のプリン。生駒の名産、茶筌(ちゃせん)の原料である竹の形をした容器が特徴だ。2012年に開かれた「生駒市の新しいお土産コンテスト」でグランプリに輝いた。考案した緒方亜希野さん(46)は14年に洋菓子をつくる会社を設立し、専門店をオープンさせた。

 一方、一般社団法人「無限」の代表理事、石田慶子さん(45)は、長女に知的障害があることをきっかけに福祉に携わってきた。「障害があっても配慮と工夫で質の高い仕事ができ、仕事を通して成長することもできる」と強調する。

 ログイン前の続き就労支援事業所では、競技ダンス用のバングル作りやバッグ用の布の裁断、ネット販売サイトへの出品作業などを手がける。「仕事が丁寧、同じ作業を長時間できる、細かいところに目が届くといった障害者の長所を生かせる仕事はあるのです」

 石田さんは昨年、「地域と福祉をつなぐ入り口になれば」との思いで、事業所の隣にカフェ・メリメロをオープン。その際、ケーキの監修を緒方さんに頼んだ。一方、緒方さんも手がける仕事が忙しくなり、プリン製造のパートナーを探していた。

 「カフェで働く障害者のトレーニングスタッフさんの仕事ぶりも質が高いと感じていた」と緒方さん。今年3月、プリン事業は譲渡することを決めた。「地域のビジネスとして、無限の広がりを感じました」

 プリンのレシピはカフェの上田侑奈(ゆきな)店長(31)に提供。トレーニングスタッフの勢力(せいりき)佳津美さん(36)=生駒市=と西口哲平さん(26)=桜井市=の2人が、軽作業やカフェの仕込み作業などの仕事と並行しながら、上田さんから作り方も教わっていく。

 「勢力さんは手早く、西口さんは仕事が丁寧。2人の長所を生かした作業を担ってもらいます」と上田さん。勢力さんは「大事な仕事を頂いたので、スキルアップを目指して頑張りたい」と意気込む。

 石田さんは、福祉事業の新たな形に期待を寄せる。「『何かをしてもらう』ではなく『地域のために何ができるのか』。プリンを通じて、できることを実現していきたい」

 プリンは1個250円(税抜き)。カフェ・メリメロ(0743・77・0805)は近鉄南生駒駅から徒歩5分。日曜・祝日休み。

2019年5月20日         朝日新聞


駅転落事故防止 視覚障害者サポート講習会

2019年05月21日 19時52分56秒 | 障害者の自立

去年12月、JR高松駅で視覚障害のある人が駅のホームに転落する事故が発生したことを受け、駅の利用者が障害者のサポート方法を学ぶ講座が、きょう、開かれました。
JR高松駅で行われた視覚障害者のサポート講座には駅の利用者や売店の店員、関係者などおよそ10人が参加しました。
参加者は前が見えにくくなる特殊なゴーグルを装着し、2人1組になって駅や電車の利用を体験しました。
この講座は視覚障害のある人がホームに転落したことを受け、再発防止に繋げようと初めて行われたものです。
視覚障害のある女性などから直接、サポート方法を学び、電車とホームの間のすき間の乗り越えかたなどを体感していました。
講座は年4回予定していて、JR四国では困っている人を見かけたら積極的に声をかけてほしいと呼び掛けています。

 2019.05.20        日テレNEWS24

聴覚障害者の力になろう 要約筆記受講者を募集

2019年05月21日 19時41分34秒 | 障害者の自立

 宮城県聴覚障害者情報センター(仙台市青葉区)は、6月開講の要約筆記者養成講座受講生を募集している。  要約筆記者は聴覚に障害があって手話ができない人のために、話の内容をすぐに要約し手書きやパソコンの文字で伝える人。センターによると、県内の要約筆記者の登録者は28人で不足している。聴覚障害者の社会参加を支援する人が増えてほしいという。  6月23日~来年12月の主に日曜日に36講座を開講する。対象は要約筆記者として登録し、活動の意思がある県内在住者。定員は手書き、パソコン各コース10人。無料。テキスト代は実費(約4600円)。  申し込みはセンターのホームページから用紙をダウンロードし、郵送で。締め切りは今月30日(消印有効)。25、26の両日午後1時からセンターで事前説明会がある(参加は任意)。  連絡先はセンター022(393)5501。

2019年05月20日        毎日新聞


障害者の消費者トラブル 4コマ漫画で事例集 消費者庁

2019年05月21日 19時05分12秒 | 障害者の自立

 消費者庁は17日、障害者の消費者トラブルをまとめた事例集を公表した。障害を持つ本人や支援者が利用することを想定し、イラストや4コマ漫画を使って解説している。消費者行政新未来創造オフィスの金子浩之参事官は、徳島県庁での記者会見で「読んでもらったり、啓発活動に活用したりして効果を検証していきたい」と述べた。

 消費者庁職員が昨年、徳島県と岡山県の計26団体・施設を調査し、聞き取った計120件の事例をまとめた。冊子では、事例ごとに精神、発達、知的、身体など障害の種別▽普段の生活の様子▽どのような消費者トラブルに遭ったか▽解決策――などを漫画やチェックリストで説明している。

     障害者が被害者となるトラブルは、これまで詳細に調査されていなかったという。同席した矢吹香月・客員主任研究官は「障害の特性によってトラブルに何度も遭うこともある。社会全体が支援する気持ちで、冊子を活用して周囲もトラブルに気づいてもらいたい」と話した。

     冊子は消費者庁のサイトhttps://www.caa.go.jp/future/project/project_009/)で公開されている。


障害者、住みよい社会に 市長と専門家意見交換

2019年05月21日 17時26分47秒 | 障害者の自立

陸前高田市は18日、同市高田町の市コミュニティホールで、明日を語るわくわくトークとチター演奏のつどいを開き、市民ら約80人が障害者支援の在り方を考えた。

 日本障害フォーラム副代表で市ノーマライゼーション大使の藤井克徳さん、同市の障害者就労支援施設あすなろホームの西條一恵施設長、戸羽太市長が「ノーマライゼーションという言葉のいらないまちづくり」などをテーマに意見交換。

 西條さんは障害者の住まいについて「親がいなくなってからも地域で安心して暮らしていける社会になってほしい」と願い、藤井さんは「住宅政策は多様で、陸前高田らしい方法を考えてほしい」と呼び掛けた。戸羽市長は「健常者と障害者に線引きがあってはいけない。互いを理解することが第一歩で、少しずつでも前進できるようにしたい」と述べた。

 チター、フルート、チェロの各奏者による演奏会も開かれた。

 意見交換する(右から)西條一恵施設長と戸羽太市長、藤井克徳さん
 
意見交換する(右から)西條一恵施設長と戸羽太市長、藤井克徳さん
 
2019.05.20         岩手日報