ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者の就職活動を徹底サポート! 就労移行支援事業所チャレンジド・アソウがトレーニングの見学・体験会を開催

2019年10月01日 18時33分55秒 | 障害者の自立

主に一般企業での就職を目指したい精神障害(うつ病、統合失調症、適応障害、不安障害など)や発達障害(アスペルガー症候群、ADHD、広汎性発達障害など)、知的障害のある方のための社会的スキルやコミュニケーション力向上のトレーニングを行っております。  自分の適職を知るために自己理解や職業理解を深め、自分にあった仕事を選んで就職し、長く働き続けられるような支援を実施しています。  

就労移行支援事業所チャレンジド・アソウがトレーニングの見学・体験会を開催します。

主に一般企業での就職を目指したい精神障害(うつ病、統合失調症、適応障害、不安障害など)や発達障害(アスペルガー症候群、ADHD、広汎性発達障害など)、 知的障害のある方のための社会的スキルやコミュニケーション力向上のトレーニングを行っております。

 

自分の適職を知るために自己理解や職業理解を深め、自分にあった仕事を選んで就職し、 長く働き続けられるような支援を実施しています。

確認用10月体験チラシ.pdf

チャレンジド・アソウはこんな方におすすめ

●一般企業への就職を目指す障害者の方

●仕事が続かず悩んでいる方

●就職後もサポートを受けたい方

●心身の不調が続きブランクが長く不安な方

など 、当事者やその保護者、支援者の皆さま

 

無料で気軽に参加できる、トレーニング体験来て、参加して体感できる

チャレンジド・アソウに実際にご来所いただくことで、立地や施設、トレーニング中の環境などがわかります。

個別で社員と話ができる

通所に関する質問やご希望など、社員が個別で相談を承ります。

一緒に話すことで、どんな社員がいるのかを知っていただけます。

 

支援内容が自分の希望と合っているかがわかる

トレーニングを実際に体験することで、支援内容を実感することができます。

通所のイメージがつかめないという方にもおすすめです。

 

内容、アクセス、お申込みなど、詳しくは下記をご覧ください

当日のプログラム

① 受付・見学  13:00~13:20

受付スタッフにお名前をお伝えください。

受付が終わりましたら、進行中のトレーニングの様子をご見学いただけます。

チャレンジド・アソウでのトレーニングの様子を肌で感じてみて下さい。

 

② 会社説明   13:20 ~ 13:45

会社説明では、チャレンジド・アソウがどのような取り組みをしているかを紹介いたします。

事業所概要、トレーニング、カリキュラム、一日の流れ、定着支援など、資料を用いて説明いたします。

 

③ 体験トレーニング 13:55 ~ 14:30

会社説明後の休憩をはさんだ後は、チャレンジド・アソウのカリキュラムから

トレーニングを体験していただけます。

 

④ 個別面談 14:30 ~ 15:00

体験後は社員との個別での面談タイムが設けられています。

障害のこと、就労移行での支援内容、疑問や不安などなんでもお話下さい。

 

【事業所説明】

新大阪事業所では、訓練生が発表形式で参加者のみなさんに説明を行います。

日々のカリキュラムの成果をご覧いただけます。

 

大阪事業所では、スライド画像を用いてチャレンジド・アソウの取組をご紹介いたします。

いつもトレーニングを受けている訓練生の目線で社員の説明を受けることができます。

 

【メモを取る・作業する】

休憩をはさみ、職場での作業指示をメモする練習を行います。

社員から口頭で指示を受けメモを取り、不明点の質問をします。

とったメモを見ながら指示通りの作業に取り組む、実務的なトレーニングを体験頂けます。

 

トレーニング内容は、初めての方でもチャレンジして頂ける内容です。

日時・会場

2019年10月17日(木)実施

株式会社チャレンジド・アソウ 大阪事業所

〒540-0026

大阪市中央区内本町2-4-16

オフィスポート内本町9階

 

電話:06-6809-2456

FAX:06-6809-2457

Email:challenged-aso@ahc-net.co.jp

 2019年10月24日(木)実施

株式会社チャレンジド・アソウ新大阪事業所

〒532-0011

大阪市淀川区西中島1-11-16

新大阪CSPビル本館1階

 

