


この眺めも多くのカメラマンの被写体になっている。緑の針葉樹とピンク色の桜の対比がいいのだが、花をつけてない木が多いと迫力がない。

この仁王門は、先に紹介した蔵王堂とともに国宝で、どちらも2004年7月1日に世界遺産に登録されている。

産卵期になると大雨の日に群れをなして河川を遡上することから、 雨の魚。 アメノウオ→アメゴ→アマゴと訛っていったらしい。京都周辺ではアメノウオ
と呼ぶ地域が広範囲にあるらしいが、文化の中心地である京都で呼ばれていた「アマゴ」が標準和名になったそうだ。ちなみに徳島を含む四国では、アメゴと
呼んでいる。
ところで、アマゴとヤマメは、よく混同されるが、アマゴは、「サケ科、神奈川県以西の本州太平洋側・四国・九州に分布。サツキマスの陸封型」
ヤマメは、「サケ科、神奈川県以北の太平洋側・日本海側全域・九州に分布、きれいな渓流にすむ。サクラマスの陸封型」とある。
注釈をすると、サケの仲間は川で生まれ、海に下って成長するが、同じ種類でも一生を川で過ごすものは、陸封型と呼ばれている。このアマゴやヤマメが陸封型の
代表例。なぜ、陸封されたかさらに検索すると、川と海を行き来していたこれらが氷河期以降の温暖化でランドロック(陸封)され、上流部の冷水域で一生生活
できるような習性を持つ個体が出てきたという説がある。上述のアマゴとサツキマス、ヤマメとサクラマスがその関係である。地域分布ついでも、近年では放流の
関係でおかしくなっているようだ。また、中禅寺湖にいるホンマスは、放流されたアマゴとヤマメの自然交雑したものらしい。