観・環・感

野鳥観察や旅行、映画などの趣味と日常生活や世の中の状況について、
感じる事を書いています。

徳島の偉人

2012年08月24日 | 日記
徳島中央公園に二人の偉人の碑がある。
一つは、公園の北東駐車場にある駐車場近くの海野十三(1897年~1949年)の碑
この人は、SF好きの人ならよく知っているだろうが、徳島県人でもあまり知られていないのでないだろうか。
小説家、SF作家、推理作家、科学解説家で、日本SFの始祖の呼ばている。本名は佐野昌一


この石碑に
“全人類は科学の恩恵に浴しつつも、同時にまた科学恐怖の夢に脅かされている。恩恵と迫害との二つの面を持つ科学、
神と悪魔との反対面を兼ね備えている科学に、われわれはとりつかれている。かくのごとき科学時代に、科学小説がなく
ていいであろうか 昭和12年刊「地球盗難」より”と書かれている。
地球盗難という小説のタイトルだけは知っていたが、読んだことはなかった。「青空文庫 地球盗難」で検索すると、
この碑文に書かれている文章が“『地球盗難』の作者の言葉”の中の3分の1位のところにあった。

小説本文は、このページからダウンロードできる。


そして南西の方に歩いて行くと貝塚遺跡があり、その横に鳥井龍蔵の碑がある。




鳥井龍蔵の功績は非常に大きく、世界的な冒険家・探検家でもあり、優れた考古学者だった。
しかし、あまりアカデミックな人でないせいもあるのか、それほど評価されていないのは残念だ。