ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者の心に効く農業 佐々木秀夫氏

2019年05月29日 15時47分50秒 | 障害者の自立

特定非営利活動法人「都筑ハーベストの会」理事長

政府が障害者や高齢者らを農業分野で雇う農福連携を推進し始めている。農家の高齢化で耕作放棄地が増える農業、就労促進が課題の障害者対策の解決策として大いに期待したい。私は就労の視点を超えて、幅広く障害者に農業に親しんでもらいたいと思う。農福連携の考え方を広げてほしい。

私たちの法人は精神障害者や発達障害者、かつてひきこもりだった人たちが中心となり、重症心身障害児や認知症の高齢者らの農を通じた生活支援も進めている。その一環として休耕田での稲作づくりを手がけている。田んぼでの作業は、心に障害のある人たちのやりがいや生きがいにつながり、重症心身障害児らに従来の福祉・介護サービスでは実現できなかった体験の場の提供を試みている。

先日、田んぼのあぜで、ひとりの母親が重度心身障害を抱えた息子を抱きかかえ、田植えの予行演習をした。子どもの顔に笑みが浮かぶと、母親やメンバーからも笑みがこぼれた。田んぼの中で人々の心がつながっていく場面を目の当たりにできた。こうした心の相互作用も農福連携で目指すべき成果ではないだろうか。

障害者対策の中でも精神障害の分野は遅れが目立つとされる。重症心身障害児・重症心身障害者の場合、特別支援学校を卒業した後、地域とどうかかわるか、生活介護事業所で日中どう過ごすかなど、福祉の面での課題が山積している。認知症の高齢者へのケアも難問だ。就労の面で社会とのつながりを持ちにくい人たちをどう支えるか。私は農が果たす役割は大きいと考える。

土とふれあい、コメや野菜をつくる。田に吹き注ぐ風や漂うにおいなどを五感で感じ、ふと無心になる。そうした営みは現代人の心の健康の回復にもつながる。農を通じた人と人の関わりは、心を病む者や重いハンディのある者にも前向きに生きようと思うきっかけになるかもしれない。

農福連携は就労の増加に伴う農業の生産性向上が意識されるが、障害者一人ひとりの心に寄り添うことも重要である。社会的弱者が豊かな生活を送り、意義ある仕事を得るうえで農業は欠かせない。農福連携は多くの可能性を秘めている。

 2019/5/28         日本経済新聞


音響式信号機 整備を

2019年05月29日 15時36分57秒 | 障害者の自立

塩川氏 視覚障害者の命の問題

日本共産党の塩川鉄也議員は15日の衆院内閣委員会で、視覚障害者の交通安全対策の強化を求めました。

 昨年12月、東京都豊島区で視覚障害者の男性が車にはねられ死亡した事故現場では、「ピヨピヨカッコー」と音を発する音響式信号機がありながら、夜間から早朝は鳴らない設定になっていました。

 塩川氏は全国で20万機ある信号の設置状況を質問。警察庁の北村博文交通局長は、音響式信号機は1割の約2万機、横断歩道上に点字ブロックがあるエスコートゾーンは2千カ所で1%しか整備されていないことを明らかにし、「地域住民の生活環境への影響を勘案し、(設置を)判断している」と答えました。

 塩川氏は、音響式信号機は(1)横断歩道の場所、(2)信号の色、(3)横断歩道の方向がわかるもので、「視覚障害者のための音は、騒音ではなく命にかかわる情報だ」と強調。早朝夜間も信号機の音を切るのではなく音量調整など工夫して24時間対応にすべきだと主張しました。

 山本順三国家公安委員長は「視覚障害者の方の安全確保は大きな責務。予算確保に努めたい」と答弁しました。

2019年5月28日        しんぶん赤旗


JR和歌山駅の土産5選で紹介 障害者が作るこだわりのバウムクーヘン

2019年05月29日 14時57分47秒 | 障害者の自立

 和歌山県海南市の社会福祉法人一峰会(山添高道理事長)の障害者就労継続支援B型事業所「おかし工房桜和」は、地元食材にこだわったバウムクーヘン「キノネンリン」を製造している。JR和歌山駅の土産5選としてウェブで紹介されており、2月末に神戸市で開かれた第4回バウムクーヘン博覧会では、和歌山県代表として選ばれ、事前投票で全国人気1位に輝くほどの人気ぶりだ。

  バウムクーヘン製造のきっかけは、拔井友希所長が2009年に大阪市内で開かれた製造機器の展示会に出掛け、「3日で焼けるようになる」という焼き機に出合ったこと。その後、メーカーの研修に利用者と参加し、生地の計量、練り、袋詰めなど事業所利用者にできる作業が多いことから導入を決めた。ただ、売り物になる製品を職員が焼けるまでには、3カ月かかったという。

