🐢 白梅や好きな漢はみな死んで
こんな句を読んだ。好きな漢って誰だろう。
私にとって好きな人は、さているだろうか?と、、
この句を読みながらふと考えた。「漢」だ。「男」ではない。恋だの愛だのとは違う。尊敬できる人達、素晴らしい男性達のことだ。
そのような男性が周りから亡くなっている。白梅を見ているとあの人この人がまな裏に浮かんだのだろう。句意はそうだ。
この句は私の詠んだ句だった。
俳誌が届いて、今回も後ろからページを繰る。一句載っていた。
全没でなかった。まあ良しとしよう。
今回の最初の巻頭ページにはどんな句がと開くと、最後にこの句。そして私の名前。
エエエ、全く句に記憶は無い。詠んだの?私が!
そして、蒲団の中で、最初に感じた「好きな漢」は誰だろう、、、と思いを巡らせた。
そうだいる、いる、学びたい人たちが、教えを乞いたい人が何人かいた。鬼籍に入ってしまった方々が。しかし詠んだことはすっかり忘れている。私にとって誰か?なぞと考えること自体のオソマツな事。
たくさん詠んでたくさん捨てる。下手な鉄砲の一発だった句かも!