ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者ら強制不妊手術考える 富山で学習会

2018年05月30日 10時46分33秒 | 障害者の自立

 旧優生保護法(1948~96年)による強制不妊手術や優生思想について、障害者の立場から考える学習会が富山市内で25日に開かれた。強制不妊手術の対象外ながら、障害があることで子宮摘出を迫られたり、実際に摘出されたりした女性3人が自身の体験と考えを語った。障害者の自立を支援するNPO法人「文福(ぶんぷく)」(富山市五福)の主催。

 脳性まひのある福田文恵さん(57)=同市=は、養護学校に通っていた頃、看護師から「生理がない方が楽」と言われ、子宮摘出を勧められた。しかし、体への負担を懸念した医師が反対し、手術を免れた。福田さんは「邪魔だから取ればいいという考えは無いだろう」と訴えた。

 脳性まひを持ち、出産と育児を経験した四十物(あいもの)千鶴子さん(65)=同市=は、家族などから出産に反対された。「障害者は産んでも『いい子』が出来ないという優生思想が背景にあったと思う」と振り返った。

 ログイン前の続き最近になって国が強制不妊手術の実態把握に取り組むことになったが、参加者からは「なぜ今ごろ」という声が出た。四十物さんは「もっと前から訴えてきた人がいた。今になってこんなにマスコミが来るのは、正直遅い」と述べた。四十物さんの夫和雄さん(66)は「今まで、なぜ社会が問題にできなかったのか。みんなで考えないといけない」と話した。

 生まれて間もなく脳性まひとなり、子宮摘出手術を受けた中村薫さん(60)=同市=は、障害者に向けられる差別について指摘。車いすで生活する中村さんは冬にバスに乗る際、乗車に時間がかかってバスの中が寒くなるため、「車いすの人は乗らないでほしい」と言われた経験も紹介して、「差別の気持ちは誰にでもあり、なくならないと思う」と話した。そして、一人一人が自身に差別の気持ちがないかを問いかけることで「差別をなくす努力はしないといけない」と呼びかけた。

 学習会は、7月13日と11月10日にも実施する予定。問い合わせは文福(076・441・6106)。

写真・図版

自身の体験を語る(右から)四十物千鶴子さん、中村薫さん、福田文恵さん

2018年5月29日      朝日新聞


障害者に勇気を、初のビューティーコンテスト コートジボワール

2018年05月30日 10時36分09秒 | 障害者の自立

初のビューティーコンテスト コートジボワール

【アビジャンAFP=時事】コートジボワールの実質的首都アビジャンで24日、障害のある女性のビューティーコンテストが開催された。(写真は優勝したルコー・ジュテメさん)
 コートジボワールで初めて開催された障害者のためのビューティーコンテスト「ミス・ハンディキャップ2018」は、「障害のある人々に対する新たな視点と、新たな美の定義」を示す目的で実施された。参加者10人は全員障害のある女性だ。
 アフリカでは障害のある人々はあからさまな偏見に直面することも多く、参加者にとってこうしたイベントに出場することは勇気がいることだ。
 コンテストで優勝したルコー・ジュテメさんは、きらびやかなガウンを身に着け、顔を輝かせながら審査員にアピールした。ジュテメさんは「コンテストは、いつも自分の周りの世界にとどまって、人前に出る勇気がない私のような障害のある女の子みんなに勇気と力を与える」と述べた。
 「ハンディキャップがあると思うのは自分の思い込みで、物事に動じない勇気を持てばすべてうまくいく」とジュテメさんは付け加えた。ジュテメさんは25歳の学生で、子供の頃事故に遭い片腕を失った。
 人口2400万人のコートジボワールで、何らかの障害があると登録している人は約45万人だが、登録していない人もかなりの数に上るとみられる。

 

【翻訳編集AFPBBNews】〔AFP=時事〕(2018/05/29-12:20)


松山で知的障害者向け教室始まる

2018年05月30日 10時24分17秒 | 障害者の自立

愛媛大生、オリジナル運動提案

 知的障害がある人々に運動する習慣を身に付けてもらおうと、愛媛大社会共創学部の学生が、就労継続支援B型事業所「ほほえみ工房 ぱれっと道後」(松山市道後町2丁目)の利用者向けの健康運動教室を今月から始めた。オリジナルの運動を週1回提案し、健康づくりに役立ててもらう。

