観・環・感

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平安遷都1300年祭その1

2010年09月21日 | 旅・風景・グルメ
9月4日バスツアーで奈良市の平城宮跡を中心として開催されている平城遷都1300年祭に出掛けた。
この事業は、710年元明天皇が藤原京より遷都してから1300年を記念して開催されている国家的記念事業。
平城宮跡は、東西約1.3km、南北約1km、約120ha。1998年に世界文化遺産に登録されている。甲子園球場の約30倍の敷地に朱雀門、第一次大極殿、
東院庭園が復元され、平城宮跡資料館、遺構展示館などが設置されている。



この平城宮跡は平城京の中央北端部に位置する。         平城京と平城宮の位置関係

ところで、マップに第一次大極殿、第二次大極殿とあるが、何故、大極殿が二つもあるのだろうか。ネットで調べると平城京は784年に
長岡京に遷都するまで連続して都ではなかった。聖武天皇は740年に恭仁京へ、744年には難波京へ、そして745年には近江の信楽宮に
遷し、その年に平城京に還都している。
“第四十三代 元明天皇 (707.8~715.10)、 第四十四代 元正天皇 (715.10~724.3), 第四十五代 聖武天皇 (724.3~749.8)”
恭仁京に遷都するまで大極殿であった建物は、5年後に還都したときには別の目的の建物に変わっていたので、その東に新たに別の大極殿を建築した。
このため、朱雀門の真北にあった大極殿を第一次大極殿、新たに建てた大極殿を第二次大極殿と区別して呼んでいる。


朱雀門


南の朱雀門から北の大極殿を   線路は近鉄奈良線


大極殿


大極殿から朱雀門を望む