電話:06-6309-7060

FAX:06-6309-7061

Email:challenged-aso@ahc-net.co.jp

お申込み方法

電話、FAX(チラシ裏面お申込み用紙)、メール、HPのお問い合わせフォームからお申込みください


障害者の就職活動を徹底サポート! 就労移行支援事業所チャレンジド・アソウがトレーニングの見学・体験会を開催

2019年10月01日 18時18分45秒 | 障害者の自立

 主に一般企業での就職を目指したい精神障害(うつ病、統合失調症、適応障害、不安障害など)や発達障害(アスペルガー症候群、ADHD、広汎性発達障害など)、知的障害のある方のための社会的スキルやコミュニケーション力向上のトレーニングを行っております。

自分の適職を知るために自己理解や職業理解を深め、自分にあった仕事を選んで就職し、長く働き続けられるような支援を実施しています。  

就労移行支援事業所チャレンジド・アソウがトレーニングの見学・体験会を開催します。

主に一般企業での就職を目指したい精神障害(うつ病、統合失調症、適応障害、不安障害など)や発達障害(アスペルガー症候群、ADHD、広汎性発達障害など)、 知的障害のある方のための社会的スキルやコミュニケーション力向上のトレーニングを行っております。

 

自分の適職を知るために自己理解や職業理解を深め、自分にあった仕事を選んで就職し、 長く働き続けられるような支援を実施しています。

確認用10月体験チラシ.pdf

チャレンジド・アソウはこんな方におすすめ

●一般企業への就職を目指す障害者の方

●仕事が続かず悩んでいる方

●就職後もサポートを受けたい方

●心身の不調が続きブランクが長く不安な方

など 、当事者やその保護者、支援者の皆さま

 

無料で気軽に参加できる、トレーニング体験来て、参加して体感できる

チャレンジド・アソウに実際にご来所いただくことで、立地や施設、トレーニング中の環境などがわかります。

個別で社員と話ができる

通所に関する質問やご希望など、社員が個別で相談を承ります。

一緒に話すことで、どんな社員がいるのかを知っていただけます。

 

支援内容が自分の希望と合っているかがわかる

トレーニングを実際に体験することで、支援内容を実感することができます。

通所のイメージがつかめないという方にもおすすめです。

 

内容、アクセス、お申込みなど、詳しくは下記をご覧ください

当日のプログラム

① 受付・見学  13:00~13:20

受付スタッフにお名前をお伝えください。

受付が終わりましたら、進行中のトレーニングの様子をご見学いただけます。

チャレンジド・アソウでのトレーニングの様子を肌で感じてみて下さい。

 

② 会社説明   13:20 ~ 13:45

会社説明では、チャレンジド・アソウがどのような取り組みをしているかを紹介いたします。

事業所概要、トレーニング、カリキュラム、一日の流れ、定着支援など、資料を用いて説明いたします。

 

③ 体験トレーニング 13:55 ~ 14:30

会社説明後の休憩をはさんだ後は、チャレンジド・アソウのカリキュラムから

トレーニングを体験していただけます。

 

④ 個別面談 14:30 ~ 15:00

体験後は社員との個別での面談タイムが設けられています。

障害のこと、就労移行での支援内容、疑問や不安などなんでもお話下さい。

 

【事業所説明】

新大阪事業所では、訓練生が発表形式で参加者のみなさんに説明を行います。

日々のカリキュラムの成果をご覧いただけます。

 

大阪事業所では、スライド画像を用いてチャレンジド・アソウの取組をご紹介いたします。

いつもトレーニングを受けている訓練生の目線で社員の説明を受けることができます。

 

【メモを取る・作業する】

休憩をはさみ、職場での作業指示をメモする練習を行います。

社員から口頭で指示を受けメモを取り、不明点の質問をします。

とったメモを見ながら指示通りの作業に取り組む、実務的なトレーニングを体験頂けます。

 

