英語の発想法の特徴の一つとして無生物主語があるでしょう。itを仮主語にしてto不定詞で本当の主語をあらわすとか、動名詞を主語にするとかです。後は、名詞の認識です。これは冠詞に繋がってきますけれど、ものごとの、事物の有境性(本当は有界性と言いたかった)が問題となる。つまり、他のものとそれが、識別できるか、区別できるかが、発想の原点にあります。ここが英語ではきわめてハッキリしている。日本語ではそこをはっきりさせない。ハッキリさせる必要がなかったのでしょう。
さて、そのような違いはあるにしろ、英語が或る程度分かるようになったとしても最後に残るのは、名詞化の作業である。適当な名詞を撰ぶという行為です。
名詞を撰ぶ、名詞をつくるといっても、一つの名詞を撰べば、それで終わりというほど現実の言語行為は簡単ではありません。
例を挙げます。「最近よく経験することですが、地球温暖化によってもたらされた自然災害の増加は・・・」という文章があったとする、あるいはある話者が日本語で、「最近よく経験しますわね・・・地球温暖化のせいだと言われてますけど、とにかく自然災害が増えてきているでしょう。これはですね・・・」と、喋ったとする。そうすると、これを通訳等で等価の英語にしようとする人の頭の中では、相応しい名詞句を作ろうとの発想になると思うのです。多分瞬時に「最近の、地球温暖化による自然災害の増加」と考えるでしょう。
このときこの人の頭の中に起こるべきことは、①地球温暖化⇒global warming②自然災害⇒natural disaster③増加⇒increaseの三つが頭に浮かぶことです。これは口をついて出てこなければいけない。
で、私達が、努力すべき分野はこのレベルです。ここらの基本的語彙を英語でおさえておくということが大事なのだと思います。決して難しい言葉では無いのですが、これらの言葉が、無意識に口に上るようにしておくといいのです。
「最近の、地球温暖化による自然災害の増加」の名詞化では次のようなものがありえそうです。
recent increase of natural disaters caused by global warming
recent increase of natural disasters due to global warming
recent natural disaster increase caused by global warming
recent natural disaster increase due to global warming
こういう言葉をどう組み合わせるかと言うときには、頭が思考作業をするわけなので、すこしの「間」が生じるでしょう。それは自然なことです。けれども先に述べた①~③のところの英語が出るまでに時間がかかるということは、困るのです。そこは瞬時が望ましい。で、日ごろ努力分野はそこのレベル、分野です。
覚えるには、作業が必要です。体を動かせともいえます。本を黙って眺めるのは最低の方法です。発音をする。耳に覚えさす。同時に、手で書く。私の場合はPCに打ち込む。書くのが不得手なので。
この盆休みに1000個くらい語彙を頭の中を通過させて、発音して、PCに打ち込んだのですが、その中にこんなのがありました。性同一性障害⇒gender identification disorder. 人によってどこまでを自分の口つくレベルにするかは差異があるでしょう。この例では、gender,identification,disporderもさほど難しい単語では無いのです。ただそれらを組み合わせて新たな概念化がなされているわけです。
さて、そのような違いはあるにしろ、英語が或る程度分かるようになったとしても最後に残るのは、名詞化の作業である。適当な名詞を撰ぶという行為です。
名詞を撰ぶ、名詞をつくるといっても、一つの名詞を撰べば、それで終わりというほど現実の言語行為は簡単ではありません。
例を挙げます。「最近よく経験することですが、地球温暖化によってもたらされた自然災害の増加は・・・」という文章があったとする、あるいはある話者が日本語で、「最近よく経験しますわね・・・地球温暖化のせいだと言われてますけど、とにかく自然災害が増えてきているでしょう。これはですね・・・」と、喋ったとする。そうすると、これを通訳等で等価の英語にしようとする人の頭の中では、相応しい名詞句を作ろうとの発想になると思うのです。多分瞬時に「最近の、地球温暖化による自然災害の増加」と考えるでしょう。
このときこの人の頭の中に起こるべきことは、①地球温暖化⇒global warming②自然災害⇒natural disaster③増加⇒increaseの三つが頭に浮かぶことです。これは口をついて出てこなければいけない。
で、私達が、努力すべき分野はこのレベルです。ここらの基本的語彙を英語でおさえておくということが大事なのだと思います。決して難しい言葉では無いのですが、これらの言葉が、無意識に口に上るようにしておくといいのです。
「最近の、地球温暖化による自然災害の増加」の名詞化では次のようなものがありえそうです。
recent increase of natural disaters caused by global warming
recent increase of natural disasters due to global warming
recent natural disaster increase caused by global warming
recent natural disaster increase due to global warming
こういう言葉をどう組み合わせるかと言うときには、頭が思考作業をするわけなので、すこしの「間」が生じるでしょう。それは自然なことです。けれども先に述べた①~③のところの英語が出るまでに時間がかかるということは、困るのです。そこは瞬時が望ましい。で、日ごろ努力分野はそこのレベル、分野です。
覚えるには、作業が必要です。体を動かせともいえます。本を黙って眺めるのは最低の方法です。発音をする。耳に覚えさす。同時に、手で書く。私の場合はPCに打ち込む。書くのが不得手なので。
この盆休みに1000個くらい語彙を頭の中を通過させて、発音して、PCに打ち込んだのですが、その中にこんなのがありました。性同一性障害⇒gender identification disorder. 人によってどこまでを自分の口つくレベルにするかは差異があるでしょう。この例では、gender,identification,disporderもさほど難しい単語では無いのです。ただそれらを組み合わせて新たな概念化がなされているわけです。