稲を刈った切り株から、青い芽が萌え。新しい茎が生じるのを「ひつじ」といい、一面にされの出た田が穭田である。頬て放っておくと痩せた穂が出たりする。(森澄雄さん解説)
我が街は半分が賑やかな町。横道にそれると田舎。田舎の金持ちが貴重な土地に米を作ったり野菜を作っている。
最近、この穭田を見かけて気になっていた。
とんと、俳句の投句欄でもこの季語を使った句にはお目にかからぬと。
歳時記を開いて見つけた句。
🌾 沼風や穭は伸びて穂をゆすり 石田波郷
🌾 穭田や雲の茜が水にあり 森澄雄
ちと、俳句のお勉強。
🌾 穭田へロバのパン屋の流す声
🌾 穭田の四方に工場時流る
🌾 穭田を飛行機雲の縦横に
🌾 穭田やウくライナへと続く空