観・環・感

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浮かび上がった疑惑

2006年04月05日 | 日記
ネット版の朝日新聞 マイタウン千葉で「千葉市が99年度~04年度の税務統計で、各年度の市税の滞納繰越額を実際よりも82億~68億円少なく公表していたことが外部監査………」という記事を見つけた。
さらに検索していくと次のようなことが分かった。
外部監査をしたのは2004年1月に発覚した税務事件がきっかけだ。当時の千葉市納税管理課長(その後、懲戒免職)が親類の元県議の滞納している市税累計9,500万円を無断で納税免除に該当する「処分停止」にしていたことが判明。
市民団体が22,091人の署名を添えて市に直接監査請求した結果、市議会で議決され外部監査が実施された。
その結果、上記の事実が判明した。
税のオンラインシステム上に明細データが残っていなかったので、印刷物に残されていた数値と税務統計と照合した結果、04年度の滞納繰越額は、実際は、190億円にもかかわらず、112億円とされていたことが分かった。
これは、04年度の市税収納率は、公表値の92.5%から88.3%に下がることを意味する。
これは、故意か事務上のミスなのか。しかし、納められていない市税が約12%もあるというのは凄い。市税の収納率を上げるため、わざとしたのか、はたまた、元県議以外にも徴収不能ということで勝手に不能欠損として処分していたのがあるのではないかという疑問も残る。
また、オンラインシステムのパスワード管理が不十分やセキュリティーの問題点、滞納繰越額を裏付ける明細がないことなどが指摘されている。
他の自治体はどうなのか。それにしても滞納率の多さにと額に驚いた。