グッドぐんま 2

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バードストライク

2009年02月18日 21時40分01秒 | バードウォッチング
今年1月15日に発生したUSエアウェイズ エアバスA320のハドソン川不時着事故はまだ記憶に新しいところですが、この事故の原因はバードストライク(Bird Strike)でした。
今回は幸いにも乗客乗員は全員無事救助されましたが、空港周辺でのエンジンへの吸い込みは大惨事になる可能性が高いので大きな問題となっていて、空港では鳥の駆除や追い払いを熱心にやっています。

日本ではこれまでに死傷者がでるような大きな事故はありませんが、2007年に国内で発生した航空機へのバードストライクは1,320件にものぼります。
空港別では羽田が172件で最も多く、大阪61件、福岡53件となっています。
この数字は特定の場所に鳥を寄せ付けないようにすることの難しさを表しています。

バードストライクは航空機だけで起こっている訳ではありません。最近問題視されているのは風力発電施設。野鳥の生息場所や渡りの経路に巨大な風車が設置されると多数のバードストライクが発生します。

また、バードストライクは身近な場所でも発生します。
例えば建物の窓ガラスへの衝突です。

私の職場でもたまに野鳥が窓ガラスに衝突し、命を落とします。
先日、建物脇に落ちていたシメの死体


可哀想でしたが、野鳥を手にとってみる機会はそうあるわけではないので、じっくり観察させてもらいました。

シメの翼

初列風切の白斑や深い青色の次列風切のようすがよくわかりました

バードストライク EICネット・環境用語集

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最近の昼休み鳥見散歩から

大きく口を開けたツグミ


オナガガモ


2羽のカラスに追いかけられているノスリ

カラスと猛禽は犬猿の仲

少々ショッキングな画像ですが・・・
ドバト(カワラバト)の死体の一部

おそらくオオタカに食われたものと思われます。

近くにはドバトの羽が散乱していました