トレーニング内容は、初めての方でもチャレンジして頂ける内容です。

日時・会場

2019年10月17日(木)実施

株式会社チャレンジド・アソウ 大阪事業所

〒540-0026

大阪市中央区内本町2-4-16

オフィスポート内本町9階

 

電話:06-6809-2456

FAX:06-6809-2457

Email:challenged-aso@ahc-net.co.jp

 2019年10月24日(木)実施

株式会社チャレンジド・アソウ新大阪事業所

〒532-0011

大阪市淀川区西中島1-11-16

新大阪CSPビル本館1階

 

電話:06-6309-7060

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お申込み方法

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「ADAS(先進運転支援システム)」を解説、自動運転との違いは?トヨタ、日産の事例も

2019年10月01日 18時02分23秒 | 障害者の自立

「ADAS(先進運転支援システム):エーダス」が、交通事故の抑止と自動運転という2つの側面から注目を集めている。ADASとは、自動ブレーキ装置や急発進防止装置などを含む、自動車のための安全装置の総称だ。本稿ではADASの基礎知識および国内メーカーの事例をやさしく解説する。

 

<目次>

  1. ADAS(先進運転支援システム)とは何か
  2. ADASに含まれるシステムは?
  3. ADASが発展してきた歴史
  4. ADASが交通事故を大幅に減らすか
  5. ADASと自動運転の関係は?
  6. 国内乗用車メーカーのADASへの取り組み
  7. ADASと相性が良い「ドライビング・プレジャー」
  8. 高齢社会で期待が高まるADASの発展

ADAS(先進運転支援システム)とは何か

 ADASは、「Advanced Driver Assistance System」の頭文字を取ったものであり、「先進運転支援システム」と訳される。
 自動車に搭載されたセンサーなどから得た情報を基に、交通事故につながるような危険を検知。またドライバーによるヒューマンエラーを防ぐために、アクセル、ブレーキ、操舵(そうだ)などの運転行動に関与することによって、交通事故を未然に防止するための装置・システムである。

ADASに含まれるシステムは?

 ADASとは何か特定のシステムを指すのではなく、自動車の安全装置(システム)の総称である。ADASに含まれるシステムのうち、代表的なものを挙げよう。
・ペダル踏み間違い防止装置  アクセルとブレーキの踏み間違いを防止する装置。
・前方衝突警告(FCW/Forward Collision Warning)  前方車との車間が詰まった(短くなった)際に、ドライバーに対してアラート発報を行い、注意を促す装置。
・自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)  前方に障害物があり、かつドライバーがブレーキ操作などを行わず衝突の危険性がある場合に、自動的にブレーキを作動させる装置。前方衝突警告装置と組み合わされる場合が多い。
・車線逸脱防止支援システム(LKS/Lane Keeping Assist System)  自動車が車線から外れるような動作をしたときに、アラート発報を行い、また車線内での走行を維持するためのステアリング操作をアシストするシステム。アラート発報だけを行う装置は、LDW(Lane Departure Warning)と呼ぶ。
・先行車に追従するクルーズコントロール(ACC/アダプティブクルーズコントロール)  一定の速度をキープして走行するクルーズコントロールを進化させ、先行車を検知し、車間を維持した状態で走行を継続する装置。
・死角モニタリング  バンパーなどに設置されたセンサーにより、接近車両の存在をドライバーに伝える装置。警報音とともに、接近車両側のサイドミラーなどにアラート発報を行う。
・自動ヘッドランプ光軸調整(AFS/Adoptive Front Righting System)  ハイビームとロービームを自動的に切り替える、もしくはカーブなどで進行方向にライトの照射方向を切り替える装置。
・自動操舵回避(AES/Automatic Emergency Steering)  センサーによって前方に障害物を検知した際、ステアリング操作をシステムが行うことで、衝突などの危険から回避する装置。緊急時の作動順序としては、「前方衝突警告」でドライバーに警告を行い、「自動ブレーキ」を作動、それでも衝突を回避できない場合に、自動操舵回避が作動する。
 これらの装置を統合的に制御するのが、車載ECU(Electronic Control Unit)と呼ばれる電子制御装置だ。ECUは、エンジンや変速ユニット、カーステレオやエアコンなどを制御する電子装置全般を指すため、ADASに関係する装置を制御するECUを、特にADAS ECUと呼び区別する場合もある。
 なお広義では、ドライバーの居眠りや体調不良などを検知する装置や、速度や加速度などを記録するドライブレコーダーも、ADASに含まれるだろう。

