ゴエモンのつぶやき

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障害者は恋しちゃダメなの?女子高生を描いた漫画が訴えかけるメッセージ

2019年05月26日 16時56分36秒 | 障害者の自立

漫画家・岡藤真依さんの『少女のスカートはよくゆれる』。モデルとなったのは、生まれつきの脳性まひで、車いす生活をしているマユミさんだ。2人が語り合った、「障害者と恋愛、そして性」とは。 

障害があるから、恋はしてはいけないーー?

生まれつき、脳性まひがある車椅子の女子高生。そんな少女の恋愛模様を描いた物語がある。

モデルとなったのは、生まれつきの脳性まひで、車いす生活をしている女性だ。その女性と、作品を描いた漫画家が、「障害者と恋愛、そして性」について、それぞれの思いを語った。

                           
  Kota Hatachi / BuzzFeed
 
 「人として、人を好きになるっていうことは当たり前なんですよね」

そう語るのは、マユミさん(仮名=36歳)だ。

漫画家・岡藤真依さんの『少女のスカートはよくゆれる』(太田出版)に自らをモデルにした短編集が掲載されている。

自身の恋や性について、メディアなどで話をすることも多い、マユミさん。そうした中では常に反発もあるという。

「障害者が恋とか性の話をすると、『生意気だ』『とんでもない』という声をかけられることがあるんです。『これ以上障害者を増やすな!』『恋愛なんてとんでもない』みたいな風潮が、いまもある。もちろん、昔より緩くはなってきてるんですけど……」

「私たちも、当たり前に恋もすれば、ちょっとムラムラすることもある。人間が生きるために必要な機能や気持ちだから、どうしようもできないんですよね。やめろとか、やるなとか、考えるなっていう発想自体がおかしいと思っています」

マユミさんは幼稚園から高校まで、「障害を意識せずに生きてきた」という。

「親も、そう育ててきたんですよね。だから、普通の学校に入って、普通に暮らして。周りに障害者はいなくって、障害者のことを知らなかったんですよ。本当そんな感じでした」

高校時代は恋愛もした。相手は、中学時代に同じ部活の先輩。連絡網の電話番号に電話をして、いきなり告白をしたーー。そんな記憶が、いまも生き生きと残っている。

「病気が悪化して、高校は1年生の2学期までしか通えなかった。でも、すごく楽しかった記憶しかない。密度の濃い高校生活だったと思ってます」

「しょせん脳性まひだな」

 「そのあと歳を重ねて、だんだんと施設とかに通いだしたんですよね。すると、障害者として生きなきゃいけないようになってしまった。周りの環境がそうだから。そうしないと、周りが許さないんです。この感覚って、わかりますか?」

マユミさんが通っていたのは、地方の通所施設だった。そこでは化粧をしたり、眉毛を書いたりするだけで、職員から怒られることもあったという。

「支援していただいてる身なので、合わせないといけなかった。これはやっちゃ駄目、あれやっちゃ駄目、という世界だったんです」

昔のように自分の思った生き方ではなく、いつしか周囲が規定する「障害者としての生き方」をせざるを得なくなったというマユミさん。

その後、大人になってからも何度か恋愛をしたが、なかなかうまくは行かなかった。

「付き合っているか、付き合っていないか」のような関係の男性ができたこともあった。しかし、その一言に、大きく傷つけられたという。

「『しょせん脳性まひだな』って、何年か前のクリスマスの時に言われたんですよね。いざしようかなってときに、うまくできなくて。何回も泊まりにきて、一晩過ごしてるけど何もなくて。いやいや、あんた分かってるやん…っていう」

マユミさんはこうつぶやく。「あまりにも砕けるから、嫌になっちゃったんだよね」と。

障害者は「乗り越えなきゃいけない」のか

今回、マユミさんがモデルとなった作品が掲載されている『少女のスカートはよくゆれる』。

初体験、同性愛、性的被害、そして障害ーー。さまざまな葛藤や過去を抱える少女たちの恋や性のもようを、繊細なタッチで描いた短編集だ。

岡藤さんは当初、マユミさんのエピソードを聞いた上で、当初は「体も結ばれるみたいな結末」の作品を描いていたという。

しかし、編集者から受けたのは「これは岡藤さん甘いです」という”お叱り”だったそうだ。

「マユミさんがなんでも乗り越える人なんだ、みたいな幻想を持っていたんですなんなんでしょうね。ちょっと願望みたいなのを込めすぎて、そういうふうなのを描いちゃったのかな」

