哲ノート

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文七元結 -鈴本演芸場十二月下席-

2023-12-22 23:15:27 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
今年も毎月のように寄席を巡りましたが、年の瀬興行は締めくくりの意味を込めて選びます。

今年は上野・鈴本演芸場から「年末特別興行 暮れに鈴本で聴く 文七元結」

昼席主任が日替わりで「文七元結」を演じられ、今日は“人間国宝”五街道雲助師匠の出番の日(一之輔師匠曰く、雲助師匠がトリなんで、今日は重厚なお客さんが多いそうです)

人情物の双璧をなす、長講「文七元結」を雲助師匠の重厚で渋い語りでたっぷりと、じっくりと・・・今年の締めくくりにうってつけの興行になりました。

平日昼間の興行ですが、演芸場は「満員御礼」で席がすべて埋まるほど客席は熱気あふれ開演しました。



開口一番は「やかん」から「紙屑屋」「(新作)歯ンデレラ」(客席に思い当たる人もいて爆笑ものでした)「天狗裁き」「親子酒」「睨み返し」「尻餅」

色物さんも「ジャグリング」「漫才」「粋曲」(小菊師匠のクリスマス色の御着物、ハッとしちゃいました)「紙切り(相合傘・雲助師匠・サンタクロース)」と演目の合い間にいい流れを・・・

そして“お目当て”昼席トリを務める、五街道雲助師匠の「文七元結」が始まりました。

もう噺の筋はわかっていますから、雲助師匠流の演じ方、演じ分け、くすぐりをじっくりと耳を傾けて一語一句聞き漏らすまいと集中。

・・・・・・・・・・・・。

いやぁよかった、よかった。やっぱりハッピーエンドで終わってホントよかった。

こういった人情物の演目は終わっても「心地よい余韻」が残るもんです。(今回も幕が下りるまで感動の拍手が鳴りやまなかったです)

鈴本の満員の観客みなさん「よかった」「うれしい」「きもちよい」・・・こんな心持ちになったことでしょう。

2023年、今年を締めくくる寄席を楽しく、品位高く、いい気分で終わる事ができて、ただただ感謝感謝です。









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