哲ノート

gentle heart!! ヤサシイココロ・オトナノココロ

団子坂奇談 -池袋演芸場七月下席-

2023-07-28 23:31:31 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
酷暑が続く中、今月2度目の寄席を楽しみます。

“秘密基地”池袋演芸場での下席昼の部は興行時間短めで演者も観客も少数精鋭の集まり。

気楽でいいもんですよ、涼しくてさ、肩肘はらずに、池袋だから演者と観客の一体感もあって、とってもいい和んだ雰囲気で・・・外界はうだるような暑さのなか、こんな空間は贅沢ってもんですよ。

いつもの通り最前列に陣取って、おおいにライブ感を味わいながら楽しみます。(演者と目が合っちゃったりして、見ているほうもリアクションを派手にやると、演者ものってきます)



開口一番は「たらちね」から「看板のピン」「猫の皿」「しめこみ」・・・今日は何かの集まりでしょうか、観客の笑いの反応が良くて、色物の「笑組」さんも観客をイジリながらノリノリで・・・

続けての扇辰師匠は「団子坂奇談」「のざらし」中入り後は「のめる」「馬のす」紙切りの二楽師匠「桃太郎・猛暑・高砂」そしてトリの扇橋師匠は「蒟蒻問答」で終演。

今回は初聴の「団子坂奇談」に聴き惚れましたね・・・扇辰師匠は時間の限られた寄席興行でも、他の演者が普段あまり演じない噺を聴かせてくれます。

聴かせ方がうまいんですよね、知らない噺でもグイグイとその世界にいつのまにか引き込んで、きっちりと演じきれますもの。「聴いた!!」という良い余韻を残すんですよね。

池袋の下席昼の部は、出演演者も個性あふれる芸風が良く出ていて、反応の良い観客との一体感が心地よくとても充実した一席となりました。







コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« バンカーと池と大きなグリー... | トップ | 夏だ。枝豆のかき揚げそば -... »

コメントを投稿