  こだわったのは、良質な県産食材を使うこと。当初は、紀州梅の梅酢飼料で育った鶏が産んだ「紀州うめたまご」や、みかん蜂蜜を使った「礎」(大1200円、小600円)と備長炭パウダーを練り込んだ「備長」の2種類だったが、赤字続きのため、13年から新商品開発に力を入れた。

  そして色川町で栽培する緑茶を使った「色川」、濃縮果汁をふんだんに入れた「有田みかん」、全国1位の栽培量を誇る山椒入りの「ショコラ山椒」の計5種類ができた。15年には「障害者スイーツ甲子園」でグランプリを獲得した。        

                                                                                                                                                                                
   焼き上がったバウムクーヘンは手前の切断機で切り分ける
 
2019年0528                         福祉新聞編集部

障害者向け求人サイト「エラビバ」サービス開始のお知らせ

2019年05月29日 14時42分58秒 | 障害者の自立

[株式会社スペシフィック]

日本最大級の障害者求人サイト!スマートフォン一つで仕事探しが可能に!個々の障害に合った就職活動をサポート
株式会社スペシフィック(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:森木 恭平、以下「スペシフィック」)は、スマートフォン一つで日本最大級の求人情報とwebカウンセリングを受けることができる障害者向け求人サイト「エラビバ」を開始したことをお知らせいたします。本サービスは2019年5月29日にプレオープンし、2019年夏に本格的に提供を開始します。

1. 概要 障害を持った方は、現在900万人を超えています。しかし平成29年における雇用状況は49 万人と、わずか5%しか雇用されていないのが現状です。障害者の方々が就職活動をするにあたっては、いくつもの求人サービスに登録をする必要があったり、ハローワークに出向いて相談をしなければならなかったりと、障害を持つ方々にとっては「登録作業を何件も行う」「足を現地まで運ぶ」などの行為が大きなハードルになる場合もあります。また、情報不足から個々の障害に応じた就職活動ができておらず、企業の求人とのミスマッチが多く起こっているのが現状です。これらの課題の解決に向け、少しでも多くの障害を持つ方々により良い就職活動をしていただくべく、この度、障害者向けの求人情報をスマートフォン一つで見られるサイト「エラビバ」を立ち上げました。本サイトは5月29日にプレオープンし、2019年夏より本格的に開始する予定です。
エラビバURL 【個人の方向け】https://eraviva.jp/ 【人材紹介企業向け】https://eraviva.jp/coop/ 【法人企業向け】https://eraviva.jp/company/ (2019年5月29日よりプレオープン)
出典:厚生労働省HP「障害者の就労支援対策の状況https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/service/shurou.html 「平成29年障害者雇用状況の集計結果」https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000187661.html
2. 「エラビバ」の特徴 日本最大級の障害者向け求人サイト ハローワーク2万件の求人、人材紹介会社の求人をまとめて見ることができます。
スマートフォン一つで、自分にあった仕事探しを可能に いくつものサイトに登録する必要がなくなり、また、出向かなければ見られなかった求人情報が、家にいながら見ることができるようになります。
Web無料カウンセリングで、障害に応じた就職活動の情報を提供 個々の障害に応じた就職活動の情報を提供することにより、障害を持つ方のより良い就職活動のサポートをします。
<会社概要> 会社名 株式会社スペシフィック 代表者 代表取締役社長 森木 恭平 設立   2016年4月 資本金  2000万円 所在地 東京都渋谷区東3丁目21-1 スペシフィックビル 会社HP https://specific.co.jp/
企業プレスリリース詳細へ  (2019/05/28-16:40)


猪狩ともか、障害者専用求人サイトのオフィシャルアンバサダーに就任

2019年05月29日 14時16分43秒 | 障害者の自立

 アイドルグループ、仮面女子のメンバーで、両足麻痺(まひ)のため車いすで活動する猪狩ともか(27)が、障害者専用の求人サイト「エラビバ」(スペシフィック主催、29日プレオープン)のオフィシャルアンバサダーに就任し28日、東京・神宮前のTRUNK HOTELで行われた発表会に出席した。

 昨年4月、強風で倒れた案内板の下敷きになり、両足の運動機能が麻痺した猪狩。「障害を持つ方の豊かな生活の力になっていきたい」と抱負を語った。会場には仮面女子の元メンバーで東大文学部卒の橋本ゆき・渋谷区議(26)も同席した。

 同サイトは障害者がスマホ操作で、カウンセラーの無料アドバイスを受けながら職探しをできるのが最大の特徴。橋本区議は「雇用側が障害者の立場をよりよく理解するとともに、障害者のために新しいテクノロジーを使うなどしてほしい。障害者もあきらめないでやりたいと思う気持ちを大切に、何ができて何ができないのか、はっきりと発信していくことも大事では」と提言した。

 猪狩も「助けたい人と助けてほしい人がお互い言いやすくなる社会になればいいと思います」としみじみ話していた。

猪狩ともか(右)と橋本ゆき区議

2019.5.28           サンケイスポーツ