老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

穭田

2022-11-26 22:57:35 | 日々是好日
   

稲を刈った切り株から、青い芽が萌え。新しい茎が生じるのを「ひつじ」といい、一面にされの出た田が穭田である。頬て放っておくと痩せた穂が出たりする。(森澄雄さん解説)

我が街は半分が賑やかな町。横道にそれると田舎。田舎の金持ちが貴重な土地に米を作ったり野菜を作っている。

最近、この穭田を見かけて気になっていた。
とんと、俳句の投句欄でもこの季語を使った句にはお目にかからぬと。

     

歳時記を開いて見つけた句。

    🌾    沼風や穭は伸びて穂をゆすり    石田波郷

    🌾    穭田や雲の茜が水にあり     森澄雄

ちと、俳句のお勉強。

    🌾    穭田へロバのパン屋の流す声

    🌾    穭田の四方に工場時流る

    🌾    穭田を飛行機雲の縦横に





                                               

    🌾     穭田やウくライナへと続く空


コメント (2)
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