ADAS発展の歴史

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 国内におけるADASの歴史は、1991年にさかのぼる。自動車事故の削減に向け、国土交通省がASV(先進安全自動車)推進会議を開始、安全装置の技術検証を開始したのが同年である。
 2009年11月、モスクワで行われた世界閣僚会議において、2011年~2020年の10年間で交通事故による死者数を半減する目標が掲げられた。これを受け、自動車の安全性を評価してきたNCAP(New Car Assessment Programme/新車アセスメントプログラム)などを中心に、交通事故への予防安全に対する取り組みが本格化したと言われている。
 自動車における安全技術は当初、エアバッグやシートベルト、自動車の構造体に対する衝突安全性能などのパッシブセーフティーが中心だった。しかし、前方衝突警報装置、自動ブレーキなど、ADASに分類されるアクティブセーフティーへと注目が移り始めている。
 2018年における交通事故死者数は、3,532人。現行の交通事故統計が開始された1947年(昭和22年)以降、最低の数字だ。過去最多であった1970年(昭和45年)における死者数16,765人と比べると、格段の向上を示している。

ADASが交通事故を大幅に減らすか

 とはいえ、いまだに年間数千人の死者が出ているのも事実だ。死亡事故全体を見ると、「運転操作不適」「漫然運転」「脇見運転」「安全不確認」といった、安全運転義務違反を原因とする事故がもっとも多く、56.5%(2018年)を占める。

画像                 法令違反別(第1当事者)交通死亡事故発生件数(平成30年)

 たとえば、自動ブレーキは、脇見運転を原因とする交通事故を防ぐ効果が見込まれる。安全運転義務違反を原因とする悲惨な交通事故は、ADASが発達し、また普及することによって大幅に減少させられる。
 また、高齢者を対象とした交通安全対策は、今後高齢化が進む日本においては、極めて重要な課題である。
 2010年には、交通事故死者全体における高齢者の割合は50%を超えた。2018年中における免許人口10万人あたりの死亡事故件数を年齢層別に見ると、75歳以上の高齢運転者における件数は、75歳未満と比べて約2.4倍となっている。
 高齢者における死亡事故の内容を見ると、工作物への衝突や、路外逸脱が多い。運転操作のミスによる事故も多く、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故は、75歳未満が1.1%であるのに対し、75歳以上では5.4%と著しく多い。ADASの普及によって、このような高齢者の死亡事故も防ぐことができるかもしれない。

 

ADASと自動運転の関係は?

 ADASは交通事故を防ぐだけでなく、自動運転を支える主要技術としても注目されている。
 自動運転について確認しておこう。自動運転は、レベル0からレベル5までの6段階にレベル分けされている。人が運転にまったく関与しない完全自動運転は、レベル5にあたる。自動運転における各レベルは、表を参考にしてほしい。

画像                 「自動車自動運転の自動化システムのレベル分類とその定義」(2018年2月1日制定/公益社団法人自動車技術会)を著者が平易に読みくだしたもの

 たとえば、広義のADASに含まれるABS(Anti-lock Brake System)は、レベル0に該当する。自動ブレーキや車線逸脱防止支援システムは、レベル2に該当するが、自動ブレーキと車線逸脱防止支援システムが統合的に運用される場合は、レベル3に該当する。
 「自動運転はADASの上位互換である」と両者の関係を表すこともできる。ADASに含まれる機能を高度化し、また統合的に運用することで、自動運転に必要な機能の一部を実現させるのだ。
 参考までに、ADASや自動運転に利用される装置や技術について、マッピングしよう。このようにマッピングすると、どれもが自動車の安全な走行を目的としているようにも見えてくる。そもそも、自動運転は交通事故の防止・削減がその大きな目的のひとつだ。乱暴な言い方をしてしまえば、「自動運転そのものがADASの究極の形」とも言えるだろう。