「そこをちょっと編集者につかれて、喫茶店で大泣きしまして。障害をわかった気になっていたということへの自分の恥ずかしさとか、作家としての問題点みたいなものに気づいてしまったというか……」

乗り越える、という言葉について。岡藤さんの言葉を聞いたマユミさんも、こう自身の思いを語った。

「障害者はいつも乗り越えなきゃいけない。頑張っていないといけない。フラットではなく、すごく低いところから上を見なきゃいけない。でも、それは周りがそう思い込んでいるだけだと思うんです。みんながみんな、そうとも限らないですよね」

当事者にはそうしたことを目指している人もいる。あくまで自分の考え方、としながらマユミさんはこう続ける。

「『愛は地球を救う』もそうです。いま『チャレンジド』という言葉も使いますけど、私、あの言葉もあんまり好きじゃないんですよ。『そんな言葉を使うな』ではないですけれど、別にそんなに気張らなくてもいいんじゃないんですか?という感じです」

お前が障害者やからー」

最終的に岡藤さんが書き上げたのは、脳性まひゆえに車椅子生活を送る少女が、恋心を寄せていたクラスメイトの男子に「うちとやってくれん?」と言ってフラれてしまう、という物語だった。

少女に「あかんの?私のこと嫌い?」と言われた男子は、思わずこう口を滑らせる。

「頭おかしいんとちゃうか!ちょっと勉強教えたっただけで調子乗んな!それやってお前が障害者やからー」

それでも少女は諦めず、告白を続けるーー。そんな姿にこそ、自分が重なるとマユミさんはいう。

「結ばれないところがね、私らしくて。『あかんの?』と言ってしまうところも、16歳の私だとしたら、言ってそうだなって。『私じゃあかんの?』って、障害者だからというところを取っ払った、フラットなものじゃないですか」

恋にせよ、性にせよ、そして日常にせよ。マユミさんにとって、そうした「フラットさ」はこれからより一層伝えていきたいひとつのテーマでもある。

たとえば、マユミさんはかつて一時期、障害者向けのデリバリーヘルスで働いたこともある。このときの話も同じだ。

「そもそもこういう場所があることに対して、『あ、あるんだ。よかったな』と思ったんですよね。障害者向けなんて、皆無だと思っていたので。それで、性産業に興味があったので働いてみると、安心感もあったんです。私も動けないけど相手も動けないから、悪いことできないから安全だし…」

「こういう話を、私はどんどん自分の口で言っていくようにしているんですよ。最終的な落としどころは、身近になること。恐る恐るふれるもんでもないですからね。変わらないんですよ、みんなとね(笑)」

世界を広げるために

「性」を大きなテーマとして描いてきたと語る岡藤さんも、同じような思いを持っているという。

「漫画って娯楽じゃないですか。そこに性というテーマを持っていくと、だんだん『やましさ』みたいなのがなくなっていくのかなって、思っているんですよ」

それは、「障害者の性」についても言えることだ。

「私自身、これまで障害者の方の性を考えたことなんてなくて。でも、そういえば当たり前のことなんだっていう。マユミさんと会って、ハッとさせられたというか、世界がブワッと広がった。障害者の性ももっと勉強しながら、いつか発表したいんです」

「みんなわりと壁を作りがちなんですよね。やっぱり話したら、同じ感覚なところって絶対ある。知ったら本当に変わる。そういう経験を、漫画というメディアを通して読者の人に届けられたらいい」

BuzzFeed Japan         Kota Hatachi  Kota Hatachi

 


県障害者スポーツ大会で19度目の団体優勝 たつのの施設

2019年05月26日 16時39分54秒 | 障害者の自立

 神戸市で4月末に開かれた第13回県障害者のじぎくスポーツ大会の車いす使用者の部で、障害者支援施設「西はりまリハビリテーションセンター」(兵庫県たつの市誉田町福田)が19度目の団体総合優勝を果たした。2017年で18連覇となったが、昨年は優勝を逃した。雪辱を期して臨んだ今大会は初出場選手が躍進の原動力になった。このほど同センターであった祝勝会では皆でくす玉を割って喜びをかみしめた。

 同大会はかつて身体、知的、精神障害とそれぞれ個別に開いていたが、07年に統合。今年も陸上や水泳など10競技に計約2千人が参加する。車いす使用者の部は県内32団体約130人が出場。陸上とフライングディスクの2競技13種目で争われ、障害の部位や年齢などの各区分で表彰された。

 同センターからは26人が参加し、計37個のメダルを獲得。金は21個と昨年より5個増やし、初出場選手が10個を持ち帰った。利用者と職員が「V奪還」を合言葉に大会前の1カ月間、強化練習に臨み、19度目の総合優勝をたぐり寄せた。

