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ノセボ効果 |
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みなさんこんにちは。
みなさんは「ノセボ効果」という言葉をご存知でしょうか?
アメリカ・ファイザー製の新型コロナワクチンの臨床試験で、プラセボ群(全く有効的な成分が入っていない偽薬)として0.9%の生理食塩水を摂取し、その副反応についてチェックしました。
すると、プラセボ群ではワクチンの副反応が出現する可能性は理論上ないはずですが、プラセボ群の3人に1人は疲労感や頭痛を訴えたそうです。
こうした現象を「ノセボ効果」と呼びます。つまり、「ワクチン接種が疲労感や頭痛などの副反応を引き起こすかもしれない」と不安に感じていると、プラセボ群での接種だったにも関わらず、疲労感や頭痛を感じるということです。
この逆が、よく知られる「プラセボ効果」です。
日本でも新型コロナワクチンの接種が広く開始されましたが、副反応に関する情報は知っておくことが大切です。
ただし、「ワクチンを接種することによって得られる利益は、発生しうる副反応のリスクに勝る」ということを、さらにそれらの副反応は接種する本人の気持ち次第ということもあり得るということを理解していただければと思います。
リラックスして、たとえ副反応が出たとしても治療法がある、と信じる心持ちで接種していただきたいと思います。
では。