 教室は、スポーツを通した地域社会活性化について学ぶ3年生13人が授業の一環で実施。指導する牛山真貴子教授の教え子が事業所の支援員を務めていたことから企画した。

 支援員らによると、事業所と自宅の往復が中心になりがちな利用者らは、自発的に体を動かすことが少ない。転倒によるけがや肥満を心配する家族もおり、日常生活でいかに運動を取り入れるかが課題だった。

 5月中旬、近くの県身体障がい者福祉センターで開いた2回目の教室では、顔見知りとなった学生と利用者約10人が名前を呼び合い準備体操からスタート。この日提案したのは、学生が持ったポールの向こうにボールを投げる運動。「上」「下」という学生の声に合わせ、利用者がゲーム感覚でボールを放り投げ、成功すると歓声を上げた。障害者スポーツ「ボッチャ」も練習し、1時間弱汗を流した。

 この日の運動を考えたリーダーの一人、広沢弥希さん(20)は「1回目の教室の触れ合いから、どんな運動なら取り組みやすいか工夫した。普段とは違うスポーツ指導で経験になる」。同行した事業所支援員の片岡拓也さん(28)は「仕事中には見られない姿を見ることができる。いろんな人との関わりも刺激になる」と歓迎する。

 牛山教授は「習慣化には楽しいという気持ちが大切。学生の視点でよりよいアプローチを提案してほしい」と期待。8月以降は参加希望の学生を募り、年度末まで続ける。

2018年5月29日(火)(愛媛新聞)


笹川財団と県障がい者体育協会 地域の環境充実へ締結

2018年05月29日 11時24分24秒 | 障害者の自立

障害者スポーツ協定

 笹川スポーツ財団(東京都港区)と県障がい者体育協会は27日、地域の障害者スポーツの環境を充実させる協力協定を結んだ。振興イベントの実施や新たな選手発掘などを進める。2020年東京パラリンピックを盛り上げるだけでなく、その後も地域が主体となって障害者スポーツを充実させていく態勢を整えるのが狙い。財団の渡辺一利理事長は「大分をモデルケースとし、全国に展開していきたい」と語った。

  財団は協定に基づき、調査や計画立案などを中心になって行う実践マネジャー「SSF地域スポーツイノベーター」を派遣し、提携するスポーツ団体と協力しながら障がい者スポーツの振興を目指す。人件費など年間最大350万円の費用も財団が負担する。

 財団が今年度から始める事業で、協定を結ぶスポーツ団体を公募したところ、全国から応募や問い合わせが10件あったという。「大分国際車いすマラソン大会」や1961年から続く「県障がい者スポーツ大会」を主催し、県内に障がい者スポーツを浸透させているとして、県障がい者体育協会が第1号の提携先として選ばれた。

 スポーツイノベーターには太陽の家(別府市)の介護士、鶴岡美空さん(28)が任命された。障がい者スポーツ指導員の資格を持っており、適任と判断された。任期は来年3月31日まで。協会の首藤忍会長は、大分市横尾の大分銀行ドームで開かれた協定の締結式で「支援をありがたく受け、車いすマラソン大会などをもっと充実させていきたい」と述べた。

毎日新聞   2018年5月28日


障害者ビジネスが横行

2018年05月29日 11時17分36秒 | 障害者の自立

仁比氏 “営利企業の食い物に”

 日本共産党の仁比聡平議員は21日、参院決算委員会で、雇用契約を結んで障害者の就労支援を行う「就労継続支援A型事業所」に営利企業が参入したことで“障害者ビジネス”が横行していると追及しました。

 仁比氏は、岡山県倉敷市で昨年7月に「あじさいグループ」の5事業所が閉鎖され220人あまりが解雇された事例などを挙げ、経営破綻と障害者の大量解雇が全国で相次いでいると指摘。「国が障害者福祉事業の収益を食い物にする事業者の参入を認め、横行させてきた」として、最後の一人が再就職できるまで国が責任を果たすよう要求しました。その上で、補助金目当ての障害者ビジネスモデルを広げたコンサルタント会社の存在を指摘し、政府として徹底検証し制度の抜本見直しを求めました。

 厚労省社会・援護局障害保健福祉部の宮崎雅則部長は、一部に不適切な業者があると認めたものの、自治体が適切に指導するよう昨年4月から基準を見直したと説明。仁比氏は「まじめに頑張っている事業者がつぶされるようなことがあってはならない」と訴えました。

 加藤勝信厚労相は「まじめに取り組んでいる所、今状況は悪いが前に向かっていこうとする所に対しては、さまざまな支援措置を含めて応援していきたい」と答えました。

2018年5月28日    しんぶん赤旗