昨日の午後は、久しぶりにぐんま昆虫の森へ。
前回訪れたのが4月25日なので、一ヶ月以上経過しています。この時期は変化が大きいので、一月も見ないと虫も植物も一変してしまいます。
例年ですと、水辺にはトンボたちが飛び交い、開店した樹液酒場ではクワガタの姿が見られる時期なんですが、昨日は生憎の天気・・・。前橋の最高気温は15.8℃。季節が一ヶ月以上も逆戻りし、肌寒ささえ感じるほどでした。
そんな訳で、トンボもクワガタも姿なしでございました。ガッカリ・・・
クワガタ不在の樹液酒場で威張っていたのはオオスズメバチ
この時期、樹液に来ているのは女王バチなので、真夏に見る働きバチよりも一回り大きく、迫力満点。
働きバチほど気が荒くありませんが、接写しようとカメラを近づけると、腹の先端を誇示して威嚇してきます。
スズメバチは樹液の出ている場所を強力な大顎で囓り、樹液の出をよくしてくれます。
シロテンハナムグリ
サトキマダラヒカゲ
近縁に本種よりも山地に生息するヤマキマダラヒカゲがいます。両種はキマダラヒカゲとして同一種とされていましたが、1970年にサトキマダラヒカゲとヤマキダラヒカゲに分けられました。両種の形態は似通っており、精通した人でないと正確に同定するのは難しいです。
クロヒカゲ
ウスバシロチョウ
この外観からは意外ですが、ウスバシロチョウはアゲハチョウの仲間です。
林縁をス~っとあまり羽ばたかず飛びます。昨日のような曇り空では不活発になり飛ぶ姿は見られません。
年1化性で、成虫はこの時期だけしか見ることができません。
コミスジ
林の中で虫を探していたところ、葉っぱの陰にセミ発見!
ハルゼミだろうと思ったのですが、鳴き声は聞いたことがあるものの、実物は見たことがなく自信がありません。フォローアップ学習コーナーに行って、専門家に写真を見せて同定をお願いしましたところ、やはりハルゼミとの回答。
ハルゼミはアカマツ林を好み、名前のとおり他のセミよりも早く春から初夏に成虫が出現します。
里山が荒れたり、松枯れの影響でハルゼミが好む環境が少なくなり、近年生息域、生息数が減少しています。群馬県動物レッドリストでは準絶滅危惧に指定されています。
同定してくれた職員の方によれば、ハルゼミは松の高いところにいることが多く、生体の観察や写真撮影が難しいとのこと、この個体のように低い場所止まっていたのはとても珍しいということでした。
クヌギカメムシ
スマートな体型と長い触角。オシャレな感じのするカメムシですね
ジョウカイボン
葉の上にじっと止まり、獲物の接近を待っています
ハンノキハムシ
スイカズラ
ガマズミ
スイガズラ科ガマズミ属の落葉低木。この時期、フィールドのあちこちでガマズミの花を見ることができます。秋には赤い実をたくさん実らせます。
ウツギ
北海道から九州の林縁などに生育する落葉低木。天気がよければ蜜を求めて沢山の昆虫が集まる花です。
バイカウツギ
本州から九州に分布し、ウツギと同じような場所に生育しますがウツギとは属が異なり、バイカウツギ属に分類されています。
ぐんま昆虫の森では8月29日まで、企画展「昆虫たちが生きた4億年」を開催中
虫入り琥珀は必見です
映画ジュラシックパークでは、琥珀に閉じこめられていた蚊から恐竜のDNAを採取して、恐竜を復元していましたね。
企画展「昆虫たちが生きた4億年」 ぐんま昆虫の森
前回訪れたのが4月25日なので、一ヶ月以上経過しています。この時期は変化が大きいので、一月も見ないと虫も植物も一変してしまいます。
例年ですと、水辺にはトンボたちが飛び交い、開店した樹液酒場ではクワガタの姿が見られる時期なんですが、昨日は生憎の天気・・・。前橋の最高気温は15.8℃。季節が一ヶ月以上も逆戻りし、肌寒ささえ感じるほどでした。
そんな訳で、トンボもクワガタも姿なしでございました。ガッカリ・・・
クワガタ不在の樹液酒場で威張っていたのはオオスズメバチ
この時期、樹液に来ているのは女王バチなので、真夏に見る働きバチよりも一回り大きく、迫力満点。
働きバチほど気が荒くありませんが、接写しようとカメラを近づけると、腹の先端を誇示して威嚇してきます。
スズメバチは樹液の出ている場所を強力な大顎で囓り、樹液の出をよくしてくれます。
シロテンハナムグリ
サトキマダラヒカゲ
近縁に本種よりも山地に生息するヤマキマダラヒカゲがいます。両種はキマダラヒカゲとして同一種とされていましたが、1970年にサトキマダラヒカゲとヤマキダラヒカゲに分けられました。両種の形態は似通っており、精通した人でないと正確に同定するのは難しいです。
クロヒカゲ
ウスバシロチョウ
この外観からは意外ですが、ウスバシロチョウはアゲハチョウの仲間です。
林縁をス~っとあまり羽ばたかず飛びます。昨日のような曇り空では不活発になり飛ぶ姿は見られません。
年1化性で、成虫はこの時期だけしか見ることができません。
コミスジ
林の中で虫を探していたところ、葉っぱの陰にセミ発見!
ハルゼミだろうと思ったのですが、鳴き声は聞いたことがあるものの、実物は見たことがなく自信がありません。フォローアップ学習コーナーに行って、専門家に写真を見せて同定をお願いしましたところ、やはりハルゼミとの回答。
ハルゼミはアカマツ林を好み、名前のとおり他のセミよりも早く春から初夏に成虫が出現します。
里山が荒れたり、松枯れの影響でハルゼミが好む環境が少なくなり、近年生息域、生息数が減少しています。群馬県動物レッドリストでは準絶滅危惧に指定されています。
同定してくれた職員の方によれば、ハルゼミは松の高いところにいることが多く、生体の観察や写真撮影が難しいとのこと、この個体のように低い場所止まっていたのはとても珍しいということでした。
クヌギカメムシ
スマートな体型と長い触角。オシャレな感じのするカメムシですね
ジョウカイボン
葉の上にじっと止まり、獲物の接近を待っています
ハンノキハムシ
スイカズラ
ガマズミ
スイガズラ科ガマズミ属の落葉低木。この時期、フィールドのあちこちでガマズミの花を見ることができます。秋には赤い実をたくさん実らせます。
ウツギ
北海道から九州の林縁などに生育する落葉低木。天気がよければ蜜を求めて沢山の昆虫が集まる花です。
バイカウツギ
本州から九州に分布し、ウツギと同じような場所に生育しますがウツギとは属が異なり、バイカウツギ属に分類されています。
ぐんま昆虫の森では8月29日まで、企画展「昆虫たちが生きた4億年」を開催中
虫入り琥珀は必見です
映画ジュラシックパークでは、琥珀に閉じこめられていた蚊から恐竜のDNAを採取して、恐竜を復元していましたね。
企画展「昆虫たちが生きた4億年」 ぐんま昆虫の森