キヤノンのミラーレス 「EOS M」(写真)。発表前から噂が飛び交い、すごい盛り上がりです。
製品の画像が次々にリークされる始末。海外のサイトでは(アクセス殺到で?)サーバーが落ちたとか…(未確認)
デジカメinfoさんには、とうとう基本スペックがリークされました。
それによるとスペックは以下の通り。
- 1800万画素APS-C CMOSセンサー
- 画像処理エンジンはDIGIC5
- 位相差・コントラスト併用のハイブリッドCMOS AF
- 動画サーボAF、サーボAF、タッチAF
- ISO範囲はISO100-12800、拡張で25600相当
- シャッタースピードは1/4000秒~30秒、バルブ、ストロボ同調は1/200秒
- 連写速度は4.3コマ/秒
- 液晶モニタはワイド3.0型104万ドット、タッチパネル
- メディアはSD/SDHC/SDXC(UHS-I対応)
- 動画は1920x1080 30p/25p/24p、1280x720 60p/50p、640x480 30p/25p
- 映像圧縮方式はMPEG-4 AVC/H.264、音声はリニアPCM、MOV形式
- マウントアダプターEF-EOS M で60種以上のEFレンズが使用可能
- 手ブレの少ないシャッター速度で4枚を連続撮影して合成する手持ち夜景モード
- 露出の異なる3枚を合成するHDRモード
- 4枚の画像を合成してノイズを低減するマルチショットノイズ低減機能
- クリエイティブフィルター
- 大きさは108.6mm(幅) x 66.5mm(高さ) x 32.3mm(奥行き)
- 重さは262g(本体のみ)、298g(バッテリー、メモリカード含む)
- キットレンズはEF-M22mm F2 STM、EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM
もう、キヤノンの発表を待たなくてもよくなりましたね。
センサーは予想通りの、1800万画素APS-C CMOSセンサー。ハイブリッドCMOS AFやタッチパネルを始め、かなりの部分をEOS Kiss X6i から移植している感じです。性能的にはほとんど一眼レフレベルですね。
スペックを見ていくといずれも予想範囲内。驚くようなことはありません。つまり、今の一眼レフで達成できているレベルまで。現行一眼レフを越えるような逆転の性能は備えられていないようです。
しかしながら、注目すべきは大きさと重さ。
PowerShot G1Xより小さいです。ボディーのみの重さはPowerShot G1Xの半分近く。
発表後に手にとってみれば分かると思いますが、みんなその軽さに驚くはずです。
実はここがEOS Kiss X6iとのすみ分けなのかも。
中身はほとんどEOS Kiss X6iであるにしても、外観、重さなどから、たぶん別ジャンルのカメラとして受け取られると予想します。
これがあればEOS Kiss X6iはいらない? 多分そんな風にはならないでしょう。使い勝手は全然違う感じ。ユーザーインターフェースがとてもシンプルで、コンパクトカメラに近いと思います。
さて、これがユーザーにどう受け止められるのでしょうか。キヤノンにとっても、カメラ業界にとっても大きな波乱の幕開けになる可能性があります。