画像 ADASと自動運転、関連する装置/技術のマッピング

国内乗用車メーカーのADASへの取り組み

 国内乗用車メーカーにおけるADASへの取り組みについて触れる。
 トヨタの「トヨタセーフティセンス」「Lexus Safety System+」、日産の「ProPILOT」、ホンダの「ホンダセンシング」、スバルの「アイサイト」などは、すでに自動運転のレベル3に近しい、もしくは同等の機能を備えている。
 数社取り上げてもう少し詳しく取り組みを見ていくと、トヨタの「トヨタセーフティセンス」は、同社が販売する52車に搭載されている(2019年9月6日時点)。実装される安全機能の種類は、車種によって異なるものの、同社によれば「2017年12月現在、サポカー対象車種数No.1」とされ、ADASの普及拡大に貢献しているといえる。
 マツダが提供する、「iーACTIVE SENSE」も、ADASの基本機能をしっかりと抑えているが、興味深いのは、そのコンセプトにある。マツダは、「iーACTIVE SENSE」について、「あなたの走りをサポートする安全技術」と銘打っている。同社の統合制御システム開発本部 吉岡透氏は、「自分でクルマを運転して移動ができることにこだわる」とした上で、高齢者も含め、安全にクルマを運転し続けられる技術として、ADASを発展させていくと語っている。
 自動車メーカー各社のADAS、自動運転技術を支えているのが、デンソーである。同社は、ミリ波レーダー、LiDAR、V2X車載器など、ADASであり自動運転技術を支えるセンサー等を開発、提供している。たとえば同社は2003年、車載型では世界初となる、デジタルビームフォーミング方式のミリ波レーダーを開発、商品化するなど、ADASの実現と普及を支える存在である。
 日産が2019年9月に発売した「スカイライン」に搭載された「ProPILOT2.0」は、世界的に見ても、もっとも自動運転レベル3に近い存在だろう。CMでは、「待たせたね。こいつが未来だ」というキャッチコピーとともに、矢沢永吉が手放しでスカイラインを運転する様子(日産では、「ハンズオフドライブ」と呼んでいる)が映し出される。

 スカイラインに搭載された「ProPILOT2.0」に備えられた機能(注1)を確認しておこう。

・自動ブレーキ/衝突回避機能 ・先行車に追従するクルーズコントロール ・車線逸脱防止支援システム ・死角モニタリング ・自動ヘッドランプ光軸調整 ・後方運転支援 ・駐車時運転支援 ・車線変更機能 ・カーナビと連動した高速道路上での自動走行(追い越しや車線変更を含む) ・ハンズオフドライブ
注1:各機能の名称は、本記事中での名称を優先しているため、日産の表現とは異なる場合がある。

ADASと相性が良い「ドライビング・プレジャー」

 スカイラインに搭載された機能は、自動運転レベル3を満たしていると言っても良いだろう。しかし、日産はスカイラインに搭載された「ProPILOT2.0」を自動運転とは呼んでいない。これは、他メーカーも同様だ。
 現時点において、国内乗用車メーカーは、ADAS、つまり安全機能を強調し、自動運転という表現はなるべく控えているように見える。少し話は逸れるが、なぜ各メーカーは「自動運転」ではなく「ADAS」という表現を使うのだろうか?
 それは、自動車メーカーは「ドライビング・プレジャー(クルマを運転する楽しさ)」を多かれ少なかれ、訴求してきたためだ。たとえば¥019年5月に行われた「スープラ DB」記者発表会において、トヨタの友山 茂樹副社長は、同車について「ファントゥドライブの真髄をご堪能いただきたいと思います」と紹介している。
 一方、自動運転技術を牽引するIT企業である、グーグルやウーバーなどからは、「ドライビング・プレジャー」などという言葉は発せられない。自動運転とは、目的地までの移動をいかに快適かつ楽に実現するための技術である。「ドライビング・プレジャー」とは無縁だ。
 ボタンを押せば目的地まで連れて行ってくれる、いわば“白物家電”のような自動運転車を販売するとなれば、自動車メーカーは販売戦略の見直しを求められるであろう。
 対して、ADASは「ドライビング・プレジャー」と両立する余地を持つ。厳密に言えば、ADASはスポーツドライビングの楽しさをスポイルする要素もあるが、少なくとも自動運転に比べれば、ADASと「ドライビング・プレジャー」の親和性は高い。現在、各自動車メーカーが、自動運転ではなく、ADASを販売促進に訴求するのはこういった事情もあるのでは、と予測する。

