グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

「上毛かるた」で見つける群馬のすがた ~知れば、もっとぐんまが好きになる!~

2010年05月26日 19時42分00秒 | 文化・芸術
このブログを読んで下さっている群馬県外の方々へ
もし、皆さんのお近くに群馬県出身者がいたなら、その人に向かって「鶴舞う形の」と言ってみて下さい。群馬出身者は、間髪を置かずに「群馬県!」と答えるはずです。
「鶴舞う形の群馬県」は『上毛かるた』の読み札の一枚です。
ぐんま県人は上毛かるたで育っているので、かるたの上の句を聞くと反射的に下の句が出てくるのです。

上毛かるたは群馬県の歴史上の人物や名所、名産等を詠んだ郷土カルタです。上毛かるたが誕生したのは終戦後間もなくの昭和22年。
終戦後の苦しい生活の中でも、子供たちが夢と希望を失わずに郷土愛と日本国民としての誇りをもってもらいたいとの願いから生まれ、60年以上も県民に親しまれ続けている群馬のすばらしい文化財です。

上毛かるた (財)群馬文化協会

「上毛かるた」で見つける群馬のすがた ~知れば、もっとぐんまが好きになる!~
       
群馬県文化振興課が郷土史について学ぶ小学4年生用に作成した冊子で、今年度から県内の小学校の授業で活用されています。(書店等でも販売されています)

先ほど、群馬県人は上毛かるたの読み札が頭に入っていると言いましたが、かるたに詠まれている歴史上の人物や場所について深く知っているかというと、残念ながらそうとも言えないものもあります。
例えば「老農 船津傳次平」という札。ロウノウフナツデンジベイ・・・暗号? 呪文? 旧富士見村出身者以外はその札の意味を知らない人が少なくないでしょう。
なんて言っている私も、旧官営富岡製糸場について、上毛かるたに「日本で最初の富岡製糸」として登場するし、日本史の教科書にも載っているので、当然そういう工場が富岡市にあったということは知っていましたが、当時の建物がほぼそのままの状態で残っていることを知ったのは社会人になってからです。

老農 船津伝次平 グッドぐんま2007.9.29

『「上毛かるた」で見つける群馬のすがた』は、見開き2ページで1枚のかるたを解説しています。

左ページでは、それぞれの札に描かれた事柄や込められた願いが書かれており、右ページでは関連情報が掲載され、知識を広げることができます。

小学4年生向けの副読本として作成された冊子ですが、侮ってはいけません。大人が読んで、なるほど~と感心することが書かれています。
この冊子の副題は ~知れば、もっとぐんまが好きになる!~ 。まったくそのとおり。知れば知るほど、ぐんまが好きになります(^^)

『「上毛かるた」で見つける群馬のすがた ~知れば、もっとぐんまが好きになる!~』は県内主要書店(煥乎堂、紀伊國屋書店、TSUTAYA、戸田書店、文真堂書店)や県民センター、行政事務所、ぐんまちゃん家などで1冊380円で販売されています。


『「上毛かるた」で見つける群馬のすがた ~知れば、もっとぐんまが好きになる!~』を作成しました 群馬県