博多織の実演が終わって、今日から自分の作業を再開です。
12日ぶりに織り機に座って、さぁ、本番!
・・・って織り始めたのはいいけれど
カタカタカタ、カタカタカタ
聞き慣れない音が、織り機から。
前からこんな音がしてたっけ?
織る度、打ち込む度の、震えるような音が気になります。
あちこち点検するも、おかしな所は見当たらない。
実演先の機で帯を一本織った後だと
自分の機に戻っても、慣れるまでに少し時間がかかります。
織り機の方も同じで、いつもと違う手、違う感じに驚くみたい。
帯を織るには不向きな環境での実演では
帯に傷をつくらないよう気をつけるのが精一杯。
普段とは違う中での帯一本。
微調整は諦め、少々乱暴に織り進めることも・・・。
で、その状態まま自分の織り機に座ったものだから
織り機もびっくり
カタカタカタ、カタカタカタ・・・
気持ちを落ち着けて、いつものように織り始めると
奇妙な震えも静まり、いつもの音。
糸の一本一本、一越し一越しに掛ける気持ちが
こんなにも違ってたんだと、織り機の震えに驚きました。
最後の一本、頑張ろう。