万葉集はやり。
四国村の散策 をしているとこんな実を見つけた。
いつ来てもいつも新しいものに巡り合う。 この実をに気づいたのは初めてだ。
実のお尻が、イソギンチャクのよう。口をぎざぎざさせてとんがらかしているみたいだ。はじめは、けんぼ梨かとも思った 。
枝にこんな歌が吊るされている。
「くく」は茎、「みら」はニラの意味。 茎の生い立つたニラ「茎韮」。
学問が無いから、この歌はあらためてこの場で勉強を、、、と!
さあこれからが、、、
この木は何の木!
この歌を調べるうちに「茎韮」そのものを、万葉の言葉では「くくみら」と美しい表現をしている。この歌に歌われているのは、自分も良く知っている韮の花のこと。志度の家の庭の片隅の菜園にもひと塊り植えていた。
なぜ、まぎらわしく、珍しい実の生る木から、歌をぶら下げたのだろう。
木の下やその周辺を見回して「韮」の花らしいのは見当たらなかった。それで、私はてっきり、この木が「くくみら」と勘違いをやってしまったらしい。
まア、、いいさ。早とちりも。四国村の管理者もめったに歌など吊るさぬのに、、、次はこの実を調べなくては。。。。山家の庭にあるかな~?
☆ 韮の花ひとかたまりや月の下 山口青邨
☆ 当麻路の野にまぎれなき韮の花 磯野充伯
四国村を出たところの乾いた土地に咲いていたのが、この繍線菊(しもつけ)
最初の発見地が下野(しもつけ)栃木県。 「下野」に「伎波都久」古い名をこじつけて、韮の写真は無いから、下野草でっと言うところだ。
🎐 露地を奧へここにも廃屋繍線菊
🎐 繍線菊たとへば真昼の花火ごと