「つたや中華」

東京大手町、林立するビル群の地下には地下鉄の駅と迷路のような地下飲食街が広がっています。

そんな飲食街でウロウロ迷いながら「なに、喰うかなぁ」とさ迷い歩いていると、やはりふだん馴染みないもんだから“安全パイ”ってやつで一軒のラーメン屋さんに・・・

「どさん子ラーメン　大手町店」

「どさん子ラーメンかぁ・・・」懐かしさもあって暖簾をくぐります。

どさん子ラーメンといえば、かつて日本全国を味噌ラーメンを武器に席巻したラーメンチェーンですよね。

群雄割拠のラーメン業界ですから、はやりすたりも早いもんで、時代の流れからその後は衰退の途を、経営業態を変えてリオープンのような感じで、まだまだほうぼうに「どさん子」ブランドで頑張っています。



注文は「元祖!味噌ラーメン」

赤味噌ベースのたっぷりラードが覆う味噌スープに極太もちもちのちぢれ麺

炒めたひき肉ともやしに、バラ肉チャーシュー・煮たまご・コーンが入った、いまなら極オーソドックスな味噌ラーメン

ラードで覆われたスープはアツアツで冷めることもなく、食感良いちぢれ麺がズルズルとオナカを満たしてくれます。

まさしくこれぞ「定番の味噌ラーメン」って感じですよ。ズルズルバクバクズルズルバクバク、心地よい汗を流しながらアツアツのまま完食!!（うまかったぁ）



スープも飲み干すと・・・ラーメンどんぶりに「つたや中華」の名前・・・はて？さて？、この名前でのちのち調べてみると

かつて全国展開した「どさん子」ブランドのラーメンチェーンの発祥は、東京墨田区にあった「つたや中華（中華飯店つたや）」が始まりだそうで、

そこからどさん子ラーメンを味噌ラーメンをメインにして全国展開したようです。

その伝統の味を受け継ぐ意味合いでラーメンどんぶりに「つたや中華」のシンボリックな商標をいまでも明記して残しているようですね。

たしかに以前は外食ラーメンチェーンの代表格でもあり、味噌ラーメンで世の中を席巻したような勢いであちこちにお店がありました。

今日は古くからある大手町のビル地下飲食街で、おいしい「味噌ラーメン」をなつかしさとともに腹いっぱいいただきました。

ごちそうさん。