横須賀うわまち病院心臓血管外科

お気軽にコメントいただければ、一般の方の質問にも心臓血管外科専門医が答えます。

世界一の焼き鳥

2019-10-19 18:34:35 | 心臓病の治療


昔、ニューヨークにいったときに、アメリカの食べ物で一番美味しいものは?って地元育ちのキムにきいたところ、チキンって答えが帰って来て絶句しました。鶏肉しか美味しいものないの?ちょっと、日本人として優越感を少しだけ感じた瞬間の1989年。

ところがところか、いまはどうでしょう?筆者として日本の誇る世界一に名乗れる日本料理の一つは焼き鳥!

特にここ、比内鳥の専門店では世界一の焼き鳥と世界一の親子丼が食べれます。まさに、地鶏料理のガストロノミーです!

味覚は年齢と共に変化するものかもしれませんが、この比内やさんの焼き鳥と親子丼は、世界に誇れる味間違いありません。数少ない秋田が本店の東京に支店を持つお店として、郷土の誇りです。
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眼瞼黄色腫の臨床的意義

2019-10-19 01:40:12 | その他
 眼瞼黄色腫は高脂血症の人にできやすいと昔から言われています。すなわち、眼瞼黄色腫のある人は心筋梗塞になりやすいのではないか、と。
 しかしながら、眼瞼黄色腫と心筋梗塞などの心血管イベントとが関連したことを証明する論文は一つもなく、臨床的意義はない、というのが現時点の結論だそうです。
 それよりは、家族性高コレステロール血症におけるアキレス腱の肥厚やひざ関節の黄色腫のほうが心筋梗塞の発症と関連すると言われています。

 眼瞼黄色腫を消失させるのに最も有効なのはプロブコール(シンレスタール、ロレルコ)で、半年ほどで消失させることができるそうです。スタチンは必ずしも有効ではなく、消失まで数年単位でかかりますが、LDLを低下させることによる二次的な効果で消失させることができます。プロブコールは黄色腫のコレステロールの蓄積を除去しますが、冠動脈のプラークのコレステロールを除去する能力はスタチンの方が強力で、こうした体の部位と薬効の違いはまだよくわかっていないそうです。
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