goo blog サービス終了のお知らせ 

名古屋の白ウサギ・1964年生

自称・宗教家・・宗教家とは職業ではなく「私の生き方」です。
職業・会社員、投資家  趣味・偽善事業

自分であって 自分ではない。

2020-03-04 | 宗教

自分の中には、自分という
  独立した霊魂  
が宿る事は確かです。

それゆれ、人の数だけ個性があります。

でも・・・・

それだけに留まりません。

自分と云う存在は、自分の「 祖先の霊 」 
の集合体でもあります。

「 独立した霊 」 
 
「 先祖の霊の集合体 」

この二つの要素が一体となっている。

この、 「 一体 」 
という言葉、矛盾した言葉にも思えます。

‘ 独立 ‘ とは、「 単独 」ということ、

‘ 集合体 ‘ とは、「 混ざり合ったもの 」

この全く正反対なエネルギーが一体になっているなどと言う事は、
矛盾しています。

矛盾してはいますが、これが 真実 なのです。

霊 は、「 あの世 」 に存在しています。

でも、「 あの世 」 とは、

別の場所にある訳ではありません。

「 あの世 」 は、「 この世 」 
と同時に存在しています。

物理学者の デビッド・ボーム は、 、

目に映る物理的な世界を  「 明在系 」 
( めいざいけい ) と呼びました。

目に見えない世界を  「 暗在系 」 
( あんざいけい ) と名づけました。


ボームは「 全体性と内臓秩序 」という著書でこう述べています。
 
『 暗在系 では、 明在系 のすべての物質、精神、時間、
空間が全体として たたみ込まれていて、分離不能である。』

ここで言う、「 たたみ込み 」 とは、
数学でいう、「 直交変換 」 という概念です。

これを、「 あの世 」 と 「 この世 」 
に当てはめて考えると、
先に述べた矛盾が矛盾で無くなるのです。

「 あの世 」 には、時間も空間もありません。

それ故、独立した個性( 霊 )
を特定することは出来ません。

「 この世 」 には、独立した自分が存在します。

最先端物理学( 量子力学 )の理論では、

 明在系 と 暗在系 は分離不可能。

即ち、 この世 と あの世 は渾然一体となっている。

「 この世 」  ( 今の自分) 
 のどの部分を切り取っても、

その中に  「 あの世 」 (先祖の霊の集合体) 
が たたみ込まれている。( 直交変換 )

即ち、

自分と云う存在は、自分であって自分でない。

それを自覚しないことには、先祖を喜ばすことが出来ません。

「 先祖を喜ばす 」 
これが先祖供養なのです。


先祖を喜ばす方法とは?

自分自身が喜ぶことです。


但し・・・家族を犠牲にしたり、
文明人としての基本的な常識や経済観念を排除した
独りよがりな自己満足、自己陶酔は
多くの人に迷惑をかけるだけです。


   
自分のしたことで、ひとが喜べば自分も嬉しくなる。

自分の魂が歓喜をあげる。

それが、自分の中に宿る先祖の霊に通じる。

そして、先祖が喜ぶ。

先祖が喜べば、それはそのまま、直交変換され、自分に反映します。

自分も更に嬉しくなるのです。

嬉しい状態とは、心が安定し、
周囲の状況が改善され、苦悩や苦難が消え去って行く状態です。

どういう状態を幸福と呼ぶか?

人には、人それぞれの 幸福があります。

自分にとって幸福な状態とは、
そのひと自身の魂のみが知っていることなのです。

自分にとっての幸福とは、自分にしか分かりません。

これは、他者との比較や、競争とは別次元です。

明在系 と 暗在系 

これこそが
人間の運命を決定付ける最大の要素なのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする