（ 庭に咲くショウキズイセン 10/4 ）
世に言う
絶頂期にこそ落とし穴がある、と
「鎌倉殿の13人」を見ていても
うまくいっていて心配もない時に
多くの有力御家人の武将が
余儀ない理由や相手の策略などで
冷飯を食らうことになり
あるいは 命さえも奪われている
あの執権の地位に就き
我が世の春を謳歌していた
父・北条時政（初代）夫妻でさえも
次男・義時らの対応で失脚している
不調期はもちろん 絶頂期でも
油断は禁物なのだ
我が身に危機が訪れた時
または 訪れそうな時に
我が身や一族を守るためには
常日頃から アンテナを立てて
情報網を駆使し いろんな人の
話を聞き取り こちらのことも
機会をみては発信することが
大切なのかもしれない
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世界や日本で暴れ回る
新型コロナウイルスの猛威で
日本の医療界や経済界、ひいては
政界もが 各種の難題に
巻き込まれて
安倍政権を引き継いだ菅政権も
意に沿わぬ形で 短期間で
次の岸田政権に
バトンタッチをすることになった
国内でのコロナ禍に対して
菅政権下でのいろんな手立てが
効果を現す頃に岸田政権は
施策を行い 第７波までは
何とか抑え込み その間の
衆議院議員選挙では善戦し
また参議院議員選挙では
大勝して 世論調査では
岸田政権の評価が高めで
岸田総理に対しても
好感度が高めだったと思う
（あくまでも）現在時点で
振り返れば 現政権は
あの頃が絶頂期だったように思う
（但しこれからのことはわからない）
しかし 私たちは
絶頂期にこそ
却って慎重であらねばならないし
思わぬ落とし穴や罠、難局に
常々気をつけておかねばならない
これらのことは
何も活躍中の政治家や
今をときめく人だけに
言えることではなくて
私たちにも言えることだと思う
勝って兜の緒を締めよ と
古の人も 戒(いまし) めている
どんな人であろうと
特に成功した時や
うまくいっている時は
その後の落とし穴に
くれぐれも気をつけないと
いけないと思う
（私の少ない経験からも
自戒の念を込めて‥ ）
ps 2022.10.9 草稿
子どもの頃
高いハシゴを登る時
お年寄りは 黙って見ていて
降り始めてから 初めて
そっと 油断するなよ
梯子は 降りるまでが
大事だからね
最後の一歩まで慎重にね
と 話してくれたものだ
梯子（地位）は
登る時は 勢いがあり
周囲の人も よく様子を見て
しっかりサポートするが
一旦登り終えた後は
もう大丈夫と目を離してしまうのだ
世の中のことも同じだ
もう後少しだと油断をして
心の隙が生じた時に
思わぬ勘違いやら
とんでもない手違いやら
予期せぬアクシデントが生じて
ホッと安堵したり
有頂天になりそうな人に
横槍を入れ 出鼻をくじくのだ
だから 私らは 常々
先人の教えや戒めを肝に銘じて
家族の協力と支えに感謝し
仕事や学業の達成や運の良さは
周囲の人たちや
何か大いなるものの力のお陰だと
感謝と恩を忘れず かつ
自己を誇らず 他者に威張らず
他者を蔑んだり貶めたりせずに
常に謙虚な態度と言動を
とりたいものだ
このことは 何も
スポーツや学業、仕事に関わらず
どんなことにも言えることだと思う
われらは
誰であろうと
絶好調な時には
その辺りに、その先に
「魔物」（まもの）が
潜んでいるかもしれないと
警戒の気持ちを忘れないことだ
そして
魔物（落とし穴）を教え
その穴の上から救いの手を
差し伸べてくれるのは
真の友人、真の家族、真の仲間、
真の先生・先達、真に愛する人
そして 真に民人のことを
考えている人（政治家や
社会のリーダー）たちだと思う