 祝勝会には選手やセンターの職員ら約60人が集まった。初出場にして陸上50メートルとスラロームの二つの金メダルを獲得した田村淳二さん(45)は「利用者の代表として出られたのは誇り。2人の子どもの前で一生懸命に競技に取り組む姿を見せられて良かった」と話した。

 

くす玉を割って19度目の総合優勝を喜ぶ選手ら

2019/5/25        神戸新聞NEXT


芹沢俊介氏を講師に相模原障害者殺傷事件に親鸞の教えから考える

2019年05月26日 16時14分20秒 | 障害者の自立

新潟県三条市本町2、真宗大谷派三条別院は5月26日(日)午後2時から本堂で三条別院公開講座を開き、評論家の芹沢俊介さんを講師に「親鸞で考える相模原障害者殺傷事件」のテーマで聞く。

講演テーマの相模原障害者殺傷事件は、2016年に神奈川県立の知的障害者福祉施設で起きた。元施設職員の男が施設に侵入し、刃物で入所者19人を刺殺し、入所者と職員26人にけがをさせた大量殺人事件。男は障害者の生きる価値を否定した。

芹沢さんは1942年東京生まれ。評論家。上智大学経済学部卒業。1982年『「イエスの方舟」論』(現在・ちくま文庫)で注目を集め、以後、家族、暴力、宗教、ひきこもりなどをテーマに批評活動を続ける。著書は『若者はなぜ殺すのかアキハバラ事件が語るもの』(小学館新書)、『「存在論的ひきこもり」論 わたしは「私」のために引きこもる』(雲母書房)、『家族という意志 よるべなき時代を生きる』(岩波新書)、『宿業の思想を超えて吉本隆明の親鷺』(批評社サイコ・クリティーク)、『子どものための親子論〈親子になる〉という視点』(明石書店)など数多い。

相模原障害者殺傷事件直後の17年に発行された『親鷺で考える相模原殺傷事件』(東京教区東京1組教化委員会編)を受け、さらに現在にいたるまで考え続けていることを中心に芹沢さんから話を聞く。

三条別院は「地域に開かれた別院」を目指し、現代の間題や課題と仏教についての公開講座を年1回開いている。宗祖親鸞は「善悪の字しりがおは おおそらごとのかたちなり」と言う。現代は善悪では割り切れない問題があふれている。寺という場所でさまざまな問題を仏教を手がかりに、ともに考える。

東京教区で芹沢さんの講演を企画した台東区・圓照寺の花園一実さんは「あの事件の問題性に真正面から応えていけるのは、親鸞の教学しかない」と話している。福祉施設で働く人や教育者など幅広く聴講を呼びかけている。入場無料。問い合わせは三条別院(電話:0256-33-0007)へ。

2019.5.25    ケンオー・ドットコム


障害者招き搭乗体験=木製車椅子など用意-日航

2019年05月26日 15時44分03秒 | 障害者の自立

 日本航空は25日、羽田空港(東京都大田区)で目や耳、足などが不自由な人らを招き、搭乗体験会を開いた。26人が参加し、保安検査や旅客機内への移動などを経験。機内ではトイレ、座席などの設備も確認した。

 日航は、金属探知機が反応せず保安検査をスムーズに通過できる木製車椅子や、タブレットを使った遠隔手話通訳サービスを紹介。空港や機内でも介助や手助けを行うとして、利用を呼び掛けた。

 千葉県習志野市から来た会社員の大西勇輝さん(32)は車椅子で生活している。普段は乗用車で移動することが多く、飛行機は使っていなかったという。「今回、空港や機内で一人ひとり手助けしてもらえることが分かって心強い」と話した。 

木製車椅子について質問する利用者(中央)

障害者招き搭乗体験=木製車椅子など用意-日航


無人料金所の対応学ぶ 聴覚障害者ら対象

2019年05月26日 15時19分13秒 | 障害者の自立

高松で来月2日 高速道で導入増、不安の声 /香川

 聴覚に障害のある人を対象とした高速道路での対応について学ぶ講座が6月2日、県聴覚障害者福祉センター(高松市太田上町)で開かれる。ETCとともに導入が進む無人の料金精算機の利用法や、高速道路上での緊急時の対応方法について、西日本高速道路サービス四国の担当者が講演する。

     県中途失聴・難聴者協会の主催。会員が高速道路の料金精算機を利用し、障害者割引を適用するための方法が分からなかったり、トラブルがあったりした際、

インターホンを通してのコミュニケーションが取りづらい。