老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

     早とちり

2019-05-27 17:07:39 | 俳句

 

     

万葉集はやり。

四国村の散策 をしているとこんな実を見つけた。  

いつ来てもいつも新しいものに巡り合う。 この実をに気づいたのは初めてだ。

 

       

 

実のお尻が、イソギンチャクのよう。口をぎざぎざさせてとんがらかしているみたいだ。はじめは、けんぼ梨かとも思った  。

 

     

 

枝にこんな歌が吊るされている。

「くく」は茎、「みら」はニラの意味。  茎の生い立つたニラ「茎韮」。

学問が無いから、この歌はあらためてこの場で勉強を、、、と!

さあこれからが、、、

この木は何の木! 

この歌を調べるうちに「茎韮」そのものを、万葉の言葉では「くくみら」と美しい表現をしている。この歌に歌われているのは、自分も良く知っている韮の花のこと。志度の家の庭の片隅の菜園にもひと塊り植えていた。

なぜ、まぎらわしく、珍しい実の生る木から、歌をぶら下げたのだろう。

木の下やその周辺を見回して「韮」の花らしいのは見当たらなかった。それで、私はてっきり、この木が「くくみら」と勘違いをやってしまったらしい。

まア、、いいさ。早とちりも。四国村の管理者もめったに歌など吊るさぬのに、、、次はこの実を調べなくては。。。。山家の庭にあるかな~?

      

     ☆    韮の花ひとかたまりや月の下  山口青邨  

     ☆    当麻路の野にまぎれなき韮の花    磯野充伯

 

       

 

四国村を出たところの乾いた土地に咲いていたのが、この繍線菊(しもつけ)

最初の発見地が下野(しもつけ)栃木県。 「下野」に「伎波都久」古い名をこじつけて、韮の写真は無いから、下野草でっと言うところだ。

 

      🎐     露地を奧へここにも廃屋繍線菊

      🎐     繍線菊たとへば真昼の花火ごと

 

       

  

 

   

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする