冠動脈吻合手技協議会はかつてのチャレンジャーズライブと言われていたものが発展した協議会で、若手の心臓血管外科を目指す医師が冠動脈バイパス術の吻合技術を競う競技会です。今回はこの競技会という形式となって二回目になるようですが、競技の審査員が公募され、筆者も今回の審査員に加わっています。
審査員となることで、若手の心臓血管外科医師に協議会で勝利するためのテクニック以外にも日常診療での技術教育に役立つ面が大きいと思い参加しています。
実際の協議会は、医学部学生C、外科専門医取得前の修練医B、心臓血管外科専門医取得前の修練医Aのレベルに加えて、無差別級という未経験者から部長・教授クラスまで誰が参加してもいいクラス(S)に分かれています。さすがにSクラスはプロフェッショナルな吻合で見とれてしまうような技術を持つ上級者ばかりですが、その他のクラスでも教授レベルの技術の高い吻合をしている動画がたくさんありました。明らかに失格となるような吻合は、つなぎ直しが必要となる吻合だと思いますが、これはほんのわずかしかなく、緊張で手が震えてしまう出場者もほとんどいませんでした。非常にレベルの高い協議会だと思います。
まずはこれから予選を行って予選を勝ち抜いた人が本線でライブ動画を元に評価点をつけるというものです。出場者よりも評価する審査員の方が負担が大きい協議会ですので、今後は審査員に対する資格を与える方向だそうです。ということで、横須賀市立うわまち病院心臓血管外科では若手の医師に冠動脈吻合手技協議会でも勝ち残れる技術を教えるチームを目指していきたいと思います。
審査員となることで、若手の心臓血管外科医師に協議会で勝利するためのテクニック以外にも日常診療での技術教育に役立つ面が大きいと思い参加しています。
実際の協議会は、医学部学生C、外科専門医取得前の修練医B、心臓血管外科専門医取得前の修練医Aのレベルに加えて、無差別級という未経験者から部長・教授クラスまで誰が参加してもいいクラス(S)に分かれています。さすがにSクラスはプロフェッショナルな吻合で見とれてしまうような技術を持つ上級者ばかりですが、その他のクラスでも教授レベルの技術の高い吻合をしている動画がたくさんありました。明らかに失格となるような吻合は、つなぎ直しが必要となる吻合だと思いますが、これはほんのわずかしかなく、緊張で手が震えてしまう出場者もほとんどいませんでした。非常にレベルの高い協議会だと思います。
まずはこれから予選を行って予選を勝ち抜いた人が本線でライブ動画を元に評価点をつけるというものです。出場者よりも評価する審査員の方が負担が大きい協議会ですので、今後は審査員に対する資格を与える方向だそうです。ということで、横須賀市立うわまち病院心臓血管外科では若手の医師に冠動脈吻合手技協議会でも勝ち残れる技術を教えるチームを目指していきたいと思います。