無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

土門拳写真記念館

2016-05-06 14:05:47 | 音楽・芸術・文学

5月3日は、土門拳記念館で、堤勝雄ギャラリートークが開催される。午後の3時から行われるのに、寄り道をしたので15分ほど遅れて着いた。

今回のギャラリートークは、教室で行うような講演会ではなく、実際にローマ展用の写真を見て歩きながら説明してくれるので、よく判る。堤氏は土門拳の内弟子だそうだ。最初の15分を聞き逃したのは勿体なかった。私は土門拳自身には会った事が無かったが、彼の写真集や書籍を見ていたせいか、言わんとすることは伝わったと思う。ただ、何でもかんでもリアリズムの巨匠と言うのも、おかしいなと感じる。堤氏は土門の風景写真も、一瞬を捉えたリアリズムだと説明したが、いつだったかの売店で販売されたいた風景だけのカレンダーの写真は、ポイントが掴めないほどぼやけた物だった。私は風景よりも人物や町並みの作品が好きだ。

作品が戦前から戦後に移り、「ヒロシマ」の画面になると、原爆に対する土門の思いに上乗せされ、堤氏のトークは反原爆から福島の反原発、果ては安倍政権への批判とヒートアップしていく。差し詰め、どこかの団体のアジ演説風になっていくのを聞きながら、批判するなら現政権ではなく、原爆を落としたアメリカだろうにと思う。

売店で1冊の本を買いながら、池を眺めると景色が良い。そこでも写真を撮させて貰ったが、土門拳記念館の中では、作品だけ写さなければ、室内などは撮影可能だそうだ。それを知っていれば、もっとスナップを撮れたのに残念だった。ギャラリートークと連休が重なって、展示室がこんなに人がいると思う程、混み合っていたのだ。

この第2展示室に向かう廊下の窓は、一箇所毎に大きさが違う。どんどん売店側に近づくに従って幅が狭くなってくる。人間の目の錯覚も使った面白い空間となる。

その窓から、外に人が見えた。そうか、あの滝の上に行くことが出来るんだなと、玄関から横に回ってみることにした。

竹の植え込みが見える。近寄って良く見ると。。。。

筍が無数に出ていた。わぁ、美味しそう!!

池では、いつもの通り、人間達が鯉に遊ばれていた。

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