観・環・感

野鳥観察や旅行、映画などの趣味と日常生活や世の中の状況について、
感じる事を書いています。

神社詣で(千代保稲荷神社)

2017年01月09日 | 旅・風景・グルメ



元旦の午後に行った千代保稲荷神社(ちよぼいなりじんじゃ)は、岐阜県海津市の田舎町にある小さな神社である。
しかし、霊験あらたかなのか、京都の伏見稲荷、愛知の豊川稲荷とともに、日本三大稲荷の一つともいわれることもある。
平安時代、源八幡太郎義家の六男の義隆が分家する際、森の姓をもらいうけ、義家より「先祖の御霊を千代に保て」と祖神と共に宝剣と義家の
肖像画を受け賜わったのが始まりと伝えられる。この言葉から千代保稲荷神社の名が付いている。
商売繁盛、縁結び、合格祈願などにご利益があるとされ、なんと年間200万人以上が参拝している。バスの添乗員さんが税理士などの専門職も
含め、自営業者の参拝が多いのが特徴だとも話していた。



「先祖の御霊を千代に保て」という教えより、現在でも境内ではお札やお守り等は一切出していない。
小さな神社なのに、何といっても門前町に100軒以上の店が軒を構えているのが凄い。境内で熊手など縁起物は売っていないため、この門前町
には縁起物を扱う店が多い。また、名物の草餅、川魚の調理品、串カツ、土手煮、漬物等がある。参道の両側に人気店もあるので、そこへの行列も
加わり、参道はすし詰め状態。


江戸時代、海津市付近を治めていたのが尾張藩支藩の高須藩。
この藩で有名な話は、第10代藩主松平義建の息子たちの幕末期の活躍である。松平義健自身の治績は少ないが、息子が10人いた。そのうち、
写真右から次男の尾張藩主徳川慶勝、五男の一橋家入りから尾張藩主を継いだ徳川茂徳、七男の会津藩主の松平容保、八男の桑名藩主の松平定敬の
高須四兄弟が有名だ。
湿版写真家としても有名な次男の徳川慶勝は、明治維新後、茂徳とともに朝敵となった容保、定敬の助命に奔走。1878年、この四兄弟が再会したときの
写真がこれ。
八男の松平定敬は、自分の小姓していた後に東洋一の用兵家と言われた旧桑名藩士の立見尚文(後の陸軍大将)らを連れて西南戦争に参加。自分の敵
だった西郷隆盛率いるかっての薩摩藩士を征伐した話が有名。後に兄の松平定保の後の日光東照宮の宮司となった。




神社詣で(熱田神宮)

2017年01月08日 | 映画・テレビ
元旦、最初に行った神社が名古屋市熱田区にある熱田神宮。


熱田神宮ある熱田の地は、古来より「蓬莱島」の名でも呼ばれており、鎌倉時代の書物にも記されている。これは古来より年魚市潟(あゆちがた)に
面し、樹齢千年を越える、老松古杉の生い茂る熱田の社が海に突き出る岬のように見え、巨大な亀の甲羅上にあると例えられたことから、熱田神宮の
ことを不老不死の神仙の住む蓬莱島に擬せられたからであろうとされている。
「熱田神宮公式ホームページ」によると熱田神宮の主祭神の「熱田大神」とは、三種の神器の一つである草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を御霊代・
御神体としてよらせられる、天照大神のこと。
天照大神は、皇室の御祖神とも至高至貴の神とも仰がれ、人々にいつくしみの徳をあたえられる神。熱田神宮の相殿神は、草薙神剣とゆかりの深い
神々の天照大神、素戔嗚尊、日本武尊、宮簀媛命、建稲種命の5神で、宮簀媛命、建稲種命は尾張氏の遠祖として仰がれる神。(宮簀媛命は、日本武尊
の后、建稲種命は、その兄で日本武尊の蝦夷征伐に副将として従軍)


「お清水」の立て札
熱田神宮には楊貴妃についての伝説もある。中国の唐の時代、玄宗皇帝が日本侵略の隙をうかがっていた。そのことを知った日本の神々が集まり、
対応策を話し合った。熱田大明神を絶世の美女の姿に変身させて、刺客として玄宗に近づき、その美貌で日本を侵略させないように玄宗をたぶらかす作戦。
当初、作戦は成功していたが、やがて正体がばれ、後に殺された。楊貴妃に変身していた熱田大明神の魂は、熱田の地に戻ったというもの。この后の伝説
に因んで、清水社に楊貴妃の墓が建てられたが、1686年の遷宮の際に取り壊されたと言われている。


正面の石塔が楊貴妃の墓の一部ともいわれている。この石塔に手前の柄杓で三度、湧き水をかけると願いが叶い、水で目を洗えば目が良くなり、
肌を洗えば肌が綺麗になるといわれている。


願いは?

神社詣で(伏見稲荷大社)

2017年01月06日 | 旅・風景・グルメ
大晦日と元日にかけてバスツアーで神社詣でをした。
初日は、伏見稲荷大社


300インチの巨大なLEDビジョンが目を引く。


何か足りないと思ったら鈴が外されている。


参拝客は日本人より外国人が多いのではないかと思えるほどだった。

伏見稲荷大社は、世界文化遺産{古都京都」の文化財には含まれていないが、外国人人観光客は一番らしい。
人気の秘密は、この千本鳥居らしい。

明けましておめでとうございます

2017年01月01日 | 日記

皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りいたします