歩きに行く。
海辺の風は冷たいだろうとマフラーまで用意をして行く。
❇ 日々是好日色変えぬ津田の松
俳句の投句箱があったから一句。
吟行句だ。
松林の向こうにイルカが芸を披露をしている建物が見える。
☆ 松並木越しに冬の海光る
☆ 秋の雲流る湾やイルカショー
波うちぎわに自転車を止めている人。
絵になる。
❄ 来し方を想ふ海坂神無月
❄ 小春凪二つと同じ波の来ぬ
浜エンドウかな。
⁂ 草紅葉鳥の羽落ちてをりにけり
鳥の羽は落ちていたが草紅葉・??・
自転車の籠に仔猫を乗せた少女。
三か月前に松原の中で、捨てられていた猫を拾ったらしい。
もう少し毛がふさふさだと亡くなったハナちゃんとお顔がそっくり。
拾われて良かったね猫ちゃん。
大事にしてあげてねと少女に言って別れた。
⁂ 自転車の籠に猫乗せ野菊晴れ
松落葉が集めれれて高く積まれていた。
一つ穴が空いていた。
いたずら心を出し、横にもう一つ穴を空けた。
そして顔になるようにお口も空けた。
松落葉で婆の作品の オバQ ができた。
⊛ 松落葉掃き集めゐる日和かな
ここの松原へ来た目的は、新聞で見た新しいレストランへ軽食をとりに。
まるでミーハーだ。
デッキで食事をすることができる。
外へ注文をした料理を運んでくれる。
コロナの時代。
みんな外で食べている。
人気があるらしくひっきりなしに、客が出入りを。
沖行く船、カモメの乱舞、風のない暖かい冬の日。
⁂ 波うち寄せるデッキや鴨来る
ひとり吟行に自選。上達しない原因、ここにあり。