屋島寺の御成門 (立派な檜皮葺きの屋根)
連休の最終日。
毎日が日曜日の私にとれば、連休も何てことはないけれど、世間に踊らされて人並に心も騒ぐ。困ったものだ。
想い出は? あっという間に過ぎたが、、、、
体調を崩し、病院に駆け込んだり、先では、それなりに想い出すだろう。
バスで屋島寺に登った。
ドライブコースをお遍路さんが降りて来る。どの車も少しスピードを出しているから危険をともなう。
松並木が続いている。今は無くなったが数十年前はケーブルカーがあった。 ケーブルの駅を降りてこの参道を通って行く屋島寺が最短距離だった。
春蝉が鳴いていた。
春蝉や屋島参拝七日ぶり
全山は春蝉ときをり飛行音
頂は赤松並木春日傘
屋島寺を中心に山頂を巡る道を散策する。
まだ一度も歩いたことがないのだが、屋島東町へ下る遍路道が分岐の場所に石の仏さま達が風雪に耐えていらしゃる。
この道を下ると源平の古戦場に通じ、麓には平家の武士にまつわる墓や話がたくさんある。
春惜しむイサム・ノグチの石の庭
この辺りから、イサム。ノグチの庭園美術館がカメラを覗いていて、見えることに気づいた。
写真の右端の小高い丘にイサムノグチのお骨が、自然の楕円の石の下に納められている。
石の彫刻の庭と作品を飾っている二棟の建物も見える。
待合場所忘れていぬか春の蝉
諳んじるご詠歌外国の遍路
今日は思ってもいなかった春の蝉の声を聞いて、連休の有終をかざれた。