グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

連休中の早朝鳥見

2010年05月05日 21時18分19秒 | バードウォッチング
5月1日から今日までの5連休中は、前橋市富士見町の雑木林に通いました。
ここでは、渡りの時期にオオルリやキビタキなどの夏鳥を、かなりの高確率で見ることができます。

日増しに濃くなっていく緑

木々の葉が茂っていく様子を見ると元気がもらえそうな気持ちになるのですが、鳥の姿はどんどん見難くなっていきます・・・

オオルリ








キビタキ



5月2日には2羽のキビタキ♂がケンカしているところも見られました。

サンショウクイ

本州以南の落葉広葉樹林に渡来する夏鳥。

サンショウクイ(山椒喰)という名前ですが、山椒を食べる訳ではありません。サンショウクイは澄んだ声で「ヒーリーリー ヒーリーリー」と鳴きます。“鈴を鳴らすような”とたとえられるよい声です。
この鳴き声が「山椒の実を食べて口がヒリヒリする~」と言っているようだということで、山椒喰という名前になったのだそうです。面白い話ですね。


この他に連休中にここで見られた夏鳥は、センダイムシクイ、エゾムシクイ、コサメビタキなど。


富士見町の雑木林は田畑の中にあるこんもりとした小さな山(丘)ですが、どうして渡りの時期には、本来は高原にすむ夏鳥たちがこういう身近な場所で見られるのでしょうか?
渡り鳥たちは、一気に長距離を飛んで目的地にたどり着くわけではなく、点在する林を飛び石のように利用しながら目的地を目指します。この林も渡り鳥たちに飛び石として利用されているのでしょう。こういう場所を「踏み石ビオトープ」とか「飛び石ビオトープ」と呼び、大きなビオトープをつなぐ重要な役割を果たしています。
また、河川や崖づたいの緑地、道路の緑地帯などはビオトープをつなぐ回廊(コリドー)として生き物の移動に利用されます。渡りの時期に河川敷のアシ原で見られるノビタキなどは河川を回廊として使っていると考えられます。

お馴染みの鳥たち
コジュケイも早朝散歩


コゲラ

キッキッキという強い鳴き声やドラミングの音も聞こえました。

ホオジロ


ウグイス


林に中に咲いていたヤマツツジ


イチモンジカメノコハムシ

透明なプラスチックで覆われたような体が面白い(^^)

ヒメウラナミジャノメ