good! カエルのぶろぐ

gooの中で カエルのblogが 公開中 詩やメッセージ&画像を掲載。
ご遠慮なくコメントをお寄せください

零れ(こぼれ)落ちる春に〜春の文芸(弐)

2023年04月01日 11時08分00秒 | Weblog

零れ落ちる春〜春の文芸()


  権現さんと蛙 🐸爺 3/26  

厳しかった冬が

堰き止めていたから

春の草木や生き物たちは

今か今かと 遅い春の訪れに

気を揉んでいた‥

そして 3月半ばにして

ようやく 寒気や寒風が

遠ざかり 春の陽射しと暖風が

この辺りを包み込みだした

待ちきれず 開花を控えていた

草木の花々たちは 一斉に

色とりどりの花を開き

その鮮やかさや可憐さを競い合う

咲き誇った桜の枝先は

薄ピンクの花びらで盛り沢山!

サクラの花びらで溢れる枝枝は

時々吹き寄せる悪戯な春風に

堪らず ぎっしりの枝枝から

ひらひらと風に舞いながら

ハラハラと地に零れ落ちる

さながら 

掌から零れ落ちる砂のように‥

枝の桜の花がハラハラと

零れ落ちては絨毯(じゅうたん)造る

      ( 白川のカエル )

 ※3/31  今日は3月最終日。桜の

開花前線が北上中であり 

ここ熊本は満開を過ぎ 

春の悪戯風に吹かれて

根元辺りの一面は 

ピンクの絨毯が広がっていて 

眺め飽きない

枝枝の花たちは 青空に溶け込んで

地の緑にも映えて桃色絨毯を造る

去年(こぞ)の花今年は今年また咲きて

    (  清風[俳号])

去年の花今年は今年また咲きて

明くる年にも見んとぞ思う

(白川のカエル[(和歌)雅号])

 ※3.31 同じ題材で俳句と和歌を。

古希を過ぎ 72 歳を迎えんとする

身には 明日のこと、

やがて来るだろう次の年のことは 

当てに出来ず 今年の、目の前の

桜の花見こそが 大事であり

かけがえのない花見なのだ

花の宴漏れくる会話とめどなく

暮らしのことや他愛ないこと

 ※3.31 何気に聞いていると 

近況報告やスマホなどの話題らしい

春の薄曇りの下で時折薄日も射して

絶好の花見日和である

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする