豆苗に見る庶民の暮らし

いやはや、野菜も再生利用する時代が到来・・・・。
見方を変えれば、野菜高騰の折、生活防衛本能の発揮である。
最近、居間の花鉢に、見慣れない植物が並ぶ・・・。

お～い、これ何よ？と疑心暗鬼の団塊オヤジ。
野菜が高いから、「豆苗（とうみょう）」を買ってみたの・・・。
えぇっ、豆の苗？妙なマメであるが、エンドウの新芽だそうな。

ネット上の説明では、中華料理の高級食材だとか・・・。
そして最近は、豆から発芽させたものが販売されているらしい。
写真のヤツが、それである・・・。

栄養も、カロテンとかいうものを豊富に含み・・・。
おまけにビタミンのＥ・Ｋ・Ｃや葉酸とかも豊富に含む。
栄養価のことは良く分からんが、とにかく良いもののようだ。

炒め物やスープなど加熱料理のほか、生食もＯＫ。
確かに、もやし風のシャキシャキの歯ごたえがあって食べ易い。

根付きで販売の豆苗だから、上部を切り取った後は捨てることなく・・・。
残る根を水に浸け置き・・・数日で芽が伸びてきたという訳である。
おまけに水栽培で、２～３回の収穫が期待できるという優れものだ。

と言うわけで、切り詰めた生活を続けている団塊オヤジであるが・・・。
そんな折、渡島・檜山税滞納整理機構の活躍ニュースが紙面を飾る。
徴収７年連続１億円超え・・・の活字がまぶしく輝く。

市町税の滞納整理を引き受けるこの機構。
自治体のフレーズは、「機構による徹底した徴収が行われます」だって。
まさに真冬の寒さに追い打ちをかける、税金むしり取り作戦の感。

身も心も懐も・・・すきま風が吹き抜ける函館の冬。
「豆苗」を喰って耐え忍ぶよりないか？
厳しい現実に「あ～ぁ」のタメ息。

世知辛いなぁ～、侘びしいなぁ～・・・ドジョウ鍋でも食いたい・・・。