高齢社会で期待が高まるADASの発展

 先日、ある地方の港町において、60歳を超えた女性とお話しする機会があった。過疎化が進む地に住む彼女は、悩んでいた。
「できれば、死ぬまでここで住み続けたいけど……。最近では高齢ドライバーによる交通事故も問題になっているし、私もいずれ免許を返納しなければならないと思う。でも、こんな田舎でクルマがない生活なんて無理ですよ。クルマを必要としない都市部に引っ越さなければならないのでしょうね……」
 子供や親戚など、クルマを代わりに運転してくれる誰かがいれば良い。しかし、そうでない田舎暮らしの方にとって、「いずれ免許を返納しなければならない」「クルマを運転する生活を見直さなければならない」というのは、クオリティー・オブ・ライフ(QOL)に影響する重大な課題である。
 ADASが究極まで進化し、絶対に事故を起こさないクルマができれば、免許を返納する必要もなくなる。ADASは、高齢化が進む日本における交通事故の抑止と、自動運転社会の実現という両輪を得て、今後さらに発達、普及していくだろう。                                                                                                                                          

〔参考文献〕
1) 「自動運転システムの市場予測と関連企業55社の開発実態 2019年版 (最新市場調査資料)」総合技研, 2019.2
2) 令和元年版交通安全白書(内閣府)
3) 「ADAS,自動運転向け車載用カメラの市場動向と今後の方向性 (特集 自動運転,ADASを支える車載センシング技術と周辺認識)」 駒田 隆彦
4) 車載テクノロジー = Automotive technology / 技術情報協会 編 2018.11
5) ADAS(Advanced Driver Assistance System:先進運転支援システム)機能の全て」(株式会社ZMP)
6) 「車社会の将来展望と技術動向 (特集 モビリティの未来を拓く自動車機器の先進技術)」山川 智也 三菱電機技報 2019.5
 

 

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働く障害者の請求、支援必要 国の未払い賃金立て替え制度

2019年10月01日 11時13分07秒 | 障害者の自立

 会社の倒産に伴い賃金や退職金を払ってもらえない場合、国が事業主に代わって一部を支払う「未払い賃金立て替え払い制度」をご存じだろうか。労働者本人の請求が必要など利用には条件があるが、働く人の重要な権利の一つだ。制度自体を知らない人も多い中、近年、問題になっているのが、働く障害者が当事者になった場合。手続きが煩雑なため、周囲の助けが欠かせない。

 制度は「賃金の支払いの確保等に関する法律」に基づき、一九七六年度に導入された。立て替え払いを受けられるのは未払い賃金の八割まで。厚生労働省と業務を担う独立行政法人労働者健康安全機構(川崎市)によると、支給額のピークは二〇〇二年度の四百七十六億四千二百万円。七万二千八百二十三人に支払われた。一九九〇年代のバブル崩壊後、二〇〇〇年代初頭まで続いた景気低迷の影響とみられる。昨年度は前年度比0・4%増の八十六億九千五百八十四万円だった。

 制度を使えるのは、労災保険に加入する会社などに勤めていて、賃金や退職金が未払いのまま退職を余儀なくされた人。事業活動を一年以上行っていた企業などが対象だ。いつをもって倒産とするかは、裁判所に破産手続きなどの開始を申し立てた日、あるいは労働基準監督署に事実上の倒産の認定を申請した日-の二つ。これらの基準日の六カ月前の日から二年の間に退職した人が請求できる。

 ただし、請求は基準日の翌日から二年以内に本人がする必要がある。対象は、退職日の六カ月前の日から同機構へ請求する前日までに、定期的に支払われているはずの賃金と退職金。ボーナスなど臨時に支払われる賃金は対象にならない。退職日の年齢によって立て替え額には上限がある。

 手続きには、立て替え払いを請求する書類のほか、場合によっては賃金が振り込まれていた口座の通帳のコピーも必要だ。書類の内容を理解できない、必要な書類をすぐに準備できないなど、知的、精神、身体のいずれかに障害がある人にはハードルが高い。同僚同士のつながりが乏しく、孤立しがちなことも大きい。

 障害者が雇用主と雇用契約を結んで働く就労継続支援A型事業所(A型)を名古屋市などで運営していた株式会社「障がい者支援機構」。一七年夏、全国六カ所で働いていた障害者計百五十六人を突然解雇した。同年十月十日から破産手続きが始まり、未払い賃金の立て替え請求期限が今年十月十日に迫っていた。

 元男性職員(43)が気をもんだのは、愛知県内のA型にいた五十代の男性。精神障害があり、請求を呼び掛けたが返事はなかった。

 一人暮らしの自宅にもおらず、住まいのある自治体の窓口では「個人情報」を理由に情報提供を断られた。病院に入院していることが分かったのは今年七月。一七年冬に脳梗塞で倒れたのだという。すぐに駆けつけて説明をし、約十三万円を取り戻すことができた。「請求期限に間に合ってよかった」と、男性職員はほっとした顔を見せた。

 「事業所を所管する市や県が協力すれば、もっと早く助けられたかも」。障害者の立て替え払いの請求などを手伝う「A型問題の被害者を支える会あいち」で活動する名古屋市中川区の社会福祉法人理事大野健志さん(48)は言う。

 厚労省によると、全国の民間企業で働く障害者は一八年六月一日時点で五十三万四千七百六十九人。前年比7・9%増と過去最多を記録した。障害のある働き手が増える今、全ての人が安心して使える制度にしていく必要が高まっている。

2019年9月30日       中日新聞


「介護保険制度見直しを」 横浜で肢体障害者全国交流集会

2019年10月01日 10時44分29秒 | 障害者の自立

 肢体障害者が生き生きと暮らせる社会に向けて、全国の当事者が課題を克服してきた道のりや、なお残る問題点を語り合う「肢体障害者全国交流集会」が29日までの2日間、横浜市中区のかながわ労働プラザで開かれた。約120人が参加し雇用、年金の問題からまちづくりまで、幅広いテーマを語り合った。交流集会実行委員会と全国肢体障害者団体連絡協議会(肢障協)の主催。
 肢障協が結成されてから今年で40年が経過し、隔年で開催されてきた全国交流集会も20回目の節目を迎えた。今回は「憲法を暮らしに生かそう!すべての人の基本的人権の保障を!」と銘打ち、権利や医療・健康など五つの分科会に分かれた議論のほか、シンポジウムなどが開かれた。
 29日は、京都女子大の玉村公二彦教授が、障害者権利条約などをテーマに記念講演した。玉村教授は、国連で権利条約採択に向けた特別委員会に参加した経験を振り返り、「自分のことを自分で決め、社会を変えながら進むことを学んだ」とした上で、「障害がある人について皆で考えられることはたくさんある。率先してバスに乗り込む姿勢が大事だ」と呼び掛けた。
 また、シンポジウムも開かれ、課題克服に向けたこれまでの運動成果の報告のほか、将来に向け改善すべきことを当事者が投げ掛けた。三橋恒夫肢障協会長は、障害者の雇用、年金問題について報告し「障害基礎年金は生活できるレベルではない」と訴え、「法律には不条理な差別がまだある。正していきたい」と力を込めた。
 大阪肢体障害者団体連絡協議会の高橋眞由美さんは、65歳になった際に直面した高齢障害者の問題を紹介。介護保険優先原則があることから、行政は障害福祉サービスから介護保険サービスに移行するよう求めてきたが、通院介助がないなど質も量も減り生活に困難を来すため、高橋さんは障害福祉サービスを利用し続けている。「介護保険優先原則を撤廃するとともに、人間の尊厳が守れない介護保険制度の根本的な見直しが必要」と訴えた。

     神奈川新聞      2019年09月30日