とある家に咲いていた 皇帝ダリア。
大きな瓦の屋根の家。
旧家らしく二階の窓は漆喰壁に虫小窓。
と、皇帝ダリアの取り合わせが面白いと、撮った。
私は皇帝ダリアを好ましい花と思っていない。
別に意味は無いが、牡丹擬きの立派な花、そのうえ丈まで高く(5Mにも育つ)日本の空を我が物顔に咲き、見上げれば、なんだか睥睨されているようで、心が縮こまるのが素直な私の気持ち。
皇帝ダリアは、メキシコや中米を原産とするキク科の球根植物。
「デコラティブな花姿はダリアの王様にふさわしい気高さがあります。
このように感じる、人もいるらしい。
気高さね~😘
そんな雄大な雰囲気を持つ皇帝ダリアですが、
花言葉は「乙女の真心」「乙女の純潔」など女性の心や気持ちを表すものばかり。
私の心からは大いに遠ざかってゆく。今、以上に、、、。
しかし、季語としては、認められているらしい。
ちょっと調べたら、多くの俳人が詠んでいる。
🌸 皇帝ダリア畏るるもののなき高さ 片山由美子
🌸 おほぞらへ皇帝ダリアしんと立つ 櫂未知子
🌻 仰ぎ見る皇帝ダリアといふ高さ 今井春生
🌻 冬帝に皇帝ダリア奉る 服部早苗
🌻 モネの園皇帝ダリア睥睨す 芦川まり
🌻 見上げたる皇帝ダリアに見下ろされ 村上倫子
🌻 腰のばし皇帝ダリア仰ぎけり 阿部文子
今日も買い物帰りに歩いて拾った一句。
5000歩。40分。
🌼 皇帝ダリア部屋ぬち暗き虫小窓 葉