昨夜の雨でメープルの落葉も残り少なくなった感じ。
買い物を終え、荷物は車で私は歩く。
ぽかぽかと暖かい。
一句でも詠めればいいと思いつつ散歩。
散った落葉が風に吹かれて籬の横に溜まっている。
杖で払ったり、踏んだり、蹴ったりしてみる。
向こうから乳母車を押したお母さんが来る。
乳母車の句は、
@ 乳母車夏の怒濤によこむきに 橋本多佳子
とっさに浮かんだかの有名な多佳子の句。
怒涛と乳母車。
弱い乳母車と、強い怒涛。
正反対の対象を句に、何回読んでも私の読解力では、この心象句は理解しがたい。
普通の母親だと、子供を危険な場所には置きがたい。
たまたま見た作者がふと気ずいた景は
まあ、どこかのお母さん、あんな風に乳母車を危険な場所に置いて困った人だと批判をしていると単純な解釈をする。
動と静の比較なぞと こむつかしく は評をせぬ。難解と言っておく。
幸せそうな若いお母さん。
散歩をすれば、こんな景に出会う。
🍂 散り落葉蹴りて潰して手に取りて
🍂 紅葉散る前に後ろに乳母車