哲ノート

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千束 富久の湯に浸かる -銭湯をめぐる-

2022-03-13 13:44:00 | 銭湯・温泉
浅草の街からトコトコと歩いて鳳神社のある千束の街へ・・・

神社から横道に入った所にある富久の湯さんを訪湯します。

昭和初期の開業ですが、現在はビル銭になっており、リニューアルとリノベーションを経て現在に至っています。

古くからある下町の銭湯ですが、現在は若い経営者が運営を行っており、銭湯文化・街に根付かせようと取り組む銭湯という立場から、催し物やイベントの告知・情報発信などこれからの可能性を秘めた銭湯スタイルです。

 

カウンター形式の番台から脱衣所、浴室まで古さを感じない清潔感あるオーソドックスなスタイルです。浴室に入ると正面にはタイル浴室画があり、海原と帆掛け船、松林と“定番”の絵柄(富士山はありません)

カランの配置などけっこう新し目ですが、天井・壁には塗装の汚れ・はがれが所々にあり、ここは年代を感じますね。

浴槽は3槽でバイブラ湯・ジェット湯・深湯座湯のシンプルな湯船です、湯温はいずれも42・3度くらいで狭くもなく広くもなく・・・ただ「湯」が良いですね。

軟水で「バドガシュタイン鉱石」の湯だそうで、天然ラドン鉱石の効果が湯に表れ、肌にやさしくスベスベとした湯あたりと、保湿もふくめて湯冷めしにくいようです。

の~んびりと昼下がりの湯に浸かり、その気持ちよさを時間を忘れて満喫できました。(ちょうど空いている時間でしたんで…)

銭湯の文化を絶やすことなく、文化発信の可能性を秘めての富久の湯さん、いいお湯でした。

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