
今週末、MICS-CABGに関するウェビナーが行なわれます。国内のMICS-CABGの第一人者である菊地慶太先生がもデュレーターで、筆者は「LITA-ALDからはじめるMICS-CABG」という題でのプレゼンテーションをさせていただく予定です。左小開胸アプローチによる冠動脈バイパス術はLITA-LAD吻合、いわゆる左内胸動脈を採取して、創部直下にある左冠動脈前下行枝にオフポンプで吻合するという手技が基本になります。これが確率して初めて多枝バイパスへ発展していくことになります。
MIDCABとも言われるこのLITA-LAD吻合は、LITAさえ採取できれば吻合は正中アプローチよりもむしろやりやすいことが多いので、導入としては非常に重要な部分といえると思います。